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『心理臨床と霊障』 必読本リスト

心理臨床の現場では、しばしば不可解なことが起きるという。

大抵の精神科では、クライアントの話を聞かずに、すぐ薬を出すというところが多いのだが、それとは正反対に、クライアントに向き合い、どんな不可解なケースにも、前代未聞の問題にも、全力で立ち向かう医者や臨床心理士、研究者がいる。

偏狭な心で「オカルトなんてない!」「世の中に科学で解明できないことはない!」と切り捨てる医療従事者や心理職にしか縁がなかったために、本来なら回復できたはずのクライアントがますます重症化し救われなくなる事態も想定できるし、きっと過去にも沢山あっただろう。


このnoteでは、普段はなかなかお目にかかる機会がない、知っている人も非常に少ないと思われる『心理臨床と霊障』について、参考になる書籍を紹介しようと思う。


私は心理学科で3年学んだが、もちろん教科書には「霊障」なんて言葉は出てこないし、先生も「?」という反応をされる方ばかりであった。

しかし、世の中にはレアだが、霊障や謎な意識体と接触する機会もあるので、予備知識はあったほうがいい。

殊に「トランスパーソナル心理学」は、もう知らないでは済まないくらい、重要になっているのではないかと思う。

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心理職の人、目指す人に、ぜひ読んでいただきい本


大宮司 信(だいぐうじ まこと)先生の本

日本精神病理学会で、同学会機関誌「臨床精神病理」編集委員長、学会長、理事などを歴任。単著として『憑依の精神病理』、『宗教と臨床精神医学』がある。臨床面では精神保健指定医、日本精神神経学会認定専門医・同指導医。

2020年8月の大宮司 信先生の経歴の一部

クライアントの治療や経過、生い立ちなど詳しく書いてある。

もちろん憑依、憑き物、祈祷、シャーマニズムの研究も充実した内容となっている。



老松克博先生の本

老松 克博は、日本のユング心理学者・精神科医・ユング派分析家・臨床心理士。学位は、医学博士。大阪大学大学院人間科学研究科教授。

Wikipediaより

老松先生が対峙した"サトル・ボディ"という意識体との臨床の記録。

老松克博先生は、ユング派であり、アクティブ・イマジネーションを用いた無意識とのやりとりについて、何冊も本を書いている。


帯津良一先生の本

帯津 良一(おびつ りょういち、1936年2月17日 - )は、日本の医師著述家、帯津三敬病院名誉院長。

Wikipediaより

原因不明の病として扱われる「気功の偏差」。
症状は急性の精神病に非常に似ており、コントロール出来なくなると、精神錯乱や感覚異常、幻覚・幻聴など起こすこともある。
私も丹田呼吸法が合わず、過去に2度、偏差状態になった。自力で回復して助かった。

オカルト雑誌『ムー』の読者にも発症者が多いようで、学生の頃に『ムー』で文通募集をかけた私は、数名からイカれた手紙を何通も送りつけられて恐怖だった。
思えば彼らは精神病か、または間違った瞑想や呼吸法をしたことにより偏差に陥っていたのかもしれない。


治す方法は現代においても、白隠禅師の『軟酥の法』しかないのではないかな。私は毎回これで治ったんだけど。

そう言う意味でも、この本は重要である。


帯津三敬病院は、呼吸や気功、ホメオパシーなど統合医療を取り入れている数少ない病院である。

特に「癌と心理」に関する研究に強い印象がある。



橋本和哉先生の本


この本で紹介されている「気あて診断」は、私もたまにやるが、正確性や効果を実感することが多い。

症例はいくつも紹介されているが、治し方は一人一人に合わせた対処をされているようだ。

橋本先生は、主に氣の操作で対処しているようだが、漢方薬を使うこともあるそうで

他、いくつかの漢方薬が霊障に効くと紹介している。



前世療法の本


現世で悩まされている感情や問題が、前世の記憶に結びついた途端、病や破壊的・依存的な人間関係の悩みがなくなるケースが数多く報告されている。

ワイス博士の『前世療法』のインパクトが大きかったため、日本の精神科、心療内科でも催眠療法が行われるようになった。

日本人医師による前世療法の本。

■主要目次

第一章 前世療法とは―範子さんのケース
 父親との葛藤からうつ病に/よみがえる前世の記憶/前世を知るとなぜ、心が救われるのか 

第二章 前世を知ることで見えてくるものとは
 心の苦しみはすべて、前世につながっている/因果応報と輪廻転生の法則/心が救われると肉体にも変化が

第三章 前世療法とスピリチュアルガイド

 魂のガイドさんからのアドバイス/インナーチャイルドとサブパーソナリティー/こんなセラピストがのぞましい

第四章 潜在意識からみた開運の法則

 潜在意識と前世記憶の実体/潜在意識を変えると病気も治る/引き寄せの法則とは/心の世界をまず変えていく/心に描いた未来のイメージを現実化させるには/つぶやきが運命をつくっている/心が天国になれば、現実の世界も変化する/潜在意識の働きを知って運命を切り開こう

