Saku Rock Climbing School

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Saku Rock Climbing School

noteではクライミングレッスンのご案内、クライミングハウツー、エッセイ、インタビュー、ワークライフバランスに関する記事を書いています✏️

マガジン

  • ワークライフバランス

    自然と関わる中で辿り着いた『禅』その学びから得た日常生活に役立つゆっくり生きるヒントを発信していきます。

  • クライミング上達マガジン

    クライミングの上達方法や練習方法について発信していきます。

  • 作者の日記

    エッセイや紀行を発信していきます。

  • インタビュー、対談記事です。

  • クライミング講習メニュー

    クライミング講習のご案内です。目的に合った講習をお選びください。

最近の記事

スマホ時間を少しだけ減らしてみる

スマホとどう関わるかを考えるスマホはとても便利な道具ですが、その便利さゆえに使い過ぎてしまう、気づかないうちに依存してしまうという状態も多く、人間がバランスよく生きて行く上で弊害になってしまう側面も近年では多く指摘されています。 「インスタグラムをやめる」の記事で情報探索と報酬探索を誤解してしまう脳の紹介を以前しましたが、SNS以外にもそもそもスマホを使うという行為そのものが私たちに与える影響は大きいものです。 愚痴の機能私たちは物事を分けて考えます。なぜ分けて考えるの

    • 脳を活用して技術を定着させる

      はじめにクライミングのトレーニング方法は様々です。筋トレが重要と考える人もいますし、登れればそれで良いと考える人もいます。どの方法も正解であり、相対的に間違いでもあります。大切なことは自分に合ったトレーニング方法を選ぶことですが、今回はそんな自分の体の発するメッセージにいち早く気づき対応するための1つのヒントを紹介します。 特に、おすすめしたい人は練習を頑張っているのに、いまいち思い通りの成果が出ないと思い悩む人です。そんな人はもしかしたら長い休みが必要なのかもしれません

      有料
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      • ストレスに耐えれられない体を作ろう!

        何のために耐えているのか知る私たちが生きていく上で、忍耐や我慢が必要な場面はたくさんあります。好きなことを仕事にしたとしても、それと同等かそれ以上に大変なことが多いことも、、、。まるで私たちの人生はそれら忍耐が当たり前のように存在しています。しかし本当にその忍耐は必要でしょうか?自分自身にとって本当に必要不可欠であると言えるでしょうか? 私たちは目標を掲げて仕事に打ち込みます。好きなことを仕事にする人は充実感を求め、お金を集めたい人はお金をたくさん稼ぐことを目標にします。ど

        • グレードピラミッド

          これまでトレーニング方法を中心に、いろいろなテクニックを紹介してきました。それらのトレーニングやテクニックは練習することで役立ちますが没頭しすぎると手段が目的化してしまうことがあります。そういった遠回りを避けるために目標と手段の分類についてわかりやすく視覚化する方法があるので紹介します。 グレードピラミッドと呼ばれる方法です。これは目標とするグレードに到達するために登らなければいけないルートの本数をインデックス化したものです。5、12aを登りたかったらまずは5、10dを32

        スマホ時間を少しだけ減らしてみる

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          44本
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          34本
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          9本

        記事

          patagoniaトートバッグの魅力

          私が人生で初めてトートバッグに出会ったのは、残っている最古の記憶としては、小学校の時の図書館で借りた本を入れる袋です。形状としてはトートバッグですね。ただこれが実に面倒なバッグで、バランスが悪い、背負えない、中身の本がすぐ出てしまう、手で持つのがめんどくさい、などなど、もうとにかく邪魔!というのが印象です。小学生ですから。 次に出会ったのが、イベントか何かでもらったバッグだと思いますが、物を入れるときに入口を毎回片手で開けて押さえなければならず、置こうとしても横にパタっと倒

          patagoniaトートバッグの魅力

          インスタグラムをやめる

          インスタ歴インスタ歴から紹介すると、店舗の宣伝のため2年ほどインスタをやっていました。しかし特に目覚ましい影響があるわけでもなく、いつの間にか個人的な内容が増えてきてしまったので、店舗と個人でアカウントを分けて運営。店舗の方はしっかり作り込んで分かり易さを重視しましたが反応は悪く、個人のアカウントも同様でした。 とはいえ誰も見ていない訳ではなく、楽しみにしている人も居ます。私もそんな人たちを思い浮かべながら投稿を続けつつ、どうしたらもっと見られるようになるのか、良い反応を得

          インスタグラムをやめる

          カリフォルニアで禅に出会った話

          正しくは、カリフォルニアで禅の片鱗を体感していたが、そのことに気付いていないまま「一体あの感覚はなんだったんだろう」と、そのよく分からない感覚を追い求めていた。今日はそんな話。 2006年だったと思う。友人の住むアメリカ西海岸の岩場の1つにラバーズリープという場所がある。その岩場にbear’s reach(熊のリーチ)という3ピッチのルートがある。dan osmanがフリーソロしたことで有名なルートだ。(Danはこのルートをフリーソロで駆け上がっているから驚く) 友人の家

          カリフォルニアで禅に出会った話

          やる気と脱力

          子供クライミングクラブというプラットフォームを作って午後6時から8時の間、子供たちが自由に遊べる時間を佐久クライミングセンターでは設けている。私自身は競い合うことが苦手なので「大会で勝ちたいんです!」とか言われると途端に気持ちがぐったり疲れてしまうので、スクールという形はとっていない。スクールは長野県内にもたくさんあるし、そういった意欲的な子には別の施設を紹介している。 そういう姿勢もあってか、世間はオリンピックブームだというのに、真逆を目指しているクライミングセンターには

          トップダウン思考でピンチを切り抜けよう!

