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ギグワークアプリ業界の噂

バイトマッチングアプリ、スキマバイトアプリ、日雇いバイトアプリ、デイワークアプリ etc と様々な呼ばれ方をしている単発バイトアプリ

固定の名称が無いのか?WEBのまとめ記事にも
「タイミーみたいなアプリ」というタイトルで
書かれているものが多い。


「タイミーみたいなアプリ」と、いちいち書くのも面倒なので、本記事では「ギグワークアプリ」という名称を使用することにした。

「ギグワーク」とは、ギグ(Gig)とワーク(Work)を組み合わせてできた言葉で、雇用関係を結ばない単発・短時間の働き方を指します。

ネオキャリアのサイトより



ギグワークアプリが消える時


タイミーに続けと、二番煎じの会社が沢山出てきたけど、
失敗して消えるケースも散見された。

失敗して消えるケースの要因


①営業がおろそか

・アプリは作ったが、企業が使ってくれない。営業下手
・案件がなさすぎてワーカーがアプリを使わない

のっけから、このような負のスパイラルに嵌まる。


②システム開発と運用をナメくさっている

・アプリが壊れても直す人がいない
 (おそらく開発をフリーランスに丸投げしてた?)
・常時不具合が出る。初期の段階で信用をなくす
・セキュリティが脆弱でユーザーのアカウントが乗っ取られる
・乗っ取られたアカウントでワーカーのみならず、使用している企業、店側も被害を受ける

③働く人のことを考えない
・即マッチではなく「謎な選考」がされる仕様のため、面倒なのでワーカーが使いたくなくなる
・トラブル時にワーカーが事務所に連絡しようにも、アプリから問い合わせが出来ない。
・そもそも緊急連絡先がない。対応部署すら存在していないので電話も繋がらない。


④使う会社のことを考えない
・トラブル対応の専門部署がないため、BtoB対応も出来ない
・ひとたび会社間で損害賠償沙汰が起きると、資金不足及び裁判に耐える力がない


上記は(噂で聞いたものも含むけど)、本当にあったこと。


派遣会社も安易に設立されては、淘汰されまくってきたけど、ギグワークアプリも安易な考えで運用してると、早々に行き詰まる。


計画が甘い事業は、持続不可能なのだ。



アカウント乗っ取り?勝手に就業エントリーされて、ドタキャンしたことになり、ペナルティがついた話


以前、ワクラクというアプリを使っていたが、途中でアプリの開発体制がおかしかったのか?
セキュリティがガバガバというか、ほぼ崩壊してた時期があった。

私のアカウントが乗っ取られていたようで、勝手に仕事のエントリーをされた上に、知らないうちにドタキャンしたことになっていて、無罪なのにペナルティがついていた。

「こりゃ、ダメだ」と思って、その事件を機にアプリを消したけど、最近はマトモになっているようだ。

でも、再開しようとは思わないな。


終了したwakumo


wakumoというアプリでも数回働いたけど、案件が無さすぎてやめてしまった。

今調べてみたら、なんと「サービスが終了」していた。

wakumoは単発バイトなのに「選考」過程を経なくてはならず、わけがわからない基準で「不採用」にされるため、ワーカーが使いたくなかったのだろう。


活動実績がほとんど無いまま消えたアプリ


4年くらいギグワークアプリの市場を観察してたけど、wakumo以外にも、ほぼ実績なく消滅したアプリがいくつかあった。
(すでにApp Storeから消えてるし、WEBの記事になる前に消えたようなので、今となっては痕跡が見つけられなかったけど)

もしかすると、個人情報取って逃げただけかもしれない。

ここも、そろそろヤバそう。

App StoreやGoogle Playで低評価が目立つアプリは注意しよう。



メルカリの参入


メルカリも、この分野に参入してきた。
メルカリハロというらしい。
この間、メルカリハロの人とご一緒したけど、アプリの仕様は、ほぼほぼタイミーと同じであった。
なのでタイミーワーカーは使いやすいシステムだと思う。

私も、そのうちやるかもしれないな。


よくわからない労組(ユニオン)が出来ていた


首都圏青年ユニオン連合会には、タイミーユニオンという団体があるようだが、労働問題に10年関わってきた私にも、ここの仕組みがよくわからない。

なお有名な「首都圏青年ユニオン」とは別組織ということで、背景事情が色々ありそうだが、よくわからない・・・。


おわりに


ギグワークアプリは
・人気がある
・アプリの高評価が多く、低評価が少ない
・大手が運営している
ものを使えば、トラブルに遭う確率は下がるだろう。


それでも、たまに案件が犯罪なこともあるから
エントリーする前に気をつけようね。



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