Saku Rock Climbing School

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noteではクライミングレッスンのご案内、クライミングハウツー、エッセイ、インタビュー、ワークライフバランスに関する記事を書いています✏️

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  • 作者の日記

    エッセイや紀行を発信していきます。

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    クライミングの上達方法や練習方法について発信していきます。

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    自然と関わる中で辿り着いた『禅』その学びから得た日常生活に役立つゆっくり生きるヒントを発信していきます。

最近の記事

ラオス生青唐辛子ギャル、破壊力MAXパパイヤサラダ

首都ビエンチャンからほぼ真北に150キロ移動するとバンビエンという街があります。ラオス人のクライミング仲間に会うべく陸路でメコン川を越えてやってきた私たちは、この街の豊かな自然とクライミングを存分に楽しみました。今回はそんなバンビエンの「食」の話をします。 クライミングに関しては、山と渓谷社「ロック&スノー」2024夏号に私の記事が掲載されているのでご購入いただければ嬉しいです。 話を進める前に、やはりラオスを語るにはベトナム戦争の話は抜きに出来ません。 ベトナム戦争時

    • 永久保存版!クリップの方法と注意点(無料記事)

      クリップが必要なシーン最初に体験したクライミングが「トップロープクライミング」という方は多いと思います。特にクライミングジムでの体験だとトップロープクライミングは最もポピュラーな方法です。そんな最初の一歩から次のステップに進むとき必要になるのが、ロープを自分でカラビナにかけながら登る「リードクライミング」という方法です。 トップロープでは自分より上にロープがかかっていたのに対し、リードクライミングは自分より下にロープがあります。簡単に言えば「トップロープでは滑落はしないが

      • 初心者必見「外岩オブザベーション」の基本

        「外のオブザベーションはどうやったら良いの?」プレイベートレッスンや、クライミングセンターでお客さんからいただく質問の1つです。この質問の解決には、やはり実際に自然の中でクライミングするのが1番の解決方法ですが、今回はプライベートレッスンを受けられない方々のために簡単に紹介していきます。 クライミングジムであれば、ルート全体が見渡せるし、何より使うホールドが色付きのテープでマークされているのでそれほど難しくはありません。しかし自然のクライミングとなると話は別です。ルートのラ

        • 2週間ごとに消えていく小さな言葉たち「National Geographic」

          14日おきに世界から1つの言語が消滅しています。次の世紀までに地球上の7000の言語の約半数が消滅すると言われています。 上の文章は[National Geographic July 2012]からの引用です。2011年から2013年までの間、英語の勉強として「ナショナルジオグラフィック」を定期購読していました。しかし当時は読むのも辞書を片手に、、、なので、ついつい放ったらかしに。それで先週、書棚の整理をしていてこの雑誌の束を見つけて読み直してみると当時より英語をよく理解で

        ラオス生青唐辛子ギャル、破壊力MAXパパイヤサラダ

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        記事

          海外に行くなら知っておきたい「テンション」と「テイク」の違い

          落ちそうな時、登り切った時に言うテンション!コールは日本だけって思っていませんか?実は、日本だけじゃないんですね。 一昔前までは日本だけだったようです。しかし最近では海外のクライマーも時々使っているのを目にします。理由にはいくつかがあります。今回はそのうちの1つを紹介しましょう。 マルチピッチクライミングで、1ピッチのクライミングが終わりビレイステーションでアンカーを作り終えた際「safe」と言うことがあります。日本だと「セルフ取りました」に該当します。 そして、この「

          海外に行くなら知っておきたい「テンション」と「テイク」の違い

          米不足の今がチャンス?ゆるめケトン食とプチ断食のすすめ

          南海トラフ地震への警戒から米騒動に発展している日本の米不足は、食べ盛りの子供たちには大変な打撃です。長野県も例外ではなく、スーパーの棚からはものの見事に米が消えています。 そんな中、つい1週間ほど前から白米を食卓から減らそうと食事を変える生活を始めました。ケトン食です。これは簡単に言えば糖質を減らして脂肪を増やす手法です。あまり長い期間継続すると死亡リスクも上がるということで、いきなり徹底的に行うのではなく、経過観測を怠らないように無理なく継続していくつもりです。 このケ

          米不足の今がチャンス?ゆるめケトン食とプチ断食のすすめ

          「努力の日本」VS「成果のアメリカ」

          とあるアフリカ人のタレントがYouTubeで「日本語が喋れなかった時は日本人は優しくしてくれたけど、日本語が喋れるようになったら優しくなくなった」と言っているのを聞いて、アメリカは逆だなと思いました。今回はそんな話です。 私がアメリカに行った時、最初は英語がほとんど喋れませんでした。クライミングをしないレスト日はマス釣りに出かけようと、日本から釣り道具を持参したものの、漁業券(フィッシングチケット)の買い方が分からない。街にある小さなヨロズヤで売っているということは居候先の

          「努力の日本」VS「成果のアメリカ」

          ボルダリングでは成果が出るのにリードでは成果が出ない現象とは?

          運動において専門性を向上させるということは、別の視点から言えば、それ以外の運動は苦手になっていくということです。 あるスポーツ選手のオフトレとしてクライミングの指導をした時の話です。Aさんは常にどんな状況でも同じフォームを維持するために筋トレを重視していました。柔軟性も筋肉もバランスよく身についているけれどクライミングの簡単な動作は不得意です。理由は単純で、毎日の筋トレが習慣となって「高負荷にはこの動きで対応せよ」というシグナルが強く出過ぎるあまり、クライミングの簡単な動作

          ボルダリングでは成果が出るのにリードでは成果が出ない現象とは?