          「トップダウンの会社はダメだ、現場の声を掬い上げるボトムアップこそ会社が成長する秘訣だ」という話?ではありません。 今回は目標達成のための手法についてのお話です。上記したようにボトムアップが効果的な場合も世の中にはたくさんありますが、この思考法は人間界の社会生活において有効な場合がほとんどで、自然界の適者生存の中ではあまり役に立たないんじゃないか、むしろ場合によってはより危険なんじゃないか?という話です。 登山に例えてみましょう。登山には山行に適した装備と持ち物があります

          トップダウン思考でピンチを切り抜けよう!

          紀伊半島を巡る親子3人春休みの旅

          3月下旬。冬の厳しさが去り長野県も春らしくなってきたとはいえ、朝の伊那谷には冷たい風が吹き荒れ宿場町を散策する私たちの体を縮ませた。朝早いこともありほとんどの商店は店を閉めたままだ。 一軒だけ開いていた店で、五平餅とほうじ茶を買う。4歳の娘がうまそうに五平餅を食べる姿がかわいい。 娘はチャンスがあればいつでも私の膝の上を占領する。最初の頃、6歳の息子は妹のこの行動を羨ましがった。しかし、他者の影響によって生まれた羨ましさという感情が「ただそうしたい」という純粋な欲求を超え

          紀伊半島を巡る親子3人春休みの旅

          力みが気になる全ての人に送る、脱力系クライマーになるための練習方法

          はじめに クライミングの時に力が入りすぎてしまう。軽やかに登りたいのに理想的な動きとは違ってぎこちない動きをしてしまう。こういった悩みを抱えているクライマーは意外と多いと聞きます。今回は、力が入ってしまう理由の分析と脱力から得られる効果、脱力の練習方法までを紹介していきます。 私が最初にクライミングを始めた時、周りのクライマーと同じようなムーブができないことがよくありました。特に懸垂のようなパワームーブが出てくると途端に登れなくなります。練習を重ね、自分自身でも色々調べつつ

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          力みが気になる全ての人に送る、脱力系クライマーになるた…

          インタビュー企画、浅井×青山弘一「サーフィン」

          〜青山さん今日の波はどれくらいですか?〜 〜そうですね、頭半くらいやったかな〜 〜えっ、そんなに?〜 〜ここのところずっと波ありますよ、さすが四国やね〜 はじめに こんにちは。お山出版編集部です。 今回は、40歳にしてサーフィンに出会った浅井先生が、サーフィン歴50年以上という青山弘一さんにお話を伺いました。波と自分、波と自由について考えます。 日本にまだサーフィンが普及していなかった時代に自らサーフィンの技術を開拓し、波と対話しながら関わりを続けてきた青山弘一氏。JP

          インタビュー企画、浅井×青山弘一「サーフィン」

          対談企画、浅井×船山改×編集部「アート」後編

          インタビュー改 日本のもの作り凄いなと昔から思ってて、神社とかお寺とか、漆器もですけど、自然のものを使って作って、壊れても直して直して本当にダメになったら捨てる。土に還すという。塗料でさえ自然のものだからその辺に放り投げても自然に還る。江戸時代はそれが出来ていた。谷には畑があり、山側では薪が取れて、離れ山では木材が取れる。 自然が生活の一部で、良い循環を作っていたのが日本だったってある本を読んで知ったんですけど、だから今の時代を見ると、そういう時代があったからこその寂しさと

          対談企画、浅井×船山改×編集部「アート」後編

          ノンカーイのお金配りおじさん🇹🇭

          カンボジアとラオスでの旅を終えた私たちが次に訪れたのはタイ。メコン川を渡り陸路での越境となった。東南アジアにはよく行くが、この広大な地を支えた重要な自然環境であるメコン川をしっかり見たことが無かったので、メコン川沿いでありラオスとの国境の町でもあるノンカーイにしばらく滞在してみようと考えた。 そのメコン川沿いの町ノンカーイで、少し不思議な体験をした。 初日、夕食を探すためメコン川沿いを歩いているとバイクに乗ったおじさんが近付いてきて日本語で話しかけられた。おじさんは神奈川

          ノンカーイのお金配りおじさん🇹🇭

          対談企画、浅井×船山改「アート」 前編

          対談者紹介 自然界からインスピレーションを受けた作品を、コンパスと定規を使って描く船山改氏。日本の着物の柄に興味を持ち、作品には日本紋様の技法を用いている。船山改氏は現在、アート以外にもさまざまな表現の仕事を手がけているが、作品の一番の根源となっているのは、彼が大切にしている自然に対する考え方。更に、作品に深みを持たせているのは海外での経験、技術の応用、精神的な葛藤、そして、自分を発掘してくれた人たちへの感謝。それらから学んだことは表現をすることで初めて可視化されていくも

          対談企画、浅井×船山改「アート」 前編

          今更聞けないスポッターあれこれ

          はじめに ボルダリングは1人でも手軽に始められる反面、クライマー自身が課題に対してどの程度のリスクマネジメントをしたら良いのか、特に最初の頃はよく分からないというか、気付けないというウィークポイントがあります。 例えば、ロープを使ったクライミングの際には、パートナー同士で安全をチェックし合います。その際に、お互いの気が付いていない部分や、ルートを登る際の準備などを指摘しあえます。しかしボルダリングだとそうは行きません。 人気のエリアなどでは他のクライマーと交流しながら課

          今更聞けないスポッターあれこれ