暦生活

「日本の季節を楽しむ暮らし」をお届けするWebメディア「暦生活」のnoteです。日めく…

暦生活

「日本の季節を楽しむ暮らし」をお届けするWebメディア「暦生活」のnoteです。日めくりカレンダーや手帳などの商品制作のお話や、日常の中で感じたことなどを書かせていただいております。https://www.543life.com/

最近の記事

お月くんと、心あたたかい一年を。

はやいもので、今年も残りあとひと月と少し。 街はすでにクリスマス一色。カラフルで煌びやか。 ツリーやリースなどの飾り付けを準備したり、おせちをどうしようか考え始めたり。きっと忙しく過ごされている方も多いですよね。 私はカレンダーの会社に勤めているので、この季節はどうしてもカレンダー売り場が気になります。今年はどんなカレンダーが揃っているのか。Loftや書店に行くと、思わず財布の紐がゆるみそうになる好みのカレンダーがたくさん見つかります。 みなさんは、来年のカレンダーをもう

    • 暦生活のこころ。

      暦生活の運営を始めて、今日で10年を迎えました。 振り返るとそれなりに長かった10年という歳月。ここまで続けられたのは、周りの人たちの支えと、自分たちの努力、そしてなによりあたたかく見守ってくださったフォロワーのみなさんのおかげです。 ほんとうに、いつもありがとうございます。 関わってくださる人たちへ、感謝の気持ちで胸がいっぱいです。 右も左もわからないまま立ち上げた暦生活というメディアは、時間をかけて少しずつ成長し、たくさんの人に見ていただけるようになりました。まだまだ

      • 来年の七夕も、貴船神社へ。

        毎年七夕の時期になると、暦生活では「みんなの願いが叶いますように。」という季節イベントをしていて、フォロワーのみなさんから七夕の願いごとを募集しています。今年は3,877件のお願いごとを預かり、七夕と縁の深い京都の貴船神社へ奉納してきました。 久しぶりのnoteになりましたが、奉納当日の様子を、写真と簡単な文章でまとめました。 *** 最寄りのコインパーキングに車を入れ、ゆるやかな坂道を歩いて境内を目指します。鞄の中には、みなさんから預かった大切な願いごと。何度も確認し

        • うみともりのいろ展へ。

          先週、久しぶりに東京へ行きました。 目的地は代々木。代々木公園の近くにお店を構える「umi to mori」で、日本の伝統色「にっぽんのいろ」の展示をさせていただくことになり、設営も兼ねて2日間だけお邪魔してきました。 フォロワーさんとお話するのはもちろん、代々木公園へ行くのも密かな楽しみでした。初めて訪れる場所はやっぱりわくわくします。 約束の時間より少し早く着いたので、まずは公園散策。 開放的で、とても美しい公園でした。爽やかな秋の空気が心地いい。 そこかしこに、

        お月くんと、心あたたかい一年を。

          秋を贈る、「和菓子ばこ」。

          小さい頃、和菓子が好きな母はよくスーパーでわらび餅や羊羹を買ってくれました。家族のなかで和菓子が好きなのは母とわたしだけだったので、二人でテレビを見ながらよく食べていました。和菓子でまず思い出すのは、そんな懐かしい思い出です。 大人になってからはすっかり和菓子から遠のいていましたが、暦生活で和菓子をテーマにした記事を取り上げているうちに、また和菓子に興味を持ち、近所に有名な和菓子屋さんがあることもあって、よく買いに行くようになりました。2人の娘も、すっかり和菓子が大好きに。

          秋を贈る、「和菓子ばこ」。

          お月くんと、9周年。

          今日は9月14日の火曜日。 暦生活を立ち上げてから、9年が経ちました。 文字で見てみると長く続けているなあ、と感じるのですが、これまでを振り返ると、ほんとうにあっという間でした。 ここまで続けてこられたのは、いつもあたたかく見守ってくださるみなさんのおかげです。いつも本当にありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。 今日は、これまでを振り返り、「お月くん」のことを少しだけお話させてください。 暦生活を立ち上げた時から、ずっと一緒にいるお月くん。 9年前Twit

          お月くんと、9周年。

          「何かをはじめたくなる」縁起のいい手帳を作りたい。

          9月1日は「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」。 この日に蒔いた籾(もみ)は万倍にもなって実ることから、縁起がいい日として知られています。小さなものが大きく育つという意味が込められていて、新しいことをはじめるのにぴったりです。 9月は吉日からはじまりましたね。嬉しい(*^^*) 縁起がいい日は、いつも少し気持ちが前向きになります。「いい1日にできますように。」朝の電車の中、流れる景色を見ながらそう思います。 9月は、そろそろカレンダーや手帳がお店に並び始める頃。カレ

          「何かをはじめたくなる」縁起のいい手帳を作りたい。

          "新茶"は、太陽の光と雨の恵み。

          今年は早くも梅雨入りを迎え、ここ最近は雨の日と曇りの日の繰り返し。公園で遊ぶのが大好きな子どもたちは、ちょっぴり退屈そうです。 わたしはというと、朝カーテンを開けて「雨かあ。」とつい呟くものの、雨の日が嫌ではありません。多少煩わしいことはあったとしても、雨の音や雨の匂い、窓の雨粒がつくり出す優しい雰囲気が好きだったりします。 雨の日に飲むコーヒーはどうしてか数倍美味しいと感じるのですが(わかる人いますか…?)、それに加えて最近はお茶をよく飲むようになりました。この季節だけ

