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無職になって7ヶ月。②

前回、少し前向きなことを書いたかと思います。

それから1週間しか経ちませんが、新たな気づきを得ることになりました。
それは、「働く」ことにネガティブなイメージしかなく、トラウマになっているんじゃないかということです。

キッカケは最寄り駅まで歩いてる時でした。
秋になり、寒くなってきたのでその時の服装では肌寒く「去年の今頃はどんな服を着ていたんだろうか」とか
綺麗な紅葉を見かけて「去年ってこんな綺麗な紅葉ってあったんだろうか」と
つい、1年前を回顧してしまったのです。

去年1年は8ヶ月連続時間外45時間超えに加え、休日出勤の連日と、仕事に忙殺されていたので、プライベートの記憶がほとんどありません。
友達と温泉に行ったり、結婚式に参加したはずなのですが、辛かった記憶の方が多いのか、楽しい出来事さえも曖昧にしか覚えていません。

そんなことを思い出して、再び辛くなりました。
ちょうど1年前はピークで忙しく、時間外が60時間超えた頃です。
あれから1年、仕事を辞めてから半年以上経つのに、辛い記憶だけは鮮明に思い出せるのです。

正直、前職を辞めた理由を聞かれることが苦手です。
ひとつの理由だけでなく、様々なことを総合して退職を決めたから。
直属の上司には、もう休みたいからと伝えました。
精神的にも体力的にも限界だった。
自分の力不足を痛感しました。
自分じゃなければこの状況を乗り越えられるだろうし、もっとより良い仕事ができるんじゃないかと思った時に、自分がそこに存在していることに誰も得をしないと思うようになったのです。

1番の要因はトップへの不信感かもしれません。
最初は可愛がって飲み会に連れて行ってくれたりしていたものの、最近ではどんどんどんどん仕事を振られて、駒のように扱われてきました。
期待されているのは理解しているつもりですが、責任者を任され、自分よりも役職も年齢も上の仕事が出来ない人のおかげで自分が怒られることに納得がいきません。
下世話かもしれませんが、その分給料が違えばまた話は違ったかもしれません。

面談で「4〜9月の時間外平均が46時間なんだけど体調大丈夫?」って聞かれた時、より幻滅しました。
「大丈夫じゃない」と言わなければ状況は変わらないのか?
むしろ「大丈夫じゃない」と言ったら状況は変わるのか?

その時点で、よくふらつくこともあり、あまり体調が良くないのは周りから見てもわかるんじゃないかと、自分では思っていたところでした。
数字だけで見るのではなく、もっと自分をイチ人間として見てほしいと思いました。
そもそも、配慮すべき数字であるのは明らかなんだから、判断をこちらに委ねている時点で憤りを感じました。
ましてや、無茶振りでたくさんの業務を振ってきた張本人なんだから。

この悶々とした気持ちを抑えながら、今年度末で退職することを伝えました。
案の定ですが引き止められ、考え直す猶予時間を与えられました。
ただ、引き止める理由も「引き継ぎの相手が見つかるまで」など完全に自分都合で、本当に私のことを駒としてしか見えてないんだなと確信させられたので、考え直す余地なんてあるわけありませんでした。

退職が決まってから約半年間、何事もなかったように、いつも通り残業し続け、退職のその日まで頑張りました。
完全にエンスト状態だったけど、終わりがあるからこそ、なんとかゴールに向かって走り続けることができました。
本音では、もう少し配慮があっても良かったのではと思いますが。


4月からは晴れて無職生活のスタート。
とにかく休みまくって、テレビ見たり本読んだり友達と会ったり、楽しい時を過ごしました。
10月ぐらいには次の仕事の目処が立ってるかなと思いきや、全く。

働きたくないんですよね。
働くことが怖い。
組織に入ることが怖い。
どうせ駒として扱われてしまうんじゃないかと思っちゃう。
未だに1年前の辛い思い出を思い出して苦しくなる。

新しい環境で働いて、働くことは怖くないと実感して、イメージを上書きするのが1番の解決策だと思っています。
ただ、現状ではまだそれができなさそう。
前職でこんなにもダメージを受けていたなんて思ってもいませんでした。

珍しくネガティブなことをたくさん書きましたが、この場だからこそ周りにも言えない本音をアウトプットすることができたと思っています。
思い出したくない辛い気持ちだけど、これを乗り越えなければ前に進めないから。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
それだけで救われる思いです。

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