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作品舞台や作品形象の事実検証は単に「合っているかどうか」を調査しても意味はない。=作品にとっての事実と真実ということ=

久々にあの暑苦しい顔が登場したw。
田嶋陽子氏ももう80過ぎかあ~カネの力で水を得た魚じゃのおww学者のテレビ出演料、安くて50-60万。タレントとなってたら70-200万。たけしの番組で稼ぎまくったから今は悠々自適なはずである。
元気そうでなにより。
ともかくクチをきわめて男性中心社会を批判する一生懸命さは、言葉の汚さはおいておいて貴重な論客であった。ずいぶん冷やかされ冷笑の的にもされ、胡散臭いと思う人があったのは事実。露悪に徹するぐらい一生懸命な人でもあったから。

元法政大学教授・女性問題研究家・タレント・田嶋陽子氏

文芸は舞台装置の中で生き抜こうとする人間を通して事実が消え、人間の真実に迫るから感動する

しかし、はだしのゲンが事実に沿っているかどうかを小説やマンガなどの芸術に問うことはナンセンス。複雑で醜い世界を鮮やかにスパッと切り取ってその切り口を誇るのが芸術。それらをあっちからこっちから自由に鑑賞してその切り口の見事さを語るのが鑑賞者。鑑賞者の鑑賞によって作品は完結する。その段になって作者がそんな意図ではないとしゃしゃり出てくるような作品は、鑑賞者に命令しているわけで芸術以前である。

ましてや、竹田某のように、組織体が推薦するとかしないとかで作品が良いワルイと評価の軸で語られることは、それらが記事化されて拡散されることは、実にナンセンスだと言わざるを得ない。
日教組という自称労働組合と日本共産党という政治政党が推薦しようがしまいが、作品の内容や作品形象の認識に何の影響もない。それが影響するかのように感じたり実際影響するような鑑賞の仕方そのものが、実は素材主義であったり、イデオロギー主義的な理解であったり、という問題を思わざるを得ない。「よらば大樹のかげ」とばかりお墨付きで読むほどバカげた鑑賞はないのである。自分の鑑賞そのものを確かめながら追跡し読み進めることが鑑賞であって、全人格的反応が読み=理解として表れるのが鑑賞である。
誰かの「教え」「解説」「絵解き」を覚えることはただの暗記であって、芸術鑑賞まで暗記の対象になっているのはテスト体制の学校教育の闇がそうさせているわけで悪弊いがいのなにものでもない。
鑑賞は自由である。どんな理解であろうとも、である。だが、芸術の認識として同時代人たちにどういう影響や反響を抱かせる可能性をはらんでいたのか、そしてそれらの可能性の中で、作品の価値が本当に文学史や芸術史にとってどうなのか、とりもなおさず人間として面白味のある人間の探求や人間精神の自由の獲得・確保に向かってどのような貢献を果たしたのか、人権の進歩にどういう位置づけになるのか、という民衆・人民の幸せのための観点という事は「歴史的必然」としてこれはしっかりとみる必要がある。しかしそれは評価についてであって、作品鑑賞そのものは誰がどのような態度で楽しもうがけなそうが自由である。

