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Universe in a pharmacy 37


mRNA ワクチンって何?
怖いもの?


ヒトの細胞は,mRNAがあればタンパクを作ることができるのです.これを利用したのがmRNAワクチンです。これを利用したのがmRNAワクチンです。

ヒトの免疫が病原体に応答して記憶するときには,その病原体特有のタンパクを記憶します。
ということは,ヒトの免疫が応答しやすい病原体タンパクを選んで,それをヒトの体に入れれば,免疫が付きます。
しかし病原体タンパクを人工合成するのは簡単ではありません。

一方で,遺伝子工学の進歩により,RNAを人工合成することは非常に容易になりました。

病原体タンパクを作るようなmRNAを人工的に合成して,ヒトの体に入れれば,ヒトの細胞がmRNAに基づいて病原体タンパクをどんどん作ってくれます。
作られた病原体タンパクは,単なるタンパクであって病原体そのものではありませんので,ヒトに感染症を起こすことは決してありません。
しかしその病原体タンパクにヒトの免疫が反応することで,病原体に対する免疫を付けることができます。

これがmRNAワクチンの原理です。



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この様にわかりやすく

守屋章成先生(名古屋検疫所 中部空港検疫所支部)がまとめて下さっています。 
プライマリ・ケア連合学会で、私もお世話になっている先生です。
日々更新してくださっています。


アナフィラキシーについても
2021.1.26 に追記してくださり、最新の情報を記載して下さっています。







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