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人生は一箱ぶんのチョコレートみたいなもの
2023年は人生の谷底にいた。
今思えばそうだった。
春先からずっと悩まされた謎の咳や息切れ、微熱などの体調不良。全ての思考力と体力を奪っていくそれは、2023年の9月に私の左目に明らかなサインを送ってきて、11月にとうとう全身で弾けた。
これは私の闘病記というより、病と付き合う覚悟を決めた日からの記憶を文字にすることで次に進むための記録。
手に取ったのは腐ったチョコレートか、人生好転の気付け
誰かがそばにいてくれる、ということ。
先に断っておくと、これは色恋の話ではない。
もしかしたら、いつかどこかでそんな話もあるかもしれないけれど。今は違うと言い切れる。
これはもっと大きくて、大事な話だ。自分を取り巻く大切な人の存在を、心の一番柔らかい部分で感じた、という話。
だからちゃんと書き留めておきたいと思った。
「あなたは、柔らかくないのよ。そのうえプライドが高いから、無駄な鎧を着ていて、しかもそれが尖っている。そんなんじゃ
だれだって、傷のひとつやふたつくらい
こんばんは。あるいは、はじめまして。
わたしはいま、京都に住みながら大阪で働き、時々単発で東京でも仕事をする、という生活をしています。本業では営業をしていますが、週末や隙間の時間で企業などのPRに関わるライティングやコンセプトづくりなどをお手伝いしています。
ここに至るまでには、紆余曲折。というか、今考えてみれば、自分をすり減らし(からだは反比例)ながら、社会人という長い長い期間のはじまり