田嶋さんのいた法政大学は思想の総合大学だ


田嶋陽子が法政大学でフェミニズムを教える機会はほとんどなかった。だが英語の授業をとおして様々な脱線や話題提供を通して男子学生たちを戦慄させていたことは確かである。
日本文学科ともなれば長谷川啓らが小説のレイプシーンを授業でしょっちゅう取り上げていた。法政の学生が人に優しくなるには理由がある。様々な価値観に立脚した筋金入りの学者や活動家が自分にとっての真実を語る。隣り合わされた教室で真反対の意見が語られていることもある。思想の総合大学である自由さ。これは日本の中でも稀有な存在である。大概の学校は政策べったりだったり、創業者の思想ですり寄った結社が多いので、同質同様な人間の考え方を洗脳する「ミッションスクール型」の私学が圧倒的だ。だから基本選民思想が先に立つか啓蒙主義のうさん臭さが表に出てくる。
だが法政大学に来たら自分が磨かれていかないと鵜呑みにしてはいられない。教員のいう事を全部鵜呑みにしたらそれこそ精神分裂を起こさねばならないか、何の感慨も起こさない傍観者の教養主義に陥るか、クリティカルに学習できていなかったら自分が保たれない現場でもある。学生は、国大や立教や早稲田に落ちてきた学生たちだから、失敗や敗北を最低1回は経験している。傷を負って入った学生たちだ。入りたくて入ったのではない学生もいる。だから学校を大好きになってもらおうと学生も教職員も不器用ながらも目いっぱい頑張る。
かくしてバイタリティあふれて人にやさしい学生たちが受け継がれていく。
これはハッタリ抜きに展開されている光景だ。やっと入った、さあここでは何をしてくれるのか?と受け身のまま入学式に着た瞬間から「何を言われているのかわからない」というカルチャーショックから始まるだろう。だが、そこから本当の意味で、そんじょそこらの学生が経験できないような学習体験が始まるのかもしれないのだ。

虚構を必然化させるから小説・マンガであるのに?

事実に沿っているかどうかを小説やマンガなどの芸術に問うことはナンセンス。複雑で醜い世界を鮮やかにスパッと切り取ってその切り口を誇るのが芸術だと太宰治などは言っていた。つまり、作品世界で切り取りつかみ取った文学的真実があるのだということになる。事実ではなく事実の認識のありようを、虚構でつくられた舞台の上で実際に動かしてみる。それが虚構だ。
それらをあっちからこっちから自由に鑑賞してその切り口の見事さを語るのが鑑賞者。鑑賞者の鑑賞によって作品は完結する。

その段になって作者がしゃしゃり出てくるような作品は、鑑賞者に命令しているわけで芸術以前なわけです。

素材・イデオロギーで作品を評価する時代は1980年代まで

70年代に、「この小説はくだらない。反戦平和の文字が一度も出てこなかった」と断じたバカな学者たあった。まだいるんだなと思った。この記事に出てくる竹田氏のような論客の鑑賞と思考の形式、やはりまずいなと思う。
 組織体が推薦するとかしないとかで作品が良いワルイと評価の軸に乗せられるということは、ナンセンスだ。
繰り返しになるが、イデオロギー主義で右だの左だの腑分けをして解説終わりという時代は80年代にとっくに終わっている。化石時代の人間をオピニオンとして起用する時点で、番組として終わっているのである。 


元記事はこちら「NewsEveriday」
【テレビ】『はだしのゲン』めぐって大激論 竹田恒泰氏「はだしのゲンは事実じゃない。日本共産党系と日教組の雑誌に掲載された」

20235/05
国内
2023年5月5日 2023年5月5日


https://newseveryday.jp/2023/05/05/%e3%80%90%e3%83%86%e3%83%ac%e3%83%93%e3%80%91%e3%80%8e%e3%81%af%e3%81%a0%e3%81%97%e3%81%ae%e3%82%b2%e3%83%b3%e3%80%8f%e3%82%81%e3%81%90%e3%81%a3%e3%81%a6%e5%a4%a7%e6%bf%80%e8%ab%96%e3%80%80%e7%ab%b9/

本文がURLから消えてしまう前に下記へ引用しておく。

1: ネギうどん ★ 2023/05/05(金) 10:45:48.53 ID:hDKDSIhI9

 女性学研究家でタレントの田島陽子氏(82)が30日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演。竹田恒泰氏と壮絶な舌戦を繰り広げた。

