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【競馬】二匹目のドジョウと上毛かるた/先週の2歳戦

ジョッキーも厩舎も、父も馬主も。そして小倉芝1800mデビューも。2022年日本ダービー馬ドウデュースの「弟分」ドウフォルスが初陣を迎えたが、4角手前でズルズルと失速。全くいいところなく9着に終わった。
ここまで大きく負けるとは思っていなかったが、追い切りの動きは平凡で陣営のジャッジも「新馬としては水準以上」とゴニョゴニョしたニュアンスだった時点でお察しである。さすがにそうあっさりと「二匹目のドジョウ」は見つからないということだろう。

先週は他にもアヘッドやレッドマグヌスなどドラフト検討段階で話題になっていた馬が大敗。アヘッドなんかは安定のルシュクル一族にFrankelという血統で、赤本で軒並み高評価だったのだがわからんもんだ。このスピードタイプが坂路でぐう凡タイムを連発してて「あっ..」と思ったが。

それらと対照的に爽快なデビューを飾ったのがテンカノギジン。すっかりおなじみの「上毛かるた軍」からまた一頭、優秀な若駒が現れた。後方インから差し切る、奥深さを感じさせる内容での勝利だった。
それにしても、少数精鋭ながら勝ち上がり率は相当なものがあるんじゃないかこの一味。重賞で活躍している馬ではアサマノイタズラやココロノトウダイがいるし、桜花賞馬アユサンの仔エンギダルマもこれからの活躍が期待される。この馬もセレクトセールで1億越え(税込)のエピファネイア産駒。馬主さんの期待が大きいことは言うまでもない。

小倉2歳Sについては先日もう書いたので、最後の最後に札幌2歳Sについて簡単に。ドゥーラ強かったですね、ドゥラエレーデを一蹴した力は本物だった。まだ荒削りな面が残るが、それも伸びしろということで。あとは桜花賞やオークスの広いコースとの噛み合わせ次第。
ダイヤモンドハンズが残念ながら骨折で戦線を離れることに。全治6ヶ月以上との診断で、まともに考えればPOG期間内の出走は絶望的。大きなフットワークで広いコースに替わればもっとパフォーマンスを上げられそうだっただけに残念すぎる。

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