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競馬

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#POG2022_2023

【競馬】ウンブライルとかいう不思議な天才少女

POG指名馬のウンブライルがもみじSを勝ってくれた。相手にも恵まれ、単勝1.3倍の圧倒的人気を背負う「勝ち確」レースではあったが、競馬は何が起こるかわからない。無事に結果が出てよかった。いやー、こうやって拾えるところをしっかり拾ってくれるのありがたいっす。志高く強力メンバーの重賞にガンガンぶつけるのもロマンあるけどさ。 それにしても不思議な子である。デビュー戦から1400mを続けて使われたように、陣営は上のステルヴィオやステルナティーアと比べても距離適性をやや短めのところに

【競馬】二匹目のドジョウと上毛かるた/先週の2歳戦

ジョッキーも厩舎も、父も馬主も。そして小倉芝1800mデビューも。2022年日本ダービー馬ドウデュースの「弟分」ドウフォルスが初陣を迎えたが、4角手前でズルズルと失速。全くいいところなく9着に終わった。 ここまで大きく負けるとは思っていなかったが、追い切りの動きは平凡で陣営のジャッジも「新馬としては水準以上」とゴニョゴニョしたニュアンスだった時点でお察しである。さすがにそうあっさりと「二匹目のドジョウ」は見つからないということだろう。 先週は他にもアヘッドやレッドマグヌスな

【競馬】 8月27-28日のPOG関連振り返り

コンエネルジアやる気なさすぎ問題。 課題のスタートこそ五分に出たものの、全く追走する気がなく早々に鞍上がムチを入れる始末。直線に向いてからも手応えが悪く、大敗も覚悟したところでようやく目を覚ましたかのように末脚を伸ばしてきたが、先に抜け出していた勝ち馬を追い詰めるには及ばず完敗の2着に終わった。うーむ、気性に課題を抱える馬が多いFrankel産駒だが、「こっち側」に触れるとは。それにしても土曜の朝イチから追いっぱなしの池添謙一は災難。数々の問題児を抱えてきた彼にとっても、い

【競馬】 8月20-21日のPOG関連振り返り

この週末はちょいと北海道まで行ってきました。ビッグレッドファームで暮らすゴールドシップに会いつつ、あわよくば札幌記念観戦もセットでワンチャンないかと考えていたのですが、残念ながら指定席争奪戦は完敗。競馬場は土曜に、そして日曜に日高地方へ足を伸ばすという行程となりました。 旅は色々と反省の連続で。そもそも競馬場で一日どっぷり過ごすなら他にどこか行った方がよかったんじゃないのとか、日高でも工夫次第でもっと楽しめたんじゃないのとか、己の「旅センス」のなさを改めて痛感した次第。普段

【競馬】8月13-14日のPOG関連振り返り

あまり気分がノラないのでサクサクいくぞ。 先週はまずダノンザタイガー。6月の東京を取りこぼしての2戦目だったが、さすがにここは必然の勝利。初戦に比べたら前進気勢も出てきていたのは好材料だろう。国枝栄調教師も振り返っていた通り、川田将雅に強く促されながらのスパートだったのが気がかり。もうちょいスッと反応できるようになればもっとパフォーマンスは上がるだろう。 数多の栄光を勝ち得てきた名伯楽にとって残すは日本ダービーくらい。ダノックス×川田将雅のタッグとしても取りたいタイトルであ

【競馬】8月6-7日のPOG関連振り返り

ビジネスで大成功を収め、この世にある欲しいものは殆ど手に入れたんじゃないかと思う大富豪ですら夢中になって愛馬の勝利を喜ぶ..藤田晋オーナーの姿が競馬の魅力を改めて示してくれているように思う。 フェイト圧勝。 「第二世代」の勝ち上がりがまだない中で迎えた「真打ち」のデビュー戦。調教の動きは水準級ながらも陣営は自信をのぞかせ、相手もやや手薄な顔合わせということもあって単勝は1.5倍の圧倒的支持を集めた。それでも走ってみないとどうなるかわからないのが競馬界の常。いきなりズッコケ

【競馬】7月30-31日のPOG関連振り返り

新潟開催が始まり、「待ってました!」とばかりに東西の期待馬が続々デビュー。長い直線でめいっぱい末脚を伸ばすスタイルを確立させることが、来季のクラシックにもつながってくる。 のちの三冠馬オルフェーヴルやアーモンドアイもこの新潟でうんぬん..という記事はよそに任せておくとして、派手な勝ち方をしながらその後が期待ハズレに終わってしまうケースもあることは忘れてはならない。昨年もこの地でソネットフレーズやフォラブリューテ、ステルナティーアあたりが抜群のパフォーマンスを発揮しながらも、ク

