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「梅雨入りと、感染増加」。2023.6.10.

 蒸し暑い。

 そのせいか、昨日の夜はよく眠れなかったけれど、それでも気がついたら、寝ていたみたいで、目覚ましの音で目が覚めた。

人通り

 午前9時前に玄関にいて、なんだか、やけに熱いので、もしかしたら発熱かも、と思って念のため体温を測ったら、36・3分だった。

 平熱だった。

 家を出かける前は、外から、近所の高校へ向かう学生の声が、かなりしていたが、午前9時前になると、駅に向かって歩いていても、学生とはほぼすれ違うことはなかった。

 人通り自体が、少ない。

 薄い灰色の曇り空。

マスク

 駅のそばの牛丼屋には、2人のお客さんの姿が見える。

 駅のホームには、20人くらいの人がいる。

 マスク着用率は、6割くらいだと思う。

アルコール

 電車が来て、電車に乗る。

 車両の中には、人が少なめで、冷房が入っていて、窓は閉まっている。

 人声も少なく、静かに進む。

 駅に止まるたびに、人は増えて、終点になる頃は、少し人が多くなってくるが、やはり静かなままだった。

 違う路線に乗り換える時、改札のそばのアルコール除菌ポンプを使うのは、今日も私一人だった。

車内

 ホームに降りたら、電車が来た。

 電車に乗り込んだら、土曜日なので、それほど混んではいない。


 少し遠いところから、大きいくしゃみが響いてくる。
 ドアのそばに立っている若い男性だった。
 また、くしゃみが聞こえる。

 その男性はマスクをしていない。手で押さえてもいない。
 もう一度、大きいくしゃみをした。

 車内のマスク着用率は、7割くらいの感じだった。

アルコールポンプ

 目的の駅についた。

 改札を出てから、真ん中の通路をはさんで、向こう側の改札のそばに、人の動線とは微妙にはずれたところに、テープで止められたアルコールポンプまで歩いて、プッシュする。

 このところ、なるべく使っているのは、「5類移行」後に、こうした除菌ポンプは、使う人が少なくなると、なくなってしまうのではないか、といった気持ちがあるからだった。

あじさい

 駅の構内から外へ出て、道路を歩く。

 曇り空は変わらない。

 静かに感じるのは、ここも人通りが少なく、そういえば、ここまで何事もなく、ただ、無事に移動できた気がする。

 よく眠れなかったことを思いだす。

 アジサイは、気がついたら、きれいに咲いている。

 そういえば、梅雨入りしているようだった。

ハンドドライヤー

 公衆トイレに寄って、手を丁寧に洗っていたら、後ろで大きめの音が聞こえてきた。

 ハンドドライヤーの音だった。

 たぶん、4年ぶりくらいに、その音を聞いた。

 記憶の中よりも大きかったし、新鮮な気持ちがした。


増加傾向

6月9日、新型コロナウイルスの最新の感染状況が公表され、加藤厚生労働大臣は「緩やかな増加傾向にある」と懸念を示しました。

 感染防止対策が緩みつつあるのだから、当然のように感染は増加するのだと思うのだけど、こうした他人事のように聞こえるというか、例えば、高齢者施設は、どうなっているのだろう、というのが見えない。

 もし、増加傾向であるのであれば、重症化する傾向がある方達や、場所には、重点的に対策が必要なはずなのだけど、それは、どうなっているのだろうか。

 「(コロナの発生状況は)緩やかな増加傾向にあると承知しており、様々な点を含めて重層的に評価していきたいと考えております」

 評価するのであれば、早く判断をしないと、その対策も取れないと思うのだけど、ただ、不安がふくらんでいく。

新型コロナが5類に移行してから1カ月。新型コロナ以外の“季節外れ”の感染症が増えています。

 それに加えて、最近は、「はしか」や「インフルエンザ」の感染が増大し始めているらしい。

 これから、持病があったり、高齢だったりするのであれば、これまで以上に感染症に気をつけなくてはいけないようだ。でも、そういうことを言うこと自体が、「コロナを終わらせたくない人」などという非難を受けそうな不安もある。

 コロナ禍が終息していないのは事実なのに、なんだか変な気持ちがする。

本屋

 午後4時過ぎに用事が終わり、久しぶりに、駅のそばの本屋に寄った。

 カフェが併設されていて、そこには、人がいて、座って、くつろいで本を読んでいる。それは、ごく普通の平和な光景だった。

 マスクをしている人も、していない人もいる。

ホーム

 本屋で買い物をしてから、駅に向かって、ホームで電車を待った。

 線路の向こう側に見える学校で、赤と黄色のユニフォームを着たチーム同士が、サッカーの試合をしている。

 人が、あちこちに動く。

画面

 電車が来て、電車に乗り込む。

 ドアの上の小さな画面に、山手線が遅れている情報が流れる。

 そのあと、その隣の画面にニュースが繰り返される。

 ウクライナ ダム決壊
 夏の電力需要
 入管法 “改正” 可決 成立
 天皇皇后 両陛下
 坂本龍一さん“生演奏”
 カナダ山火事

混雑

 大きな駅に着く。

 人が大勢乗ってくる。マスクとノーマスクの人が半分ずつくらい。

 一気に混雑した車両になった。

乗り換え

 本屋に寄った分だけ、20分ほど、いつもよりも遅くなって、目的の駅で、今度は自宅の最寄り駅につながる路線に乗り換える。

 アルコール除菌ポンプを使ったのは、やはり一人だけだった。

 乗り換えた電車は出発し、いくつめかの駅で、若い男女のグループが10人くらい一気に乗ってきた。マスクは着用していない。笑顔で、楽しそうに話を続けている。

薬屋

 目的の駅について、降りる。

 駅のそばの薬屋の前で、3歳くらいの小さな男の子。そばに5歳ほどの女の子。その母親らしき若い女性が立っている。

 男の子が振り返り、指をさして、「きめちゅ」と言っている。

 母親らしき女性も振り向いて、「鬼滅ね」と確認しているけれど、通り過ぎる時に、その指さした先の商品の棚には、「鬼滅の刃」の小さなポスターらしきものが貼られているのがわかった。

 彼にとっては、人生の最初から「鬼滅の刃」が存在していたのだと思うと、なんだか、不思議な気持ちがする。




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