これまで描いたことのない大きさに挑戦しました。
今年の9月、館山で個展を開催いたします。
鋭意、制作中です。昨年は、既存の作品の額装を変更するなどし、一部追加したのですが、今回は作品はまったく0からの準備です。
ようやく、キービジュアルとなる作品が完成しました。DMのデータの締切が7月半ばなので、少しだけほっとしています。
写真、納得いきませんでしたが、一旦投稿。こういうのは、記憶が新しい内に記録したほうがいいと思うからです。それに、一気にするより少しずつしたほうがいいと思うからです。
制作過程は、こちらに載せました。日々、全ツイートを回収していました。面倒でしたが、やってよかったです。今とても楽です。読み返すのは楽ではありませんが・・・。凄いボリューム。
今回の制作は
自分の限界を超えることができた
色々な画材や表現を試すことができた
山を描くことができた
など色々な収穫がありました。
山は、これまでも描いているのですが
今回も描くことができ、嬉しいです。また違った感じになりました。
今回の制作は、黒い壁と木の壁それぞれを1枚の大きな絵にしようと思い、始めました。しかし、このM15は絵のパーツというよりは1枚で独立した絵になっています。
当初はM15の中に流れ星を収めようとしていました。しかし、どーんと描きたくなり、しっぽがはみ出てしまいました。
山も、最初は描く予定はありませんでした。しかし、描きたくなり、描いてしまいました。
空も、最初は黒い壁とできるだけ同化させる予定でした。しかし、描き始めたら違う感じにしたくなりました。ダーマトグラフを重ね、黒をつくり出す実験をしました。それから、木炭も使いました。木炭楽しいのでまた使ってみたいです。
流れ星のしっぽは、お花であり、贈り物でもあります。あとはちょっぴりお魚。館山は、花のまちなので、お花にしました。木の壁で風のおくりものの最大バージョンをと思っていて、そちらを呼応させる形にしようと思いました。昨年の感謝の気持ちも込めました。
色々な画材を重ねていきました。下地は、アクリル絵具のパールホワイト。私の好きな色のひとつです。液体によるハードエッジを得たかったので木をしっかり覆うよう、何度も重ねました。重ねていくうちにとても美しくなり、このままにしておきたいという気持ちも生じましたが、思い切って色を入れました。
まずは、リキテックスリキッドでハードエッジをつくりました。これは、昨年取り組んだのが楽しくて、再びしてみたいと思っていたのです。
その後ダーマトグラフやシュトックマーの蜜蝋クレヨンを重ね、さらにカワチ画材のオイルパステルを重ねました。それから、天然石をたくさん。
山には、最初和紙で凹凸をつくるなどし、その後控え目に加筆し、最後には色鉛筆(ポリクロモス)で色んな生き物たちを小さく描き込みました。姿というよりは、命です。120色を3か所ずつ。途中で混乱したのもあるので、少なめか多めになっている可能性もあります。流れ星が主役なので、おとなし目にしましたが、カラフルな点がお揃いです。
秘伝のタレも使いました。これも楽しかったです。
久しぶりに、天然岩黒も使用しました。やはり私は石が好きだと思いました。
それから、デジタルからアナログに移行したから、強烈な物質感、デジタルでは表現できないアナログならではのものを追い求めているのかもしれないとも思いました。
天然石は、流れ星は白、山は黒で、白黒にもなっています。不思議なご縁で、シロクロアート様で個展をさせていただきます。
不思議と言えば、今回の木製パネル、ダーマトグラフで色を重ねているときに細い月のような跡が浮かび上がりました。それはそのまま残しました。
それから、屋久島のこともほんのり想いながら描きました。
M15は20日くらいでできるということがわかりました。もちろん、制作方法によってはもっと短時間でできることもあるでしょう。絵具を思いっきりぶつける抽象画とか。
今回のようなのならば、念のため1ヶ月いただければ、制作可能です。ゆっくりオーダー受付中です。個展の後も色々あるので、納品はかなり先になりそうですが、お話のまとまった順に対応させていただきます。ご相談だけも大歓迎です。
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ありがとうございます。それでは、また。
その後、撮りました。
その後、YouTubeに投稿しました。
インスタのリールにも。