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【競馬】7月9-10日のPOG関連振り返り

未来の見えづらい短距離戦よりは、どうしてもクラシックにつながる中距離戦の話が中心になるのは許してほしい。2歳戦の数が増えてくるとなおさら全てを追っていくのは難しくなる。

さあ先週はまず我がPOG指名馬、しかもドライチのラヴェルが新馬勝ちを飾ってくれましたイエーイ。1週前にCWで猛時計をマークし、ある程度の能力は確認でき安堵していたのだが、初戦から力を発揮しきれるかどうかは別問題。ましてゲート試験に手間取ったことを思うと、不完全燃焼も頭には入れておいたのだが..完勝。
懸念通りスタートは遅く後方からの競馬になったが、4角手前から追い上げ大外から追撃を開始すると、追われてからの反応と伸び脚がいずれも秀逸。あっという間に先行勢を飲み込むと、迫ってきた2着のサンライズサラーも問題なく退けた。鞍上の岩田望来いわく抜け出してからは余裕もあったようで、着差以上に楽な勝利だったと言えるだろう。

巷では「小倉1800mラスト1ハロン神話」なるものがあるらしく、11秒台前半でまとめると出世する可能性が高いという。キラーアビリティの10.8秒を筆頭に、ドウデュースやクロノジェネシスが11.1秒をマーク。そしてラヴェルは11.3秒。皐月賞2着のヴェロックスも同タイムを刻んでおり、G1で勝ち負けできうることが数字の面でも証明された。かもしれない。

調教が良かったのは毎度おなじみ西村真幸厩舎のシルヴァーデューク。勝ち馬には完敗だったが、まずは及第点の発進か。問題はシリンガバルガリス。テンから全く進んでいかず離れた最後方を追走。直線でそれなりに追い上げはしたが何の慰めにもならない内容で、前途は厳しいことになった。

同日函館ではブラストワンピースの弟ブラストウェーブがデビュー勝ち。最終追いでラスト10.9秒をマークする絶品の動きを見せたこともあって単勝1.3倍の圧倒的支持を受け、きっちりと勝利。着差はクビ差だったが、手綱を取った横山和生は「まだ余力はあった」とのこと。兄に似て大柄な馬体の主でもあり、使われた上積みも大きそう。次は札幌2歳Sも視野に入ってくるとのこと。
武豊が騎乗した2着のイッツオンリーユーもなかなか良い末脚を見せた。手塚貴久厩舎とのタッグはめずらしいが、次もコンビ継続となるだろうか。

そろそろ未勝利戦も活気づいてくる頃。福島で驚きの10馬身差圧勝を飾ったのがゴッドファーザー。そう、阪神1800m戦でカルロヴェローチェの3着だった馬。さすが伝説の新馬戦である。前半1000m60.8秒とそこそこ締まった流れで逃げたこともあって後続はもうついて来られず、あっさりちぎれていった。相手関係もあって見た目通りに評価するのは早計かもしれないが、素質馬揃いの一戦で好走した能力は確かだったと言えるだろう。

ファントムシーフ組のガルヴァナイズ、リアンドメテオールが出走した日曜小倉の1800m戦ではマイネルカーライルが勝利。これでマラキナイアの新馬戦に出た馬がコスモサガルマータに続いて勝ち上がりと、なかなかレベルの高いメンバーが揃っていたことが判明。いいぞいいぞw
追われて伸びきれなかったリアンドメテオールもさることながら、案外だったのがガルヴァナイズ。勝ち馬から0.9秒も離されての4着で、さすがにトーンダウンせざるをえない敗戦となった。リアルスティール産駒の先鋒役として勢いをつけてくれるはずだったのだが..

あとはウンブライル組も福島でハンデンリリー、ピンクジンがワンツーを決めるなどなかなか快調。今季のPOGは優秀な牝馬に恵まれそうで今のところポジポジしている。

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