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#音楽

なかへち清姫太鼓 とある日の練習風景

熊野古道の旅で泊まった宿「あんちゃん」のご主人から
「太鼓を聞いてみませんか?」と突然のお誘い。

この辺で活動する「なかへち清姫太鼓」の練習が、
今夜あるという。

たまたま録音機材を持っていたこともあり、
メンバーの方の車に揺られ、いざ練習場所へ……

外灯のない山道を10分ほど走ると、
むかし集落だった地域の公民館に到着した。

まわりに誰も住んでいないから、
思う存分音がだせるという。

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會田瑞樹『風の祝〜琉球とアイヌの歌〜』(作曲:佐原詩音)

Listening Journey 第一弾は、會田瑞樹さんのヴィブラフォンをお届けします。録音機材は、機内持ち込みサイズのキャリーケースひとつ分!

會田瑞樹さんのホームページ
https://mizukiaita.tabigeinin.com/

収録:2022年11月2日 ティアラこうとう(江東公会堂)小ホール

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当チャンネルでは出演者を募集しています。詳しくはチャンネル概要をご覧くだ
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音楽ビジネスの再構築

音楽ビジネスの再構築

昨日はとてもお世話になっている音楽事務所の代表と長電話して、これからの音楽ビジネスについて話をしました。いい話がたくさんできたので、今日の記事は備忘録的に書いてみようかなと思います。

以前は録音された音源を売ることが音楽ビジネスの主軸でしたが、今や音源はプロモーションのツールにしかならなくなったことが、音楽ビジネスにおいて一番大きな変化です。
音楽業界はその変化のスピードに耐えきれず、ほとんど崩

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うだるような暑さの中、淡水老街を歩く――PA(電気による拡声)を使った路上ミュージシャンが多く目につくが、このデュオ?は鍵盤ハーモニカと笛。投げ銭をしてしばらく聴いていると「これを自分へのお土産にしよう」と思いたち、交渉して録音した。曲名は不明。

録音日:2019年7月13日
機材:marantz PMD661 MK2

2019年6月、杉並区は下高井戸にあるスタジオ ピオティータで開催された、後藤早恵さんのチェンバロ・リサイタルより、J.S.Bach の BWV903 Chromatic Fantasia and Fugue(半音階的幻想曲とフーガ)をお届けします。

チェンバロの録音には通常、楽器に近接させたマイクロフォンを用いますが、録音研究のテーマに則って、ワンポイント・ステレオのみ。オーケストラ等を録ると

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2019年4月、恵比寿の日仏会館で開催された、成嶋志保さんのピアノ・リサイタルより、セシル・シャミナードの『孤独』をお届けします。

日仏会館は写真からもおわかりいただけるように、コンサートホールというよりは日仏の交流を主眼に置いた多目的スペース。ゆえに、ピアニストの理想とする響きや演奏から若干離れたものかも知れません。

また、ホール内では「ジー」という調光ノイズもしくは館内放送用スピーカーから

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