第五章 さらに強力に自分を変えていく方法

 普通の性格は一日で変えられる/難しい性格でも一週間で変えられる/欠点は直せる/他人でも一カ月もあれば変えられる/小さな願望ならば一年で叶えられる/大きな願望は三年で叶えられる/一生の願望は 十年で叶えられる/徳分と開運との関係/徳分を効率よく積み上げて爆発的に開運する秘伝/運命を創造する秘伝/一霊四魂を強化して願望実現を早める秘伝


第六章 霊的な現象と前世療法との関係

 魂のガイド、守護霊に上手に導かれる方法・基礎編/守護霊に上手に導かれる方法・応用編/生きている人間の意識のエネルギーによる障害/死んだ人間の意識のエネルギーによる障害/人間以外の意識のエネルギーとパワースポット/パワースポットを活用して即効的に願望実現する秘伝

第七章 前世療法・催眠療法に関する疑問に答える

 現代医学による治療と催眠療法・前世療法の違いは/他のセラピストに前世療法を受けたが何も見えなかったのですが/前世療法は、何回ぐらい受けると十分な効果がありますか/催眠療法で過去の嫌な記憶を消去することはできますか/前世療法のメンタルヘルスへの効果は/一度の前世療法で効果が出ない場合には/女に生まれるか男に生まれるか/遠隔催眠は安全か/どうしても好きになれない人と前世との関係は/ただ心に願い念じていたらそれが叶うのでしょうか/引き寄せの法則を実践しているが引き寄せられないのですが/世の中に偶然はないのか

第八章 体験談

『前世療法 医師による心の癒し』の目次


霊障による精神的なトラブルと関連の深い心理学についても知っておいてもらいたい。

トランスパーソナル心理学の本


日本で最初にトランスパーソナル心理学を紹介した、吉福氏の本は必読。


インテグラル心理学の本


“意識研究のアインシュタイン”
と言われるケン・ウィルバーのインテグラル理論を知れば「可能性を排除する」安易な選択はしなくなるだろう。
(私は他にもウィルバーの本は何冊か読んだが、霊障による精神攪乱は、低い意識レベルで起きると定義されていたはず)



過去に医療系情報サイトで「肩こりの原因は悪霊の仕業かもしれない」と紹介していて炎上したが、それ以外の要因もたくさんある中で、霊障をまず先に表に持ってくるのは大間違いだ。

(498社で働いた私はD⚪︎NAで働いたこともあり、あそこの運営、ビジネス姿勢なら大量閉鎖もさもありなんと納得)


だがしかし、霊障も可能性の1つとして排除できない。
何をしても治らなかった肩こりが神社でお祓いしたら、すっかり消失することはよくある。私は何度も経験しているし、妹も30代の時に五十肩のようになり手が上げられなかったが、1回のお祓いで見事に症状が消失した。

「万策尽きた」時は、霊障の可能性を疑ってみることも大事だ。


ちなみに南米では、まだ心霊治療が続いていると、心理学会の勉強会で聞いた。

ホセ・アリゴーは、唯一"本物"認定された心霊治療家だ。
この映画は必見!


日本では除霊、西洋では悪魔祓いが近年でも行われている。

神社や教会で癒えるケースについて、面白い記事を見つけたので紹介する。

「憑依と除霊いわゆる宗教医療は世界中で太古から見られますが、身体に起こる事象には現代科学でも解明しきれないことが数多くあり、文化人類学では今も議論の絶えないテーマの一つです」。

(中略)

デ・ アントーニの研究の特徴は、憑依された当事者に焦点を当てるところにある。医学的治療の効果がないにもかかわらず、除霊という宗教的治療で治癒した患者に着目し、その治療過程を参与観察するとともに当人へのインタビューを実施。「『当事者にとって何が起きているか』を捉えることで、西洋医学が制度化された後期資本主義社会においていかに宗教医療は存在感を維持し、効果を及ぼすのかを明らかにしたい」と狙いを語る。

まず調査したのが、犬神憑きを落とす日本随一の神社として全国に知られる徳島県の賢見神社だ。険しい山々に囲まれた不便な場所にありながら、神社を訪れる人は後を絶たない。デ・ アントーニは何年にもわたって神社に足を運び、延べ150人を超える参拝者の祈祷の様子を観察し、聞き取り調査を行ってきた。「病状・症状は」「なぜここに来たのか」「病院へは行ったか」「診断された病名は」「受けた治療は」、さらに「祈祷の間、特別な感覚はあったか」「あったとしたらどのような感覚か」など細部に及ぶ調査結果を分析し、いくつか興味深い点を挙げている。

RADIANTより


私は、秩父三峯神社の力を借りて、神主を頼らず、自力で憑き物を落とした。



「霊なんていない」と決めつけずに、「霊障」も1つの可能性として受け入れることで、何年も適切な措置がなされず、ほったらかしにされ、薬漬けにされて、状態が悪化しているクライアントを救い出せるかもしれない。

そういう思いから、かつて心理学・精神医学書マニアだった私は、この記事を書いた。


なお、霊障より複雑で、しかも精神病でもない厄介なケースの対処法は、次の有料記事にまとめた。
今や絶版になってしまった"貴重な心理学書"の紹介も少ししている。

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