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無職、歓喜の涙。

いや、嘘。
泣いてはない。
でも、泣くほどうれしかったんです。

追加発注が、あった。

無職になり、クライアントから
ご紹介いただいた制作会社があります。
精鋭デザイナーさんばかりのプロダクションです。
お会いできるだけで光栄という気持ちでしたが
タイミングよく1件、お仕事をいただいておりました。

ありがたくお受けしながらも、
これは「同情相場」だ、浮かれちゃいかんぞ、
と自戒の気持ちがありました。
「リストラにあった無職」という立場を慮って、
お恵みの気持ちでご依頼くださっただけ。
「一回限り」としても、精一杯、最後まで対応しよう。
そう思って、進めていました。

え!?別件!?なに!?新しい案件!?

進行中案件のご担当者さんからメールがあり、
別件で相談があるという。
なんだなんだ、どういうこと!?なによ、なによ。
事態がつかめないまま、連絡を入れると
…新しいお仕事の発注でした。

叫んでいいですか、踊っていいいですか。

もう、めちゃくちゃ、うれしかったのよ。
自分の仕事が、次につながった。
「一回限り」で、終わらなかった。

これまではチームで仕事をするのが基本でした。
無職になり、ひとりになり。
頼れるのは自分の力だけという状況のなか
また新たなお仕事をいただけた、よろこびたるや…。

このよろこびが、広がるように。

会社ではなく、チームではなく、
自分自身に発注があること。
フリーランスの皆さんは
この幸せを日々、味わっていらっしゃるんですね。
すごいなぁ…すごいなぁ…。

この幸せをわたしも、これからたくさん享受できるように。
あいつとまた仕事したってもええかなと思ってもらえるように。
フンドシをぎゅうぎゅうに締め上げながら
あずきバーを味わう、無職の日曜日でした。


週末になると、時計が暴走しますね。
誰かが早回ししているとしか思えません。
今日も、もう夕方。
皆様、ゆっくりできましたか。
そろそろシャワーでも浴びて
すっきり涼しくお過ごしくださいね。

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