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”スキ“を付けさせていただいたクリエイターさん達の投稿の中から是非とも多くの方々に読んで欲しい、共有したいと思った投稿のまとめ。 (ご迷惑な場合は連絡をいただければ出来るだけ早く… もっと読む
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2022年7月の記事一覧

漫画『ゴールデンカムイ』はどのようにして差別と闘ったのか―アイヌ文化と生命の継承― ①

漫画『ゴールデンカムイ』はどのようにして差別と闘ったのか―アイヌ文化と生命の継承― ①

漫画「ゴールデンカムイ」について

野田サトルの漫画『ゴールデンカムイ』が完結しました。

この漫画に対する社会的な評価は極めて高く、2016年のマンガ大賞・2018年には手塚治虫文化賞、2021年には第24回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門ソーシャル・インパクト賞を受賞しています。
2019年に、大英博物館で「マンガ展」が開催されたときには、日本の漫画文化の代表としてキービジュアルになりました。

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SF作家としての萩尾望都①――SF評論家たちが軒並み絶賛した『11人いる!』の凄さとは…|長山靖生

SF作家としての萩尾望都①――SF評論家たちが軒並み絶賛した『11人いる!』の凄さとは…|長山靖生

SFブームに先駆けた『11人いる!』
1975年。SF少女漫画史におけるこの年の注目作は、何といっても『11人いる!』でした。

まず強調しておきたいのは『11人いる!』が1975年の作品だということ。

つまり劇場版『宇宙戦艦ヤマト』(1977) や『未知との遭遇』(同、日本公開は翌78)や『スター・ウォーズ』(同、日本公開は翌78)より前で、SFブームに乗った作品ではなく、その先駆けだったとい

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【第66回】GHQは日本人を「洗脳」したのか?

【第66回】GHQは日本人を「洗脳」したのか?

「ウォー・ギルト・プログラム」とは何か?1945年9月2日、ポツダム宣言を受諾した日本は、戦艦ミズーリ艦上で「降伏文書」に調印した。「連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)」は、日本政府に対して、翌日の9月3日午前10時に「三布告」を公表すると通告した。

この「三布告」とは、「第1号:立法・行政・司法の三権をGHQの管理下に置き、日本の公用語を英語とする」「第2号:GHQの布告に違反する者は軍事

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虐待してきた親、いじめ加害者に責任はないのか?―僕という心理実験23 妹尾武治

虐待してきた親、いじめ加害者に責任はないのか?―僕という心理実験23 妹尾武治

過去の連載はこちら。

第2章 日本社会と決定論⑮―犯罪者と人加害者の気持ちに寄り添う態度

成功者を黙殺するというのと全く同じロジックで、犯罪者をただ断罪する態度も新しい時代の人類は再考せねばならない。極端な危険思想に思われるかもしれないが、少しだけ話を聞いて欲しい。

虐待を受けて育った子供が大人になると、自分の子供に虐待をしてしまうリスクが高まる。虐待の連鎖と呼ばれる現象だ。

連続児童

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