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無職の、卒業式。

昨日あげました反省会に続きまして。
この土日は、無職、最後の週末。
いよいよ無職を卒業です。

卒業式 会場は、友人の店。

昨日の晩は、高校時代の同級生が
ひとりで切り盛りする中華料理店へ行ってきました。
こちらの記事で紹介したお店です。

お店はカウンター席のみで、
夜営業は予約制でひと組だけ。
ゆっくり話をすることができました。

30年ぶりの再会。
ぎこちない空気になったらどうしようという
思いもあったのですが、まったくの杞憂でした。

中華料理のシェフとして経歴を重ね、
働いていた店が廃業したことから、
独立開業を決めた彼女。
リストラからフリーランスを決めた
自分の境遇とどことなく重なりました。

高校卒業後から今に至るまでの彼女の物語を聞きながら。
彼女の作ってくれる料理を味わいながら。
「ひとりで働くこと」に思いを馳せました。
コロナ禍での長期休業をはさみ、お店は今年で6年目。
SNSのアカウントはひとつも持たず、
口コミや紹介だけでファンを広げてきたと言います。

実直に。できることをできる範囲で。

営業は、朝の6時から。
朝食からディナーまで、すべてをひとりでこなします。
ひとりでも効率よく提供できる、メニュー構成。
ひとりでも目配り気配りできる、カウンター席だけのレウアウト。
あれもこれもと欲を張らず、最大限できることを提供する。
業種も職種も違いますが、フリーランスを控えた身には
「学びの夜」となりました。

また、新しい関係に。

30年を経て、もう一度、つながれたこと。
「お客さんの中に、つなげられる人がいるかも知れないから」と言い、
わたしの名刺をたくさん受け取ってくれた彼女の気遣い。
ありがたい思いでこころを満たして、無職を卒業することができました。

無職生活がはじまってすぐの頃。
不安や心配に押しつぶされ、
リストラにあったことを恨めしくも思いました。
なにかに、誰かに、感謝する余裕はありませんでした。
副業迷子にもなり、途方に暮れました。
それでも進んでいく中で、
新しい人、新しい仕事との出会いに恵まれ、
最後は30年越しの再会までありました。

カミサマ、なかなか、にくい演出してくれるやん。

でももうこの先、リストラ級のネガティブ経験いらんで。
もう、イヤやで。もう、おなかいっぱい。もう、いらん。
よう、耐えたやろ、わたし。

無職、起立。
卒業、おめでとう。


皆さまは、どんな週末を過ごされましたか。
明日からの1週間を乗り切る力、充電できましたか。
仕事があっても、無職でも、
たくさん笑える週になることを願っています。






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