          "新茶"は、太陽の光と雨の恵み。

          暦生活のTwitter。

          桜の季節が終わり、ハナミズキが美しい季節になりました。 雨の日と風の日を繰り返して春は深まり、気づけば暦の上では夏が近づいています。 花が次々に咲きだす春になると、#暦生活写真部にも写真を投稿してくださる方が多くなり、毎日覗くのが楽しみになっています。 桜やチューリップ、ネモフィラにハナミズキ。色鮮やかな花たちがわたしのTwitterを彩ってくれます。どの花も、本当に綺麗。 今日は、そう。暦生活のTwitterについて、少しお話できればと思います。 「暦生活のTwitt

          暦生活のTwitter。

          にっぽんのいろ。

          にっぽんのいろは、日本の伝統色のこと。やわらかい、優しい雰囲気にしたくて、暦生活では「にっぽんのいろ」と呼んでいます。 日本の伝統色は、古くから受け継がれてきた日本の色で、おもに平安時代から江戸時代にかけて生み出されてきました。「紅梅色」「桜色」「山吹色」などの花の色や、「東雲色」「み空色」などの空の色、「鉄紺」「納戸色」など人の営みや文化から生まれた色などさまざまな色があります。 伝統色は数え切れないほどたくさんありますが、共通しているのは、どれも美しく、優しい色をして

          にっぽんのいろ。

          暦生活のサイトをリニューアルして、1年。

          暦生活のサイトをリニューアルしてから、1年がたちました。 ふり返ってみると、この1年は本当にあっというまでした。 新しくなったサイトはシンプルだけどとても綺麗で。まるで新しい家に引っ越したようで、ここで編集できることがうれしかったです。 この1年、いろんな読み物を配信することができました。季節の行事や旬の食べもの。草花や空、美しい言葉の数々。どれも身近にあるものだけれど、これまでちゃんと見えていなかったものばかり。 名前とか由来を覚えた草花を見つけると、おっ!とテンショ

          暦生活のサイトをリニューアルして、1年。

          「より良い年へ」の願いを込めて。

          突然ですが、みなさんはカレンダーを使っていますか? わたしは家で日めくりカレンダーをひとつ、壁掛けカレンダーをひとつ。 職場では日めくりカレンダーを4つ、卓上カレンダーをひとつ使っています。 全部で7つ。これはもう使いすぎですね。 家では3歳になる娘がカレンダーを指差して、 「ここあそびにいくやねえ」とほぼ毎日お風呂上がりに教えてくれます。予定を書き込んだところとはぜんぜん違う日を指差しているけれど、楽しみにしているんだろうなあ。と伝わってきます。 今まで、家族の予定

          「より良い年へ」の願いを込めて。

          親になって、はじめての七五三。

          11月のよく晴れた日、七五三のお祝いをしてきました。 3歳になる長女は、はじめて着る着物に戸惑いつつも、どこか嬉しそう。 七五三といえば、思い出すのは千歳飴の持ち手がつぶれるまで強く握りしめて、かたい表情で写っていた幼い私の古い写真。 なんで自分が着物を着ているのか、もちろん分かっていなかったし、手に持っているものも、これがなんなのかきっと分かっていなかったと思います。じつは大人になってからも、七五三がどんな行事なのか、よく分かっていませんでした。 その意味をきちんと知

          親になって、はじめての七五三。

          新しい日めくりを作ろう! 「月と暦日めくりカレンダー」。

          今朝テレビを見ていると、盛岡で初霜が観測されたと報じられていました。本州では今シーズン初。少しずつですが、冬の足音が聞こえてきました。 私がお仕事をしている新日本カレンダーは、今が繁忙期。年末は、来年のカレンダー、どうしよっかな。と考える時期ですよね。本屋さんや文具屋さん、雑貨店など、所狭しといろんなカレンダーが並んでいますが、今回は、カレンダーの中でも私がいちばん思い入れのある「月と暦日めくりカレンダー」をご紹介させてください。 月と暦(つきとこよみ)日めくりカレンダー

          新しい日めくりを作ろう! 「月と暦日めくりカレンダー」。

          暦生活のサイトをリニューアルして。

          今日9月14日は暦生活の誕生日。 暦生活をはじめてから、8年がたちました。 楽しいこと辛いこと、いろいろあったけれど、振り返ってみるとやっぱりこの8年はあっという間でした。8年もつづけてこられたのは、いつもやさしい言葉で励ましてくださるみなさまのおかげです。 本当に本当に、感謝しかありません。 いつもありがとうございます。 今年の立春には、おかげさまで暦生活のサイトをリニューアルすることができました。コンセプトは「みんなでつくる暦情報のWeb図鑑」。 いつか、暦図鑑を

          暦生活のサイトをリニューアルして。

          夢の「暦図鑑」をつくる。

          あれはいつの七夕だったかな…。 数年前、暦生活のブログで七夕の記事を書くということで、「七夕の願い事」を聞かれたことがありました。 その時、珍しくあまり悩むこともなく、 「いつか、長い間愛される暦図鑑をつくりたい」 そう答えました。 公開された記事には、「暦を扱う会社に勤めるものとして、こうありたいものです」と書いてあって、とても嬉しかったことを覚えています。 それから、私がこの会社で叶えたい夢は、「暦図鑑をつくること」になりました。誰かに聞いて欲しくて、Twitter

          夢の「暦図鑑」をつくる。