「何かをはじめたくなる」縁起のいい手帳を作りたい。
9月1日は「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」。
この日に蒔いた籾(もみ)は万倍にもなって実ることから、縁起がいい日として知られています。小さなものが大きく育つという意味が込められていて、新しいことをはじめるのにぴったりです。
9月は吉日からはじまりましたね。嬉しい(*^^*)
縁起がいい日は、いつも少し気持ちが前向きになります。「いい1日にできますように。」朝の電車の中、流れる景色を見ながらそう思います。
9月は、そろそろカレンダーや手帳がお店に並び始める頃。カレンダーを作る会社にいるからか、この時期はいつもそわそわします。いろんなカレンダーや手帳を見比べて、来年の自分を想像しながら選ぶのは楽しいですね。
カレンダーや手帳は、前向きな「縁起もの」と言えるかもしれません。
じつは、今年は暦生活でも手帳を作りました。
それがこちら。
「縁起のいい日手帳2022」
その名のとおり「縁起のいい日」がたくさん記された暦生活のオリジナル手帳です。
使う人が少しでも前向きに、何かをはじめてみたくなるような手帳を作りたい。
暦生活で吉日のコンテンツを作ってから密かに持っていたその思いを、形にしました。
今回のnoteは、この手帳について少しだけご紹介させていただければと思います。
みなさんは、どんな手帳をお使いでしょうか。
きっと、それぞれの「こだわり」や「物語」が手帳には込められていると思います。
私は去年の誕生日に購入した手帳を使っていますが、吉日は六曜の「大安」が記されていて、他の吉日はいつも日めくりカレンダーを確認しながら手書きで記しています。
書き込んでいるのは「一粒万倍日」や「天赦日(てんしゃにち)」。日本の暦には吉日がたくさんあって、今日がその日だと意識すると、ちょっとだけ気持ちが前向きになれる気がします。
Twitterでも縁起のいい日の朝にツイートしていますが、シェアしてくださる方やコメントをくださる方が多く、小さな「ハッピーの連鎖」が生まれていることをとても嬉しく思っています。
その中でも「今日から○○をはじめてみよう。」というコメントを見かけることが多く、吉日は新しい何かに取り組むきっかけにもなるのだと感じています。
前向きになれる日や、何かをはじめてみたくなる瞬間が多ければ、その分だけ「いい一年」になるかもしれない。
そう思うようになりました。
手帳に載せている縁起のいい日は、「一粒万倍日」「寅の日(とらのひ)」「天赦日」「大安」「巳の日(みのひ)」「己巳の日(つちのとみのひ)」の6つ。
それぞれにちゃんと意味が込められていて、手帳の最初のページではどんな日か簡単にご紹介しています。
寅の日と巳の日に込められた願いは、とても興味深かったです。
手帳のページ構成はいたってシンプルでスタンダード。使いやすく、シーンを選ばずに「縁起のいい日」を楽しめるように意識しました。
私がこの手帳でいちばん気に入っているところは、イラストレーター、エッセイストの平野恵理子さんにお書きいただいた縁起のいい「開運コラム」。
暦生活でも連載いただいている平野恵理子さんのやさしい文章が心地よくて、ついついページをめくってしまいます。「初夢」「春雷」「八十八夜の一番茶」「花火」「ヤモリ」「茶柱」「ふくら雀」など、身近で季節感のあるテーマばかりで、日常の中の「縁起もの」に気づくきっかけになるかもしれません。
あれも「縁起もの」だったの?と驚くテーマもあるかも。
「暦」や「吉日」と聞くと、少し難しい印象を持つかもしれません。
でもじつはそんなことはなくて、この手帳をとおして、気軽に「縁起のいい日」を楽しんでいただければ嬉しいです。
吉日のいいところは、きっと、「前向きになれること」だと思います。
いい日を選んで、何か始めようと思えたら、とても素敵なことですよね。
カレンダーと手帳。
似ているけれど、どこか違う。
カレンダー屋が手帳を作ったら、こんな手帳ができました。
「縁起のいい日」を暮らしに取りいれるきっかけにしていただけたら嬉しいです。
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