Saku Rock Climbing School

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Saku Rock Climbing School

noteではクライミングレッスンのご案内、クライミングハウツー、エッセイ、インタビュー、ワークライフバランスに関する記事を書いています✏️

マガジン

  • 作者の日記

    エッセイや紀行を発信していきます。

  • クライミング上達マガジン

    クライミングの上達方法や練習方法について発信していきます。

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    クライミングレッスンのご案内です。目的に合った内容をお選びください。

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    自然と関わる中で辿り着いた『禅』その学びから得た日常生活に役立つゆっくり生きるヒントを発信していきます。

  • インタビュー、対談記事です。

最近の記事

努力に美学を感じる日本、成果に喜びを感じるアメリカ

とあるアフリカ人のタレントがYouTubeで「日本に来た頃まったく日本語が喋れなかった時は日本人が優しくしてくれたけど、日本語が喋れるようになったら優しくなくなった」と言っているのを聞いて、アメリカは逆だなと思いました。 私がアメリカに行った時、最初は英語がまったくと言って良いほどに喋れなかった。クライミングをしないレスト日はマス釣りに出かけようと、日本から釣り道具を持参したものの、漁業券(フィッシングチケット)の買い方が分からない。街にある小さなヨロズヤで売っているという

    • ボルダリングでは成果が出るのにリードクライミングでは成果が出ない現象

      私が20年近くにわたりクライミングの技術指導に携わってきた中で、受講生の中には別のスポーツの専門家もたくさんいました。中にはオリンピック選手もいます。そのうちの1人であるAさんを例にとって話を進めます。競技内容を書いてしまうと人物がある程度予測できてしまうのでここでは伏せておきます。 運動において専門性を向上させるということは別の視点から言えば、それ以外の運動は苦手になっていくということです。Aさんは常にどんな状況でも同じフォームを維持するために筋トレを重視していました。柔

      • 子供サマーキャンプ

        子供クライミングクラブの夏のイベントとしてキャンプがあります。毎年、メンバーのレベルに合わせて開催場所や内容を決めています。今年はメンバーの年齢が低めなので、私用の別邸でサマーキャンプという名目のお泊まり会を行いました。 初日はボルダリングと川遊び。近所で見つけた小ぶりな岩で登ります。ボルダリングは通常クライミングシューズで登りますが、履きたがるメンバーはあまり居ません。もちろん準備はしていきますがその場で何をどう選択するかは子供達に委ねられています。なので計画通りに行かな

        • 「みんながやってるから問題ない」の先にある未来

          この本の中で著者武田教授は「表面的なエコという言葉に騙されるな」と、警鐘を鳴らします。また一見エコに見える田舎暮らしも、生活必需品を手に入れるための移動距離が長く車も必要になるので、田舎は都市部に比べ12倍のエネルギーを消費していると言います。一方で、都市部の方が田舎よりも2倍のゴミ排出量なのでどちらがエコか単純な比較はできないものの、人口は少ないほど1人当たりのエネルギー消費量は増えていきます。 これらの話は、今まさに田舎暮らしを満喫している私には耳の痛い話ですが、重要な

        努力に美学を感じる日本、成果に喜びを感じるアメリカ

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        • 作者の日記
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        記事

          朝が苦手すぎる人のための朝のルーティーン自動生成法

          note夏の連続投稿チャレンジとして、夏休みの宿題的に5本エッセイを書いてみました。今回はラスト一本。朝のルーティーンを書いてみます。とはいえこのテーマは私のような凡人が書いても面白くないので、テーマに沿うギリギリの角度で攻めてみます。 いきなりですが、私には朝のルーティーンを守れるような資質はありません。小学生の頃から朝は苦手で、高校生の時は朝が起きれなすぎて昼から学校に行っていました。世界が全て午後から動き出せば良いのにと思って生きているぐらい朝が苦手です。アウトドアを

          朝が苦手すぎる人のための朝のルーティーン自動生成法

          幸せを探してアラスカの荒野へ『in to the wild』

          『in to the wild』という映画を最初に見たのは、2007年か2008年のカリフォルニア。レイクタホの友人の家でした。クライミングを通して海外によく出かけるようになった私にとって、この映画のテーマである「幸せとは何か?」というエッセンスが心に響いたのをよく覚えています。当時はあまり英語も理解できなかったのですが、理解できないということが悔しくて書店で小説を買って勉強もしました。まだインターネットが普及していない時代なので、アメリカで買った英語の本は日本から持ってきた

          幸せを探してアラスカの荒野へ『in to the wild』

          地元ストリートで今日の晩酌

          長野県佐久市の中込という街には夜になると飲み屋の明かりが軒を連ね、それはまるで映画「千と千尋の神隠し」に出てくるシーンのように夜の迷宮を作ります。 路地は、複雑に入り組んだかと思うと次の瞬間には開けた場所に出たりする。その時の気分に従ってその日の最後の締めくくりの暖簾をくぐる。都会の規模には到底及ばないにしても、千曲川流域に栄えた中込の街の夜を彩る飲み屋の明かりはとても鮮やかで足取りは軽くなります。そんな数ある飲み屋の1つを今日の晩酌候補として紹介しましょう。 『屋台酒場

