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⑨ しょうがい共済に思うこと

この制度は、親が障害を持っていたり、持病を持っていると入れないし、金銭面である程度余裕がある世帯に優遇な制度に思います。
子が重度障害だったり、先天的な疾患があり、短命な可能性がある場合も
使いづらいですよね。
ですので、障害児を持つ親の中でも、真にキツイ家庭は対象外になっていると思います。

子が親より早く死んだ場合どうなるかですが
再度説明しますと
弔慰金として一口当たり以下の金額が支払われるだけです。
1年以上 5年未満の加入 50,000円
5年以上 20年未満 125,000円
20年以上 250,000円
障害のある子を育てつつ例えば39歳で加入し20年間払ったとします。
11,400円×12カ月×20年=2,736,000円の支払いです。
子が早く死んでも1割程度しか返って来ません。
掛金相当が返ってくる仕組みにしてくれたら、使いでがあるのに…と思います。

所得が低く、しんどい思いをしながら、頑張って片親で障害のある子を育てている
こんな方にこそ助けが必要でしょうし、親亡き後が心配に思います
しかし、そういう方には本商品は手を出せないでしょう。

よって、使いづらく、広く障害を持った子の未来のための制度になっているかというと、かなり偏りのある制度に思います。
加入して得をする可能性がある人は、加入対象の中でも少ないでしょうし
加入者を選ぶ制度です。

実際、パンフレットには49年間で21万人の加入と記載があります。
1年に4,300人くらいです。
日本には900万人ほどの障害者がいるようで
全障害者中たった2.3%の障害者しか加入していない計算です。
わかりにくい、知られてない、使う人を選ぶ商品ってことですね。

ひつこいですが
健康でない親でも入れる。
子が早く亡くなった場合、払い込んでいた掛金相当が返ってくる。
そうなると、今の掛金では無理でしょうが
広く障害児を持つ家庭で利用したくなる制度に改善されると良いなと思います。

次の記事は
⑩障害者扶養共済制度(しょうがい共済)加入完了

【目次】
① 障害者扶養共済制度(しょうがい共済)を知ったきっかけ

② しょうがい共済ってどんなの?

③ しょうがい共済のメリットは?

④ しょうがい共済のデメリットは?

⑤ しょうがい共済に加入した方が良いと思うケース

⑥ しょうがい共済に加入しない方が良いと思うケース

⑦ しょうがい共済、入るならいつがいいの?

⑧ しょうがい共済、いつ頃どこで手続きすればいいの?

⑨ しょうがい共済に思うこと

⑩障害者扶養共済制度(しょうがい共済)加入完了






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