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グルコーストランスポーター1欠損症

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グルコーストランスポーター1欠損症&知的障害の子との生活。体調を保つために、糖質制限(ケトン食、修正アトキンス食)を続けています。てんかんもありましたが、発作消失から3年経ち、減… もっと読む
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#てんかん

初めての減薬

初めての減薬

ニンタの検査入院に、半年ぶりに行ってきた。

ニンタが4歳でグルコーストランスポーター1欠損症と診断されてから、だいたい3ヶ月おきに検査入院してきた。しかし、食事療法がなんとか続いていることと、容態が安定していること、さらに小学校入学ということで、そんなに頻繁に休むのもよろしくないかも、などの理由で、今回は初めて半年あけたのだ。

今回も、ありがたいことに脳波に異常はなかった。そして、前回の検査入

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食事制限という細い鎖

食事制限という細い鎖

今日は泣き言を少々。



うちの2番目の子、ニンタにはグルコーストランスポーター1欠損症という持病があり、炭水化物(糖質)がほとんど食べられない。パンやごはん、イモ類、果物、菓子類、揚げ物の衣、砂糖やみりんなどの調味料、とろみ付けの片栗粉もすべて糖質。

しかし、アレルギーと違うのは、一口食べたからどうということはなく、1日何gまでなら食べて良い、という設定なので、誤食の心配はそれほどない。お

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先生は、蝶をつかまえた人

先生は、蝶をつかまえた人

ニンタの定期的な検査入院に行ってきた。このご時世なので、感染症対策が厳しい。入院前に受付で親子共、唾液を採取して検査し、一時間ほどで陰性の判定が出て、無事に入院となった。

大荷物を抱えて遠路はるばるやってきて、とんぼ返りとならずに本当に良かった。入院許可が出て、私はやれやれと、車に積んできた荷物を降ろしてカートに乗せ、通いなれた病棟へとニンタと共に進む。

なにしろ、今回の入院に限っては、どうし

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3月26日はパープルデー

3月26日はパープルデー

「パープルデー」という言葉を知ったのは、うちの2番目の子ニンタが、てんかんの治療のために4歳で入院した時だ。

てんかんは、100人に1人という、そう珍しくない病気であるにも関わらず、あまり世間一般にその実情を知られていない。偏見もある。私もこどもがてんかんになるまでは、ほとんど知識がなかった。

パープルデーは、そのてんかん患者を応援する日であり、もっとてんかんの事を知ってもらおう、というキャン

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てんかん患者のお薬

てんかん患者のお薬

2番目の子、ニンタは知的障害があるし、グルコーストランスポーター1欠損症でもあるし、てんかん患者でもある。

今日はこの話の続き。



ニンタの場合、薬と食事療法が効いて、ありがたいことに現在てんかん発作はない。そして二年前から減薬も始めたのだけれど、これまたありがたいことに、減薬中に発作が再発することもなかった。

そして先日、二剤飲んでいた抗てんかん薬のうち、一剤を完全に終了することができ

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少しさみしい時は、かなり幸せ

少しさみしい時は、かなり幸せ

ここ最近、入院中の私は、いつも少しさみしい。

こどもの定期的な検査入院で、今年も無事に来られてありがたい。入院前には必ず例の感染症の検査があって、そこをパスしなければ、大量に用意した入院グッズを持ってとんぼ返りしなければならないので、近年ありがたさが更に増した。

そうでなくとも、入院中は留守を夫に頼んで(今は別居中だけれど、それでも頼んで)、保育園にも事情を話し、こどもたちもそれを理解し、送り

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