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「水素は怪しい」読めば変わる、そのイメージ!②医療現場での水素療法

「水素医療」というと何をイメージしますか?水素水、水素吸入…「うんうん、聞いたことはある」といったところでしょうか?実は今や、医療最先端の現場から、皮膚や整形外科の領域まで、幅広く水素の実力が活かされています。
本日は、水素が実際に今、医療現場でどう使われているのかを簡単にご紹介します。また、最後に私自身の水素体験談も載せましたので、是非参考にしてください。

1.水素のはたらきを、おさらい

まずは少し、前編のおさらいをしましょう。
水素はこの世でいちばん小さな分子で、体の隅々まで行き渡る化学物質です。そして、私たちの体内で発生する「活性酸素」(体に害を与え疾患の原因になるもの)を攻撃してくれる「抗酸化物質」としてとても優秀な実力を持っています。

なかでも凄い水素の特徴は、「活性酸素」の中でも、悪玉活性酸素のみに反応して攻撃をしかけるというところ。

殺菌・免疫作用など体の役に立つ「善玉活性酸素」には反応せず、体にとって必要な活性酸素は残します。水素は悪玉のみを消去してくれるのです。悪玉活性酸素は、善玉の7000倍もの活性度を持っていて、その活性度の高さゆえに水素が反応して攻撃してくれるという理屈です。

攻撃

2.水素は体内に循環していて、副作用がない。

そもそも水素というのは、私たちの体にとって目新しいものではありません。
正常な腸では、水素ガスの99%が結腸で発生しています。(1969年The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINEで発表)
腸内細菌が水素を作り、それが血液中に溶解して体内を循環し、肺を通じて排泄されているのです。

また、必要な量よりも多く体に取り込んだとしても、口から呼気として出ていくので、摂り過ぎ、副作用がないというのも水素の優れた特色です。

3.水素医療をCOVIDに活かす中国の事例

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水素は悪玉活性酸素を除去するという働きを紹介しましたが、それだけでなく、幅広い効能が報告されています。水素は、毛細血管内の赤血球の流れをスムーズにしたり、血液の流れていない「毛細血管」の血流を増やす働きもします。

その働きを活かし、中国ではコロナの患者向けに水素の吸入を行っています(日本では未導入)。目的は、肺炎の重症化を予防すること。

下記絵をご参照ください。
わたしたちの肺は、気管支の末端にある小さな袋=「肺胞」が集まってできています。その肺胞の周りには動脈静脈の毛細血管が取り巻いているのですが、その血管を通じて酸素や二酸化炭素を交換しています。

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ところがコロナウィルスが肺胞に感染すると、炎症が起こり、酸素を取り込みにくくなる。そこに水素を吸入して送り込めば、肺の毛細血管の血流が増え、肺の中の酸素量を増やすことができるのです。

まさに水素は命綱なのです。

4.救急救命の現場で生存率を改善

命綱を担う現場と言えば、救急救命室。病院外で心肺停止が起こるケースは残念ながら非常に多いです。そして心肺が停止すると、たとえ蘇生しても、脳や心臓など臓器障害を起こしてしまうケースが多く、患者さんのスムーズな社会復帰は難しいという現実があります。

こうした障害に対する治療法には「体温管理療法」といって、全身を33~34度の低体温に冷却して、脳の組織障害の進行を抑えるという方法がありますが、なんとここにも、水素が登場するようになったのです。

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水素ガスを酸素と共に吸入すると、心肺停止から蘇生した後の脳機能、心筋組織への障害を軽くし、生存率を上げる効果があることが慶応大学から発表されました(2012年米国心臓病学会雑誌Journal of the American Heart Association オンライン版/慶応大学医学部 佐野元昭氏ほか)。
これによって、蘇生後のコンディションが随分良くなり、患者さんの予後の向上に貢献しています。

体温管理療法のように、大掛かりな設備も必要なく、非常に導入もしやすい治療のひとつとなっています。

5.身近な水素治療の例

中国でのCOVID患者への水素投与、そして救急救命現場での水素投与も、水素を「吸入する」という方法です。水素水が世に出て有名になった水素ですが、実は吸入のほか、
・血管や全身組織には点滴内服
・筋肉、関節には注射
・消化管、内臓には内服
・皮膚には外用