          地元ストリートで今日の晩酌

          ロングボードのBGMは真夏の果実

          新潟県上越市には長野の海と呼ばれる遠浅のビーチがあります。ここは郷津海岸。サーフスポットとしても有名です。冬になると北西季節風の影響によって海は荒れ、サーファーにとっては楽しい時期となります。しかし私のようなあまり気合いの入っていないサーファーは冬の日本海の冷たさに辟易してしまい、とてもじゃないけど入水できません。そんな私の日本海の楽しみ方はパワーのない波をロングボードで楽しむことです。 つい先日も、新潟に所有している不動産の様子を見にいくついでに3時間ほどサーフィンを楽し

          ロングボードのBGMは真夏の果実

          猛暑から脱出!快適ソロキャンプ

          暑い。ひたすらに、、、。これは世界的兆候とも言えるかもしれません。私の住んでいる場所は長野県の山の中にあり比較的涼しい場所ですが、それでも今年は蒸し暑さが平野部からこの辺りまで上昇してきて、東南アジアのような熱帯夜が何度かありました。 人間に与えられた涼む方法はいくつかありますが、自然大好きなわたしにとって人間の開発したテクノロジーに頼り切るのは自然界に申し訳ない。ということでSDGs的解決策を考えると標高を上げるしかない。そこで、自宅から700mほど標高の高いキャンプ場に

          猛暑から脱出!快適ソロキャンプ

          思考する腸

          日本語に隠されたメッセージ言葉の中には時として重要なキーワードが隠されています。それは「意識」や「気」といった東洋的なエッセンスです。 例えば「頭に血がのぼる」というのは「怒り心頭」といった状態です。意識が高くなって「頭に血がのぼる」のです。「怒髪天をつく」も同じような意味ですね。 「腹の虫がおさまらない」というのもあります。これは一度は腹まで下ろしてきた意識だったけど、悔しさや恨みなど何らかの理由によってもう一度「あがろう」とする様子をよく表しています。そして、その「

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          不登校は学びのチャンス!?自由とは何か?

          今から4年前、10年続いた指導するクライミングスクールを止め、自由を学ぶ場として子供たちと関わってきました。クライミングスクールも、子供クラブと名を変えて、なるべく行動を規制する事なく、競争ではなく調和を目指すクラブにしました。その活動の中で一つだけ気づいたことがあります。それは自由は物凄く難しいという実感です。 自由とよく勘違いされやすいのが自分勝手です。理由としては、自由を追求して生きている人がほとんど居ないことが原因な気がしています。自分らしい生き方、スローライフ、自

          不登校は学びのチャンス!?自由とは何か?

          社会が求めるスピード

          はじめに鬱に限らず、世の中には様々な病気があります。が、そもそも病気の定義とは一体なんだろうと考えた時、その理由の一つとして「分け隔てることで専門的なアプローチを円滑にするため」が挙げられます。 専門的なアプローチとは医療のことです。分け隔てるとは病名をつけることです。そして分け隔てるためには標準という座標点が必要となります。しかしその座標点が正しいのかどうかはあまり問われません。もし座標点が間違っていたら分け隔てる意味が無くなることもある。 社会が鬱を病気と定義する姿勢

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          社会が求めるスピード

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          登る前の安全確認方法

          登る前の安全確認とは?ロープを使った全てのクライミングで登る直前に必ずやることはお互いの安全確認です。確認の方法はいくつかありますが目的は一つ、事故を起こさないためです。そして事故に結びつくリスクは大まかに2つに分かれます。主観的危険と客観的危険です。主観的とは判断ミスや人的ミスで、客観的とは落石や天候など自分では制御できないものを指します。登る前に行う安全確認は主観的危険を回避する方法となります。 BARKの法則安全確認の方法はバークの法則を使います。バークとはBARK

          登る前の安全確認方法

          スマホ時間を少しだけ減らしてみる

          スマホとどう関わるかを考えるスマホはとても便利な道具ですが、その便利さゆえに使い過ぎてしまう、気づかないうちに依存してしまうという状態も多く、人間がバランスよく生きて行く上で弊害になってしまう側面も近年では多く指摘されています。 「インスタグラムをやめる」の記事で情報探索と報酬探索を誤解してしまう脳の紹介を以前しましたが、SNS以外にもそもそもスマホを使うという行為そのものが私たちに与える影響は大きいものです。 愚痴の機能私たちは物事を分けて考えます。なぜ分けて考えるの

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          脳を活用して技術を定着させる

          はじめにクライミングのトレーニング方法は様々です。筋トレが重要と考える人もいますし、登れればそれで良いと考える人もいます。どの方法も正解であり、相対的に間違いでもあります。大切なことは自分に合ったトレーニング方法を選ぶことですが、今回はそんな自分の体の発するメッセージにいち早く気づき対応するための1つのヒントを紹介します。 特に、おすすめしたい人は練習を頑張っているのに、いまいち思い通りの成果が出ないと思い悩む人です。そんな人はもしかしたら長い休みが必要なのかもしれません

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          ストレスに耐えられない体を作ろう!

          何のために耐えているのか知る私たちが生きていく上で、忍耐や我慢が必要な場面はたくさんあります。好きなことを仕事にしたとしても、それと同等かそれ以上に大変なことが多いことも、、、。まるで私たちの人生はそれら忍耐が当たり前のように存在しています。しかし本当にその忍耐は必要でしょうか?自分自身にとって本当に必要不可欠であると言えるでしょうか? 私たちは目標を掲げて仕事に打ち込みます。好きなことを仕事にする人は充実感を求め、お金を集めたい人はお金をたくさん稼ぐことを目標にします。ど

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          ストレスに耐えられない体を作ろう!

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