日々是メモ 「映画『未来のミライ』を見た」

6月4日金曜日の気付き

・植物 身の回りの雑草たちが、「いよいよ茂ってきたな〜」「日に日に成長してるわ〜」と感じるこの1週間、二十四節気では『小満』と言う時期であった。ちなみに、七十二候だと、6月3日は”麦秋至(むぎのときいたる)”だそう。近所ではドクダミが大茂りしております。

「小満」(しょうまん)
・二十四節気の一つ
・5月20日頃から6月4日ごろ
・陽気が良くなり、あらゆる生物が満ち満ちていく時期の頃
・万物が成長して天地に満ち始めて、草木が茂る時候


・読書 『急に不機嫌になる女無関心になる男』姫野友美著(青春出版社)を読み始めた。夫婦間の相性は、腸内細菌の相性だそうで、非常に興味が湧いている。

・育児 夜泣きが少々減った。更に保育園に通ってくれていると、本当に一緒にいる時間は愛おしくて可愛らしいと感じるようになった。あまりにも可愛い、可愛いばかり言っているからか、我が子も最近は「カワイ」を口マネしてくれている。(我が子はまだ喋れない)保育園さま様である。感謝。

・人間 寝転がりながらスマホを長時間動画を見ていると、確実に背中が痛くなるのだが、私だけだろうか。その度に、人間の体は寝転びながら何かを長時間持ち上げる仕様にはできないのだ、と心の中の私が諭す。携帯を持つ仕草で、将来の人間の背骨歪みそう。

・エンタメ 『未来のミライ』を今見た。
細田監督の映画なのでずっと気になってはいたものの、割とメッセージ性の強い映画が多いという印象があり、なかなか気軽に手を出せていなかった。
「そういえば、『未来のミライ』は、小さい男の子が主人公だから、今なら我が子と少し重なって色々な見方ができるかもしれない」と思って見てみることにした。

感想としては、例えられたら不快かもしれないが、「となりのトトロ的なほんわか気軽にみれる家族を思いやれる良い話!」という感想である。

良い意味で、『時をかける少女』や『バケモノの子』『オオカミ子供の雨と雪』のように、見た後に少し考えさせるような作品とは少し異なった気がする。「メッセージを考えなきゃ」と思わせるような(頭を使わせすぎない、というのだろうか)、気軽に「良い話!」と元気が出るような映画だった。小さい子供も見れるようにした映画なのだろうか。確かに、「自分が小さい子供の頃にこの映画見たら割と怖い部分多いな、トラウマになる可能性もなきにしもあらず」的なシーンもあるので、主人公の小さい子供の目線をすごく大切にしている、とも思った。

母親になって初めての育児で悪戦苦闘したり、時には思い通りに行ってくれない家族に苛立ちをおぼえながらも、なんとか子供のために少しでも良い親になろうと日々頑張る夫婦に関しては、共感が多すぎた。わかる、わかる、よく母の気持ちわかってくれている!と思ったし、共感しすぎて、怒りたいし泣きたいし笑いたいし、よくわからない気分で冒頭の数分は見ていた。実は1番の初っ端の部分が、最も涙を堪えたシーンだった。普段の自分自身の現実生活と重ねて泣きそうになったんだよね、なので今子育て頑張っている人々には、この映画を見たらどう感じるのか教えてもらいたいな、と思った。

ストーリのメインである「家族のつながり」とか、「家族であることの奇跡的な部分」を描写した部分は、”家族”と言われてイメージする「今一緒に暮らしている家族」だけではなく、”曽祖母とか祖父の代々の家”とかの大きな意味での”家族”・”縁”のことを思い出させてくれるので、今の社会や生活では、本当に忘れがちなこと、大切なことを思い出せてくれるなぁと思った。
結婚や出産を重いイメージで受け取らせずに、シンプルに「今の自分が存在することがいかに奇跡の重なりなのか」「稀有な存在なのか」と、自分の存在を少し大切なものなんだよ、と思い出させてくれるのが、この映画の一番良い部分だと思う。

”トトロを見た時と似たような感じ”を抱く、と例えたのだが、宮崎駿監督が「人間嫌いそう」と感じさせる(人間以外のものへの愛をとても感じるし、人間が嫌いというよりは人間が好きじゃなさそう、人間の嫌な部分をしっかり知っていて、人間ってほんとしょうがない生き物だよな、という考え方を感じる。)のとは反対で、細田監督は作品を通して「人間に興味がある」感じ。この点が、”トトロのように気軽にみれるほっこり良い話”という共通点はあるものの、大きな違いかもしれない。

にしても、私はどうも「低い音の鐘が鳴る音」(伝わるだろうか)がとても恐怖を感じる。学校の怪談2で出てくる時計の音とか、インセプションで時間が迫ってくる時の低音とか。ものすごく怖いのだけども、あれ音楽的になんていうんだろうか。(雑談)



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・今日のおめでとう 季節の移り変わりに気づいて、言語化できたことにおめでとう!

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