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【全員確認】知っておきたい所得税の仕組み

どうもKENZOです。
作業療法士として6年間の病院勤務後、
現在はフリーランスとして活動しています。


今回は所得税の仕組みについて解説していきます。
サラリーマンは毎月の給与から手引きされますが、
フリーランスは自分で所得を計算しないといけません。(確定申告

所得税

所得税についてサラッとおさらいです。

  • 税率5~45%

  • 今年の所得に対してかかる

  • 「累進課税制度」あり(段階的に税率上がる)

この3点は押さえておいてください。

所得

次に所得について説明します。
所得と売上は別の意味になるので分けて考えてください。

仮にあなたの今年の売上が300万円だとします。
でも、300万円が所得になるわけではありません。
仕事に必要な物を買ったり場所を借りたり経費がかかります。

もし、経費が100万円かかったとしたらどうでしょう。
売上(300万円)− 経費(100万円)= 所得(200万円)
となるわけです。

控除

実は経費以外にも所得から引ける制度があります。
その正体は「控除(コウジョ)」。

みんな対象の基礎控除
社会保険料を払ったら、社会保険料控除
医療費を払った場合の医療費控除
寄付やふるさと納税をした場合の寄付金控除

などなど、人や生活に関する控除が14種類もあります。

課税所得

これまでの話を整理すると、
全ての売上に所得税がかかるわけじゃない!
ということがわかったと思います。

実際に課税される所得のことを
「課税所得」というのですが、
その正体はこちらです。

課税所得 =(売上)−(経費)−(控除)

たくさん稼いでいても(売上)
いかに課税所得を減らせるか!

これが節税の第1歩となります。

ここまで読んでいただいた方は理解していると思いますが、
念のため、課税所得を減らすポイントを2点お伝えしておきます。

  1. 経費をたくさん作る

  2. 控除をたくさん使う

累進課税

日本では累進課税という制度が取り入れられており、
ちゃんと段階的に税率が上がっていきます。

「4000万円以上稼いだら半分は税金」
というのは実は勘違いなんですよね。

所得税の速算表

この表に課税所得を当てはめて計算します。

所得税 =(課税所得)×(税率)−(控除額)

例えば、課税所得330万円の所得税は
課税所得(330万円)× 税率(10%)− 控除額 (97,500円)=
所得税(232,500円)
となるわけです。33万円じゃないんですよ?

まとめ

  • 所得税は売上ではなく課税所得に対してかかる

  • 累進課税制度(段階的に税率が上昇)が使われている

  • 課税所得を減らすことが節税への道

  • 課税所得を減らすには経費控除を活用する


最後まで読んでいただきありがとうございました。
コツコツ頑張りましょう。

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