見出し画像

オランダのフードロス削減の取り組み

Hoi! こんにちは!
前回まではオランダ、特にアムステルダムが循環経済を達成するためにどんな考えを採用しているのか、というお話をしました。
まだの方はプロフィールから過去の投稿をご覧ください!

今回からはオランダが特に注力している
1.食品・有機廃棄物
2.消費財
3.建築環境
の3つのカテゴリーに関して実際の取り組みをご紹介します。
まずは1つ目の食品・有機廃棄物に対する取り組みから。


はじめに

オランダでは、各家庭だけでなく、ホテルやレストランでも食品ロス削減に積極的に取り組んでいます。たとえば調理で使った揚げ油は回収された後にバイオディーゼル燃料へと変換され、市内のバスに利用されるなどしています。

オランダのバス

私たちの身近でも多くの企業が食品ロス削減に取り組んでいます。

①Instock

画像引用:https://www.instockshop.nl/instock-granola-amandel-honing-kaneel.html

こちらの企業は、スーパーマーケットなどで売れ残った商品や生産者から回収した規格外の農産物をキロ単位でリーズナブルな価格で販売しています。

また、Pieper Beerというジャガイモの皮から作ったビールやBammetje beerという保存したパンから作ったビール、ビール麦の麦芽の残りかすで作ったグラノーラの販売も行っています。
公式HPから購入が可能です:https://www.instock.nl/en/

②Wholy Greens

画像引用:https://wholygreens.com/shop/

Wholy Greensは規格外の野菜をメインに使ったパスタを製造している企業です。
ホウレンソウ、かぼちゃ、ビーツ、ニンジンを使ったショートパスタはいろどりも良く、そしてヘルシー。オンラインショップのほか、オランダの大手スーパーマーケットのJUMBOなど多くのお店で取り扱われています。
公式HP:https://wholygreens.com/

③RotterZwam/HaagseZwam

画像引用:https://www.rotterzwam.nl/collections/all

ロッテルダムにあるRotterZwamとデン・ハーグにあるHaagseZwamはコーヒー廃棄物を最大限に活用する取り組みを行っています。
粉砕したコーヒーでヒラタケを栽培したり、他社のヒラタケビールや香り付きコーヒーソープ製造のためのトレーニング提供も行っています。
公式HP:https://www.rotterzwam.nl/

④Fruitleather Rotterdam

画像引用:https://fruitleather.nl/shop/fruitleather-rotterdam/fruitleather-rotterdam-sample-box/

フルーツ破棄と動物革の使用を削減しようと取り組む企業です。
余ったマンゴーなどの果物を耐久性のある革のような素材に変え、靴、アクセサリー、家具などの生産に利用しています。
公式HP:https://fruitleather.nl/

自分の身近な食品ロス削減を助けることができるアプリもたくさんあります。

食品ロス削減のためのアプリ:Too Good To Go

デンマークから始まったこのアプリでは自分の近くのスーパーマーケットやレストランでその日に売れなかった破棄目前の商品の詰め合わせを元値の3分の1程度の値段で買うことができます。

Magic boxと呼ばれる商品の詰め合わせの内容は店舗に取りに行くまでわかりません。ハイリスクかと思いきや、予想以上の数の商品が入っていることが多い印象で、楽しみながら。お得に食品廃棄を助けられるとあって多くのオランダ人が利用しています。

公式HP: https://www.toogoodtogo.com/en-us


生ごみをエネルギーに:Waste transformers


Waste Transformersは、Westerparkの近くのレストランやフェスティバルから出る生ごみをグリーン電力、肥料、堆肥に変えています。
[waste transformer]という嫌気性消化槽に生ごみを入れると、バクテリアが生ごみをバイオガスに、それを電気と熱に変えて利用できる仕組みです。
オランダから始まったこの取り組みはオランダ政府はもちろん他国にも支持され、今や世界にも広がり始めています。
https://www.thewastetransformers.com/

スーパーマーケットでの取り組み

オランダと日本のスーパーマーケットの大きな違いといえばそのパッケージでしょう。オランダでは野菜やフルーツは量り売りが基本で、重さに応じて商品の値段が決まります。そうすることで買いすぎを防いだり、大きさにより規格外となってしまう農産物を作りにくくしているのです。
また、最大手のAlbert Heijinでは、最新テクノロジーを利用した自動値引きシステムの導入も行われています。賞味期限、在庫数、販売履歴や店舗の来客数、天気までもを考慮に入れた独自のアルゴリズムを利用して、自動的に「最適な値引き価格」を設定し商品の棚についた電子値札に自動表示する仕組みです。


いかがだったでしょうか?
食品ロス削減への取り組みは私たちの生活の中でもすぐに取り入れられるものが多いですよね。次回はオランダの消費財を無駄なく循環させるための取り組みについてお話しします!
それではまた次回!Tot Ziens!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?