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【競馬】7月30-31日のPOG関連振り返り

新潟開催が始まり、「待ってました!」とばかりに東西の期待馬が続々デビュー。長い直線でめいっぱい末脚を伸ばすスタイルを確立させることが、来季のクラシックにもつながってくる。
のちの三冠馬オルフェーヴルやアーモンドアイもこの新潟でうんぬん..という記事はよそに任せておくとして、派手な勝ち方をしながらその後が期待ハズレに終わってしまうケースもあることは忘れてはならない。昨年もこの地でソネットフレーズやフォラブリューテ、ステルナティーアあたりが抜群のパフォーマンスを発揮しながらも、クラシック戦線では不完全燃焼に終わってしまった。

以上を踏まえても、やっぱりリバティアイランドが残したインパクトは強烈そのものだった。
いくらスローペースとはいえ、いくら開幕週の馬場とはいえ上がり3F31.4秒は異常。次位が4着のイコノスタシスで32.1秒とその差は0.7秒差と、メンバー内でも抜けた末脚を使っていることがわかる(まあ、これくらいの差なら見かけるけれど)。レース前に陣営が「初戦からはどうか」みたいなコメントをしていて、ちょっと懐疑的に見ていたのが恥ずかしいレベルの強さ。
こうなったらもはや重箱の隅をツンツンする程度の話しかできないんだけど、あとはペースが上がったときに同じような脚を使えるかどうか。同じ中内田充正厩舎のリアアメリアが、レシステンシアの作るハイペースを前に成す術なく沈んだ阪神ジュベナイルFみたいなことにならないか、だけが課題かと。まだ「怪物登場!」とまでは言うまいw

おかげで日曜のダノントルネードVSシャザーンの叩き合いが何とも空虚に見えてしまった。先行して上がり32.5秒も十分すごい数字なのに「ふーん、32秒台か」みたいな気になってしまうのは暑さでアタマがやられているせいだろうかw
実際、上位6頭はほぼ上がりタイムが同じで、位置取りの差がそのまま結果に直結。ダノントルネードが今後のローテを楽にしたということ以外はあまり特筆に値することはなかったように思う。

未勝利戦では小倉でラヴェルの3着だったシルヴァーデュークが順当に勝ち上がり。相変わらず調教はバリバリ動いており、この暑さでも元気いっぱいである。昇級後の動向にも注目したい。
マラキナイアの2着だったレゾルシオンは圧倒的人気を背負うも4着。控える競馬を試みたが、序盤から少し力み気味だったこともあってか伸びず。主導権を握った方がよいタイプなのかもしれない。

札幌ではマキシマムドパリの仔ライツオブキングスがデビュー。スローペースの逃げを打ってそのまま押し切るかと思ったが、外からウェイビーが差し切り。これも西村真幸厩舎。2歳戦ではもはや常に注意が必要ですね。なかなかよい脚だった。
ライツオブキングスはちょっと物足りない..道中はラクだったがしまいは完全に遅れてしまった。元々どんなもんかと思っていたが、今後も即勝ち上がりとは言いづらい。

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