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日本の馬具屋ソメスサドルの皮革製品

職人の仕事が好きだ。家具職人、靴職人、硝子職人、染め職人、大工……その手からさながら魔法のように生み出されるものは美しく、機械生産品とは違った味がある。

その手にかかる品は当然いいお値段がするワケで、おいそれと手に入れられるはずもない。

そんな中、私が少しずつ商品を買い集めているメーカーがある。ソメスサドル。「日本のエルメス」とも喩えられる馬具作りからスタートした皮革メーカーだ。

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「鞍」という字は「革」に「安」を添えます。
人の命を預かる鞍は、「安心・安全」を最優先するため、素材の選択と手作業に妥協が許されません。
武 豊氏やミルコ・デムーロ氏をはじめとする国内外の競馬騎手の鞍を手がけ、宮内庁に馬車具を納入する仕事のなかで、私たちは「本物」を造る心を学び続けてきました。
先陣の技と知恵を受け継ぎ、ものづくりに丹精を込める。
毎日の作業の中で生まれる小さな発見は、新しい技の創造に繋がります。

馬に乗っていた時、馬具、特に鞍の美しさに心を奪われた。長年使われている鞍は、毎日磨かれて深い艶を帯びる。

そして必然的にソメスサドルのことを知った。馬具屋が作るバッグや財布。仕事が丁寧なのは勿論だが、蹄鉄や鎧などの馬具モチーフがまた馬乗り・馬好きの心をくすぐる。

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少しずつ、小物が中心だけれど様々な商品を買い集めた。砂川のファクトリー&ショールームにも何度か足を運んでいる。札幌店、千歳空港店、青山店。直営店で行っていないのは、気づけば銀座店と大丸心斎橋店だけだ。

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イベントにも何度も行って生で職人の技を見せていただいたし、様々な革小物作りも体験させていただいた。社員さんとお話しして革を撫でながら、そのクラフトマンシップに感じ入る。

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革は、育てるもの。

使って、見て、触って、手入れをする。その過程は革と対話をするような時間だ。ちょっと乾いてきたかな、そろそろまた防水スプレーしようか。そういう時間を持つ余裕が、心地よい。

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良い皮革製品を持つということは、こんなにも贅沢なのだ。私にとってソメスサドルは、それを教えてくれたメーカーである。

写真に写っている以外にも、まだあるよ( *´艸`)

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