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③ しょうがい共済のメリットは?

メリットは?

・掛金が全額所得控除になること。
サラリーマンの場合、全額所得控除になる金融商品ってiDeCoくらいです。
個人事業主なら国民年金基金や小規模企業共済が使えますが
サラリーマンでも使える全額所得控除ってほぼなく
高給サラリーマンにとっては貴重に思います。
もちろんサラリーマンでなくても全額所得控除は嬉しいですね。

また、一般的な生命保険や年金保険にも控除はあるのですが
大体それぞれ所得税で4万円が上限です。
こういった面では優遇してくれていると感じます。

例えば44歳で1口加入なら年間掛金171,600円が全額所得控除。
2口なら343,200円が控除されます。

続いて控除でどれだけ得になるのか説明します。
この商品は、34歳から44歳の間の加入ですと
大体350万円の掛金を払うことになります。
その人の所得税率にもよりますが
仮に44歳で所得税率20%(65歳までその税率として計算)の人が加入したとします。
掛金総額350万円に、所得税と住民税あわせて約3割の控除を受けれるので
実質的な支払額は、ざっと350万×0.7=245万円になります。

親亡き後、子が10年間生きているだけでほぼトントンです
(ひと月2万円受給×12カ月×10年=240万円)。
所得が高く、所得税率が高い方だとトントンになるまでもっと早いです。

・将来子供が年金を受けるとき、所得税や住民税がかからず、非課税で受け取れます。
また生活保護を受給する場合も、この分は収入認定されません。

・親が早く亡くなった場合の備えになる。
もし加入していて親が早く亡くなってしまった場合
この共済の給付だけでは生活できんですが、少しは 心強いですね。

・実は「掛金の減免」って制度があります。
居住地によって行っている・いないがあるようで
私もはっきりしたことはわかりません。
全都府県や指定都市を調べるのも、そこまでしたくは…(^^;

生活保護を受給しているけど…住民税非課税だけど…
住民税の減免を受けてるけど…
って方は、役所へ問い合わせてみてください。
掛金が免除になったり、減額してくれるようです。

私の居住地では、生活保護を受けている場合、一口目だけ全額免除してくれます。

これは嬉しいことですが、実はそんなに甘くもないと思います。

しょうがい共済(他の共済にもですが)には、「告知」ってのがありまして
加入前に親の健康状態を告げないといけません。
生活保護を受ける方って、何らか障害抱えてたり
精神や身体を患ってたりって方多いと思います。
そういう方は加入できないんです。
あくまで加入時点で健康な方が対象なんです。
そして、ウソを書いて入ったとしても、それは詐欺に
すなわち犯罪になってしまいます。
後々ウソがばれると、それまでの掛金が戻らず
保障が終わることもあり得るでしょう。

そういったことを考えると
健康で金銭的に余裕のある人でないと加入しづらく
弱者の側に立った商品とは言えません。

次の記事は
④ しょうがい共済のデメリットは?



【目次】
① 障害者扶養共済制度(しょうがい共済)を知ったきっかけ

② しょうがい共済ってどんなの?

③ しょうがい共済のメリットは?

④ しょうがい共済のデメリットは?

⑤ しょうがい共済に加入した方が良いと思うケース

⑥ しょうがい共済に加入しない方が良いと思うケース

⑦ しょうがい共済、入るならいつがいいの?

⑧ しょうがい共済、いつ頃どこで手続きすればいいの?

⑨ しょうがい共済に思うこと

⑩障害者扶養共済制度(しょうがい共済)加入完了


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