【競馬】7月23-24日のPOG関連振り返り

いくらなんでも適当すぎませんか、国枝栄厩舎の新馬戦.. 今世代で勝ち上がったのはシャンドゥレールのみ。他はだいたい人気を裏切る結果ばかりで、負けっぷりもなかなか豪快。名門厩舎ゆえ能力を過大評価されているフシもあるだろうが、仕上がりも全然なんじゃないだろうか。 先週も、注目を集めていたインゼルのキタサンブラック産駒シュバルツガイストが武豊を背にデビューするも7着と大敗。4角までは好位を追走していたが、いざ追われてから全く反応せずに終わった。また福島でもパルピターレがシンガリ

【競馬】7月16-17日のPOG関連振り返り

評判になっていた馬が何頭かデビューしましたけれど、それぞれ受難の結果となりました。 まずは土曜福島のヤングローゼス。追い切りの内容からも終いにいい脚を使えそうで、陣営のコメントからも自信が現れていたんですけれども..番手追走から早々に手応えが怪しくなり失速。いくら力の要る開催後半福島の馬場とはいえ、ちょっと案外な結果に。そもそも馬場適性が心配なら新潟まで待てばよかったのに.. 勝ったのはフェアエールング。さすが渋った福島1800mのゴールドシップ産駒である。先頭に立ってから

【競馬】7月9-10日のPOG関連振り返り

未来の見えづらい短距離戦よりは、どうしてもクラシックにつながる中距離戦の話が中心になるのは許してほしい。2歳戦の数が増えてくるとなおさら全てを追っていくのは難しくなる。 さあ先週はまず我がPOG指名馬、しかもドライチのラヴェルが新馬勝ちを飾ってくれましたイエーイ。1週前にCWで猛時計をマークし、ある程度の能力は確認でき安堵していたのだが、初戦から力を発揮しきれるかどうかは別問題。ましてゲート試験に手間取ったことを思うと、不完全燃焼も頭には入れておいたのだが..完勝。 懸念通

【競馬】7月3-4日のPOG関連振り返り

JRAさんがYouTubeで前週の新馬戦ダイジェストをアップしてくれるようになってだいぶ助かってる。 それなりにわかった風を味わえるし、そのうち全レースのダイジェストも作ってくれませんかね。KBS京都のアレみたいな。 さて、開催が小倉・福島に移った先週は「話題の大物!」みたいな馬は出てこず、やや穏やかな雰囲気の進行に。強いて言うなら函館の1800m戦でデビューしたサトノダイヤモンド産駒のルクスグローリア。当地のコース追いでもなかなか迫力のある動きを見せてはいたのだが、宮田

【競馬】6月25-26日のPOG関連振り返り

いくら祖母がシーイズトウショウといえど、兄姉に活躍馬がいないカルロヴェローチェをPOGで指名するのは簡単なことではない。特に5月のドラフトでその才能を見出すのはほぼ不可能。 ただ、この馬はひそかにリスト作成時にチェックしてたんですよね..ぐりちゃの2歳馬カタログを見てたとき、ふとこのシルバーステート産駒が気になってnetkeibaのお気に入り馬に登録するところまではたどり着いた。 しかしそこからたった10頭の指名馬枠に到達するには至らず。すると6月初旬に報知のヤマタケさんブロ

【競馬】6月18-19日のPOG関連振り返り

先週は何と言ってもファントムシーフに尽きますね。ウワサ通りの強さで新馬勝ち。前半かなりのスローペースだった分タイムは平凡ですが、好位から33.9秒の上がりでまとめておりCWでの動きっぷりはダテじゃなかったなと。 超近親配合ながらこの時期にデビューできている通り体質面も問題がなく、気性も素直となればただの怪物である可能性も。手綱を取った和田竜二いわく「距離は延びていい」とのことで、あとは現時点での完成度がどんなものか。つまり伸びしろがどれだけ残されているかというところですね。

【競馬】6月11-12日のPOG関連振り返り

どうも、シーズン開幕2週目にしてプレビュー記事をすっぽかしてしまったハシスポです。別に忙しかったとかじゃないんですけど、完全に忘れてましたw せめて振り返り記事は続けたいですね。 函館開催も始まって新馬戦は全部で6クラ。えー、とりあえず我が指名馬マラキナイアが快勝した土曜中京から始めていいっすか。直前追いで古馬を馬なりであっさり突き離した動きも買われ単勝1.7倍の圧倒的人気に。レース序盤こそ少し促されながらの追走でしたが、無難に好位を追走。4角手前から後ろのセレスティアリテ