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【競馬】7月16-17日のPOG関連振り返り

評判になっていた馬が何頭かデビューしましたけれど、それぞれ受難の結果となりました。

まずは土曜福島のヤングローゼス。追い切りの内容からも終いにいい脚を使えそうで、陣営のコメントからも自信が現れていたんですけれども..番手追走から早々に手応えが怪しくなり失速。いくら力の要る開催後半福島の馬場とはいえ、ちょっと案外な結果に。そもそも馬場適性が心配なら新潟まで待てばよかったのに..
勝ったのはフェアエールング。さすが渋った福島1800mのゴールドシップ産駒である。先頭に立ってからソラを使うなど幼さは随所に見せつつも非凡な能力を見せてくれた。まともに走れるようになれば上を目指せそう。

日曜小倉のネアセリーニは早い段階から坂路で好時計をマークし評判になっていたのだが、デビューが近づくにつれ「単走追いだと気を抜く」とか「DDSPの兆候が」などやや雲行きが怪しく..実際にレースでも行き脚がつかず後方からの競馬となり、どうにか最後は末脚を伸ばしての2着。もちろん次以降の変わり身が見込める内容ではあったが、5月頃のインパクトはやや薄れてしまったかなという印象。良くなるにしても少し時間がかかりそうな。
ここを勝ったエレガントルビーはターファイトクラブの所有馬。ファントムシーフに続く新馬勝ちでにわかに活気づいていることだろう。モズベッロの妹ということで血統的にも走る裏付けはあり、幸さんのお手馬としても今後の成長に期待したい。

雨に見舞われた日曜函館でデビューしたのはタッチングスピーチの仔キングズレイン。重厚な血統ながら追い切りでは素軽い動きを見せ、意外な一面を覗かせてはいたのだが、どうやらこの馬場が合わなかった模様。それなりに脚を伸ばしはしたものの3着までが限界だった。
藤田晋オーナーのヒラリが先手を奪って逃げ切るかと思われたが、内をすくって伸びてきたのがキミノナハマリア。伏兵のハービンジャー産駒だが内容はインパクト十分で、札幌2歳Sに出てくるようなら評判馬相手にも注意を払っておきたい。

あとは日曜福島のノットファウンド。国枝栄厩舎の良血とあってそれなりの注目を集めていたのだがまさかのブービー大敗。この厩舎で三浦皇成が騎乗する新馬ってロクなイメージがないけど合ってますかね..使って変わる余地はあるだろうか。
同じ鞍上が手綱を取った同日のペースセッティングは出遅れが痛恨。追い切りは派手に動いており、まともなら楽勝くらいの想像をしていただけにこのロスは大きかった。

最後に函館2歳Sは例年の傾向どおり「逃げない競馬」をしてきた馬が上位に。ブトンドールは渋った馬場の経験もあって、タフな条件でもしっかりと末脚を使えた。クリダームは押し出されるような逃げだったが、控える選択肢も残しながらのポジション争いだっただけに無理なく最後まで脚を残せた。逆にスプレモフレイバーは2番手追走も早々に脚を失くし後退。タメる競馬で結果を残していかないと、重賞戦線で生き残っていくのは簡単なことではない。


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