#01 英語が苦手だったわたしが30代から改めて勉強しはじめたわけ
現在休業中の外国人向け料理教室ですが、開業に至るまでのストーリーについても紹介していきたいと思います。今回は開業よりうんと前のお話。仕事で必須の英語を勉強したきっかけについて。
初対面の人に外国人向け料理教室をしていると言うと
もともと英語が話せたの?
もともと英語を使う仕事をしていたの?
と聞かれることがめっちゃ多いんですが、答えはどちらもNo。
わたしの社会人になってからの英語学習歴は3年程度。
といってもそのうち去年1年は料理教室で英語で接客する以外にほとんど自主的に勉強できなかったので、実質きちんと勉強したのは2年ほどです。
これが一般的に長いのか短いのかは分かりませんが、長年英語を使って仕事をしている人と比べると短いのかもしれません。
しかも、もともと学生時代に英語が得意だったわけでもなく、むしろ英語は苦手科目でした。
わたしにとって学校で勉強する英語といえば暗記ばかり、というイメージで、英語圏の音楽や映画などにも興味がなく全くおもしろいと思えませんでした。
大学受験の時まではどうしても必要なので頑張りましたが、入学してからは単位を落とさないよう最低限の勉強をする程度。
でも海外旅行は好きで、大学時代は4回生(関西の大学では○年生のことを○回生といいます)になってすぐ単位を取り終えたあとは、バイト三昧でお金を貯めては2〜3ヶ月ごとに海外へ行ってました。
学校で勉強する英語は嫌いだったけど、旅行で現地の人とカタコトで話すのは楽しくて、もっと話してみたいと毎回帰国後は勉強しようと試みるも、もともと英語学習が嫌いなので続かない。
外国人料理教室を始める前は、日本のいくつかの企業で会社員をしたあと、今も料理教室と並行してやっているフードコーディネーターの仕事をしていました。
どの仕事でも得意先は日本企業で、英語に触れる機会はゼロ。仕事で使わないのでスキルアップのために英語を勉強しようかと思ってもどうもモチベーションが保てないんですよね。
そんな感じで英語を使わなくても生活に全く支障がなかったわたしが英語学習を本格的にはじめたのは30歳を過ぎてからです。
大きなきっかけは、夫のイギリスとデンマークへの赴任。
幸か不幸か、わたしたちが引っ越す予定だった場所は日本人が少ない地域、というのは事前にわかっていました。
よく駐在帯同すれば現地語が話せるようになるのでは、と誤解されるのですが、日本人が多く住んでいる場所だとすでに日本人のコミュニティがあるので、駐在帯同しても外国語を話せずに暮らしている人はいくらでもいます。
むしろ全く外国語が話せないまま任期を終えて帰国する人も少なくありません。
でも、わたしたちの場合、日本語でネット検索しても全然情報がヒットしないんです。やっと見つけたと思ったら、もうすでに日本に帰国している人だったり。
そんな土地に外国人として暮らすということはつまり、
外国語を話せないまま数少ない日本人に頼って生活するか、
外国語を勉強して外国人の友人知人を作るか、
のどちらかしかないということ。
それなら語学を勉強して少しでも友人や知人を作り海外生活を楽しめる方がいいかな〜
と思うのは簡単。
でも、学生時代から話せるようになりたいと思いつつ続かなかった英語学習。はたして、勉強を続けられるのでしょうか?
語学だけでなく別の悩みもありました。
パートナーについて海外に引っ越す駐在帯同は羨ましがられることもありますが、実際とても孤独です。
夫は引っ越し先の新たな土地でも仕事があり会社の同僚がいます。もちろん海外の慣れない職場で働く苦労はたくさんあると思いますが、自分でいちから切り開かなくても最初から働く場所は用意されている。
それに比べて、駐在帯同というのは、仕事や人間関係を全て日本に置いて丸腰で海外に引っ越すようなもの。
わたしも海外引っ越しに伴い仕事はフリーランスだったので休業しましたが、徐々にフリーで仕事が増えてきていた状態だったので休業は痛い…
日本でのキャリアは海外では全く役に立たないでしょう。現地で何ができるんだろう…
と悶々としながら海外で何ができるのかいろいろ探してみたところ、みつけた外国人も受け入れているデンマークのデザイン学校。
どうやら基本はデンマーク語のようですが、外国人学生がいる場合英語に通訳もしてくれるそう。さすが、非ネイティブの英語力世界5位以内に常にランクインするデンマーク。
語学のレベルはデンマーク語か英語中級以上求む、と募集要項にありました。
この学校を見つけた時点での英語レベルはやっとテキスト1ページ目を開いたくらいの段階でほぼ初級。学校が始まるのは5ヶ月後。
無謀な気がする…とも思ったものの、以前デザイン関係の仕事をしていたので、ある程度知識があることなら英語で理解しやすいかも。
それに学校で友達ができるかもしれないし、現地の文化に触れるいいきっかけにもなるかも、と。
なにより、英語を話す目標を作れば勉強せざるを得なくなるのでは!?
いやしかし、この時点でこんなに安易に決められたのは、30代からの英語学習でこんなに苦労すると思っていなかったからですね。
ここからが英語との本格的な戦いになります。
〜つづく〜
続きはこちら。
ところで、去年1年英語をほとんど勉強していなかったので今年はちゃんと勉強しようと思い、この記事で宣言したとおり最近勉強はじめました!語学学習の道のりに終わりはありません。
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