など、治療目的によって治療方法を変えながら投与されています。

ごく一例ですが、皆さんにもごく身近な例で実際の治療例をご紹介します。

①アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎の重症度の評価に有用な血液検査としてTARC検査という検査があります。水素を点滴したり内服すると、TARCの値が下がり皮膚の炎症を抑え綺麗になるという症例が出ています。
アトピーにはよくステロイドが使用され、重度になるとその量や使用の期間の長さなどから副作用が心配されますが、水素ならば副作用はありません。しかし、残念ながら水素投与をやめると、またTARCの値が上がってしまう。つまり、対処療法のひとつで、根治治療ではないんですね。できてしまった活性酸素を抑えることはできますが、活性酸素の根源をやっつけてくれるわけではありません。
しかしアトピーに悩む患者さんからしたら、副作用もない治療なので、画期的と言えるでしょう。
②関節痛、腰痛、神経痛など整形外科の分野
皮膚の炎症を抑えるほか、水素は鎮痛効果も発揮します。整形外科的な領域では、患部への筋肉注射や関節内注射を行います。実際に鎮痛に関しては患者さんの感覚によるところがあり、医学的な検証はできませんが、実際に水素治療をされた患者さんからは、ステロイドや鎮痛剤、麻酔薬などと同じくらいの効果を感じるのだそうです。しかも、薬剤と違い、やはり副作用がないのはいいことです。
また、水素の注射に使う針は非常に細いですし、ステロイドのように、患部の軟骨の再生を止めることがないため、患者さんには喜ばれる治療のひとつだそうです。
初期の四十肩、関節炎初期~中期(中期以降は有効性は低い)、神経痛、肩・首のこり、リウマチ、膠原病など幅広く使われています。

6.私が実践している、水素ライフ

水素医療について2編にわたりご紹介しましたが、なんとなく怪しいイメージが払拭され、今後も医療において期待される成長分野であることが伝わればうれしいです。
皆さんに身近なところで使用されているところでは、スポーツジムなどで水素水のウォーターサーバーを提供していて飲んだことがあるかもしれません。いまは、上記のようなメカニズムで、疲労回復を促す効果はあるようですから、運動後の水素摂取はオススメします。

アクアバンク

(参考写真:アクアバンク様Webより)

私も「Dr.水素ボトル」で水素吸入をかなり前から実践しています。日頃趣味で続けてきたテニスやゴルフなど運動後に吸入すると疲労回復度が違うことを体感していますし、仕事で疲れたり、体調に揺らぎがあるときも、睡眠前に吸うと熟睡感が得られていますね。
このような製品を選ぶ時は、つい価格に目がいきがちですが、薬が身体に効果をもたらす血中濃度が非常に大事になるように、水素ガスがどのくらいの濃度であるかも重要です。できれば、吸入後の血中濃度も測定し、公表している商品が確実です。私が使用している水素ボトルは、水素濃度が 830,000ppm以上、血中水素濃度(吸入45分後)1.62ppb/wと、第三者機関による評価をされています。

~悪玉活性酵素だけ除去するのに最適なのは、「水素」です。~

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(エクセレヘルスケア株式会社より許可を得て掲載しています。詳細は下記リンクよりご確認ください

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【参考セミナー】
株式会社セリスタ主催 Sunday Wellness Breeze
「医療現場での水素ガスの可能性」
 医療法人社団医献会 辻クリニック 理事長
 一般社団法人 臨床水素治療研究会 代表理事 辻 直樹氏
【参考文献】
『なぜ水素で細胞から若返るのか ~抗酸化作用とアンチエイジング』
 辻直樹著/PHP文庫
 ~辻先生の知見のシェアリングに深謝申し上げます。

※本noteは私的なメディアであり、勤務先の病院とは一切関係はございません。またご紹介した商品も販売目的で掲載するものではないことを予めお含みおきください。





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