「全国旅行支援と、オミクロン株対応ワクチン」。2022.10.22.
薄曇り。
暑くはないけれど、でも寒くない。さわやかさもない。
なんだか、ぼんやりとした天気だった。
またワクチンの通知があちこちに届き始めたみたいだけど、なんだか、もううんざりした感じもあるようだ。
コロナワクチンは、これまで全部、接種していれば5回目になる。この前、インフルエンザのワクチンもあったから、計6回になるから、おっくうになっても当然だと思う。
小さな画面
午前９時前に家を出る。
道路の人通りは少ない。
駅に着いて、ホームには人が１０人くらいいる。
電車内は空いている。
車両の中では、立っている人は自分も含めて３〜４人。
窓は少し開いている。
車両の小さい画面に地域の情報が流れる。
知らなかった地元近くのギャラリーだけど、行きたいと思う。
映像
ドアのそばで立っていたら、近くの座席の模様の入ったジーンズを履いた若い男性が小さな声を出している。スマホを見て、誰かと顔の映像も映しながら、文字で会話をしている。ずっと貧乏ゆすりが続いている。
楽しそうだった。
終点に着くと、人波といっていい人数が一斉に降りて、改札へ向かっていく。
ダッシュする人、小走りの人、全体は早めに歩く速度。そこから振り落とされてないような気持ちで歩く。
スーツケースが目立つ。
喫煙所
今日も一人だけアルコール除菌のポンプを使い、電車を乗り換え、目的の駅に着く。
駅近くのまだ新しい喫煙所の入り口の前に列ができている。
４人くらいが、距離をとって並んで、一人ずつ入っていく。
今は、どこへ行っても意識されないソーシャルディスタンスが、ここではかなり守られているようだ。
喫煙所の中は、少し遠くから見ても、「密」に見える。
イチョウは、少し色づき始めていて、そこに名前を知らない鳥が何羽か止まって、細かく頻繁に移動した後に、飛び去っていった。
今日は、ノーマスクの人は、毎週のように道路ですれ違う男女のカップルと、もう少し歩いたところで、駅に急いで走っている若い女性だけだった。
全国旅行支援
「全国旅行支援」が、今週から始まったようだけど、これで人の移動が多くなりそうだ。それで感染が拡大するかもしれない。若くて健康な人と、持病を持ったり高齢の人で、その利用に「格差」ができそうだ。
名前を変えてでも、再び「旅行支援」をするのであれば、本当は、きちんと医療環境を整えてからにしてほしい気持ちはある。
With コロナってね、「誰もが感染しても仕方ないよね」っていう意味じゃなくて 「感染した人がいつでもどこでも安心して医療を受けられる社会」って意味
（武藤義和 医師）
こうした社会が実現してから、「全国旅行支援」を実施するのが、本来は筋が通った話なのに、とは今も思っている。
夕方
午後４時過ぎに、用事が終わって、また朝降りた駅に向かう。
毎週、同じような動きをしているけれど、今日はなんだか暖かく感じる空気で、ワイシャツの上にセーターを着ると、暑いくらいだった。
ニュース
電車に乗ると、いつものようにドアの上の小さな画面でニュースが流れている。
円急騰
高梨沙羅 全日本６連覇
日光の紅葉 ピーク迎える
バイオリン前田紀奈さん優勝
1ドルコーヒー １５０円 名古屋の加藤珈琲店
アストロズ２連勝
駅ビル
乗り換えの駅で降りて、久しぶりに駅ビルに寄る。
コロナ禍になった頃は、アパレルのチェーン店がある階には、店員がいて、体温を測っていた。今は、その場所には、アルコール除菌のためのポンプと、体温を測る機械が設置されていて、私はそれを使用したが、他の人は、何もないように通り過ぎていった。
スーツケース
電車にまた乗って、くしゃみやせきが結構聞こえてくるけれど、それを気にかける人は、誰もいないようだ。
今日は、朝も夕方も、スーツケースを引っ張る人たちを、多く見た。この何ヶ月かで最多かもしれない。
こんなに「旅行支援」の効果はあるのだと思ったけれど、その後にまた感染が拡大しても、もうそれを恐れる人は、少なくなっているのかもしれない。
体が弱い人間にとっては、ずっと気になるけれど、でも、表現は適切でないかもしれないが、「弱者切り捨て」は始まっているのかもしれない。
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