同番組で「はだしのゲン」が平和教材から削除されることについて「賛成」と主張した竹田氏は「自虐史観で書かれている。国を愛する態度を養う教育をするのに教育基本法の根本理論に反している。本作では日本軍がものすごい残虐な行為をすると書かれているが、史実では検証されていない。ありもしない暴力行為を書かれており、ゲンが国歌斉唱を拒む場面がある。それを読んで勘違いした生徒や教員が国歌斉唱を拒み、教員が自殺している。時代に合わない」と主張。

すると「反対」と主張する田島氏は「自虐史観って何よ。事実は事実じゃない。当時の新聞を読んだり、他人の言ってること、書いてるものを見れば、そんなこと口が腐っても言えないよ」と反論。さらに「主義主張によってみんな人は『あった、無かった』ってウソばっかりこいてんじゃん。政治やってる日本の男は男らしくないよね。過去のあらゆることを平気で否定したり。ウソで塗りつぶしたり。私は生まれてすぐ満州に連れて行かれたから、大人の言う事をずっと聞いて育ってきた。仕返しされるんじゃないかと思って韓国に行けなかった。学校の先生達だって自分たちが体験した事を話してくれた」と主張した。

これに対し、竹田氏は「(はだしのゲンは)事実じゃないんですよ。同作は最初一般紙で連載された後、日本共産党系の雑誌に掲載され、そのあと日教組(日本教職員組合)の雑誌に掲載された」と解説。そして「教育にイデオロギーを持ち込んじゃいけない。イデオロギーのないものを使えばいいじゃない。火垂るの墓だっていい」と提案した。

https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/261817


引用元: ・【テレビ】『はだしのゲン』めぐって大激論 竹田恒泰氏「はだしのゲンは事実じゃない。日本共産党系と日教組の雑誌に掲載された」 [ネギうどん★]


2: 名無しさん@恐縮です 2023/05/05(金) 10:48:04.17 ID:chBCrtEY0

漫画なんだから「事実ではない」のは当然
論点にすること自体ナンセンス


事実ではないから世の中から抹殺すべきなんて漫画に対して言い始めたら全ての漫画が消滅する


20: 名無しさん@恐縮です 2023/05/05(金) 10:56:39.63 ID:E6BcCHCV0

>>2
教科書からノンフィクション面した低俗作品を取り下げるってだけだろ

26: 名無しさん@恐縮です 2023/05/05(金) 10:57:41.19 ID:ezT0FDqN0

>>2
半分正論。
ただ広島県だと授業の正式な副教材にしてるからね。
副教材は教科書みたいに検定する必要ないから自治体や学校の自由。
関西だと同和教育とか在日の人権についてあった。
はだしのゲンは漫画で唯一全国の図書館に日教組が配備運動してるのが怖い。
同じ歴史漫画なら横山光輝の山岡荘八原作の徳川家康や三国志の方がためになる。

153: 名無しさん@恐縮です 2023/05/05(金) 11:23:46.19 ID:jXX64OnX0

>>26
近代史知るのもとても重要 創作である部分が問題なら確認された史実を併記したり注釈つければいい 戦争だから知られていない悲惨な出来事はたくさんあっただろう 補完する意味でも創作が悪いというのはおかしな話だと思う

97: 名無しさん@恐縮です 2023/05/05(金) 11:13:49.53 ID:6oXPPiMP0

>>2
言論封殺したいだけだよな。皇族の恥晒し。

128: 名無しさん@恐縮です 2023/05/05(金) 11:19:34.59 ID:E4oFh1P00

>>2
> 漫画なんだから「事実ではない」のは当然


実話ベースの漫画が事実じゃなかったら問題だろ
他の漫画と一緒くたにして馬鹿かおまえ


168: 名無しさん@恐縮です 2023/05/05(金) 11:27:31.19 ID:zDBdLnpJ0

>>2
教材な使うのが間違いって言ってんのよ
論点のすり替えしたいの?馬鹿なの?

3: 名無しさん@恐縮です 2023/05/05(金) 10:48:36.77 ID:JMQrDnRb0

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