          「子供サマーキャンプ」開催レポート

          子供クライミングクラブの夏のイベントとしてキャンプがあります。毎年、メンバーのレベルに合わせて開催場所や内容を決めています。今年はメンバーの年齢が低めなので、私用の別邸でサマーキャンプという名目のお泊まり会を行いました。 初日はボルダリングと川遊び。近所で見つけた小ぶりな岩で登ります。ボルダリングは通常クライミングシューズで登りますが、履きたがるメンバーはあまり居ません。もちろん準備はしていきますがその場で何をどう選択するかは子供達に委ねられています。なので計画通りに行かな

          「子供サマーキャンプ」開催レポート

          「みんながやっているから問題ない」の先にある未来とは?

          この本の中で著者武田教授は「表面的なエコという言葉に騙されるな」と、警鐘を鳴らします。また一見エコに見える田舎暮らしも、生活必需品を手に入れるための移動距離が長く車も必要になるので、田舎は都市部に比べ12倍のエネルギーを消費していると言います。一方で、都市部の方が田舎よりも2倍のゴミ排出量なのでどちらがエコか単純な比較はできないものの、人口は少ないほど1人当たりのエネルギー消費量は増えていきます。 これらの話は、今まさに田舎暮らしを満喫している私には耳の痛い話ですが、重要な

          「みんながやっているから問題ない」の先にある未来とは?

          朝が苦手すぎる人のための朝のルーティーン自動生成法

          note夏の連続投稿チャレンジとして、夏休みの宿題的に5本エッセイを書いてみました。今回はラスト一本。朝のルーティーンを書いてみます。とはいえこのテーマは私のような凡人が書いても面白くないので、テーマに沿うギリギリの角度で攻めてみます。 いきなりですが、私には朝のルーティーンを守れるような資質はありません。小学生の頃から朝は苦手で、高校生の時は朝が起きれなすぎて昼から学校に行っていました。世界が全て午後から動き出せば良いのにと思って生きているぐらい朝が苦手です。アウトドアを

          朝が苦手すぎる人のための朝のルーティーン自動生成法

          幸せを探してアラスカの荒野へ『in to the wild』

          『in to the wild』という映画を最初に見たのは、2007年か2008年のカリフォルニア。レイクタホの友人の家でした。クライミングを通して海外によく出かけるようになった私にとって、この映画のテーマである「幸せとは何か?」というエッセンスが心に響いたのをよく覚えています。 当時はあまり英語も理解できなかったのですが、理解できないということが悔しくて、映画と同じ内容の小説を買って勉強もしました。まだそれほどインターネットが普及していない時代。アメリカで買った英語の本を

          幸せを探してアラスカの荒野へ『in to the wild』

          地元ストリートで今日の晩酌

          長野県佐久市の中込という街には夜になると飲み屋の明かりが軒を連ね、それはまるで映画「千と千尋の神隠し」に出てくるシーンのように夜の迷宮を作ります。 路地は、複雑に入り組んだかと思うと次の瞬間には開けた場所に出たりする。その時の気分に従ってその日の最後の締めくくりの暖簾をくぐる。都会の規模には到底及ばないにしても、千曲川流域に栄えた中込の街の夜を彩る飲み屋の明かりはとても鮮やかで足取りは軽くなります。そんな数ある飲み屋の1つを今日の晩酌候補として紹介しましょう。 『屋台酒場

          地元ストリートで今日の晩酌

          ロングボードのBGMは真夏の果実

          新潟県上越市には長野の海と呼ばれる遠浅のビーチがあります。ここは郷津海岸。サーフスポットとしても有名です。冬になると北西季節風の影響によって海は荒れ、サーファーにとっては楽しい時期となります。そんな日本海も夏は一転して穏やかな波。日本海の夏こそロングボードが最高なのです。 ビーチでは海開きを控えた海の家が準備に追われています。その様子はビーチに居るよりも海から見る方がはっきり分かります。普段はショートボードを使ってサーフィンを楽しんでいますが、新潟の海はやっぱりロングボード

          ロングボードのBGMは真夏の果実

          猛暑から脱出!快適ソロキャンプ

          暑い。ひたすらに、、、。これは世界的兆候とも言えるかもしれません。私の住んでいる場所は長野県の山の中にあり比較的涼しい場所ですが、それでも今年は蒸し暑さが平野部からこの辺りまで上昇してきて、東南アジアのような熱帯夜が何度かありました。 人間に与えられた涼む方法はいくつかありますが、自然大好きなわたしにとって人間の開発したテクノロジーに頼り切るのは自然界に申し訳ない。ということでSDGs的解決策を考えると標高を上げるしかない。そこで、自宅から700mほど標高の高いキャンプ場に

          猛暑から脱出!快適ソロキャンプ

          思考する腸

          日本語に隠されたメッセージ言葉の中には時として重要なキーワードが隠されています。それは「意識」や「気」といった東洋的なエッセンスです。 例えば「頭に血がのぼる」というのは「怒り心頭」といった状態です。意識が高くなって「頭に血がのぼる」のです。「怒髪天をつく」も同じような意味ですね。 「腹の虫がおさまらない」というのもあります。これは一度は腹まで下ろしてきた意識だったけど、悔しさや恨みなど何らかの理由によってもう一度「あがろう」とする様子をよく表しています。そして、その「

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