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来年の七夕も、貴船神社へ。

毎年七夕の時期になると、暦生活では「みんなの願いが叶いますように。」という季節イベントをしていて、フォロワーのみなさんから七夕の願いごとを募集しています。今年は3,877件のお願いごとを預かり、七夕と縁の深い京都の貴船神社へ奉納してきました。

久しぶりのnoteになりましたが、奉納当日の様子を、写真と簡単な文章でまとめました。

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最寄りのコインパーキングに車を入れ、ゆるやかな坂道を歩いて境内を目指します。鞄の中には、みなさんから預かった大切な願いごと。何度も確認しながら、ゆっくり歩を進めます。貴船神社は水の神を祀る、水神の総本宮。いたることろで「水」の存在を強く感じることになります。水の流れる音と、湿っぽいやわらかな空気に、心と身体が清められるよう。深まる夏に向けて色を濃くしていく木々の緑も目に優しく、気持ちのいい場所でした。

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こんなところで、お茶とお団子なんか楽しめたら嫌なことも忘れられそうです。

後方からの車に注意しつつ、道のすぐそばを流れる貴船川の流れに耳をすませます。セミの声もここではどこか穏やかに、優しく聞こえてきます。

貴船は近隣の鞍馬(くらま)と合わせて京都の奥座敷として知られ、観光客も多く人気があります。料理旅館が立ち並び、夏は木々の緑が美しく、秋には紅葉が楽しめます。

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青紫色の桔梗(ききょう)の花がひっそりと咲いていました。花びらが星のようなかたちをしていますね。桔梗は昔から好きな花です。開花期は6〜10月と長く、秋の七草のひとつに数えられています。

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貴船といえば、有名な「川床(かわどこ)」。歴史ある夏の風物詩です。納涼床(のうりょうゆか)とも呼ばれますが、地域によって少しずつ呼び方が違うそう。京都鴨川では「ゆか」、貴船や高雄では「かわどこ」、大阪北浜では「かわゆか」と呼ぶのが一般的です。川のせせらぎを聴きながら、おいしいご飯やお酒を楽しむ。最高ですね。残念ながら今回は時間がなかったので、来年のお楽しみにとっておきます。

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苔むす岩。落ち着いた苔色に、はるか昔からつづく時間の流れを感じます。

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貴船神社の境内へとつづく階段は、いつ見てもとても美しいものです。周りの景色を楽しみつつ階段をのぼる途中、浴衣姿の女性とすれ違いました。ふとタイムスリップしたかのような、まだ見ぬ世界へ足を踏み入れたような不思議な気持ちになりました。

階段をのぼりきると、そこには願いごとがかかれたたくさんの短冊が。ひとつひとつをじっくりと見たわけではないけれど、そこにはそれぞれの、大切な願いごとがかかれていました。

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みんなの願いが叶いますように。

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今年も、ほんとうにたくさんの七夕の願いごとを送っていただきました。私たちの発信に応えてくれる人がこんなにいるんだと思うと、勇気が出てきます。いつもありがとうございます。

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貴船山の湧き水、御神水の霊泉に浮かべると、文字が浮かび上がる水占みくじ。有名なおみくじで、たくさんの観光客が水に浮かべて一喜一憂していました。

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水の神様の存在を、たしかに感じながら。

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本宮で、奉納の儀。目をとじていると、一瞬自分がどこにいるのか分からなくなりそうな静けさのなか、滞りなく粛々と進んでいきました。今年も無事に奉納することができて、ほっと一安心。心から、みなさんの願いごとが、無事に叶いますように。10周年を迎える暦生活の願いごとも、ひっそりと紛れ込ませていました。(こちらも、無事に叶いますように)

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今年も貴船神社での奉納が終わりました。なんだかとてつもなく大きくて、それでいて優しい存在にたしかに見守られているような。そんな感覚を持ちながら、もと来た道を辿り帰路につきました。

七夕企画「みんなの願いが叶いますように。」は今年で3回目でしたが、今年もこうやって貴船神社に来ることができてよかったです。また来年も来れたらいいなあ。


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