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デイサービスに初参加する


通院した翌週の土曜日から私はデイサービスに参加する事になりました。

専門の先生がいて、受講生は六人(私を含めて)でした。

プリントされた冊子をもらって先ずは自己紹介から。


「かぐらです。よろしくお願いします」


挨拶は簡単に済ませました。

なんか参加者がどういう人物か分からず私の頭の中で、警戒信号がなっているのが分かりました。


元々私は他人に興味関心が持てずにいて、人の噂話とかに混ざるのも苦手でした。
そして、前職でのパワハラ先輩の一件以来、その反応が強く出るようになりました。


デイサービスの内容は、もらった冊子を順番に読んで、テーマの最後にアンケート形式の設問があるのでそれに答えて、それぞれの考えを参加者でディスカッションしていく形式でした。

人前で声だして読むのも久しぶりなんで緊張しました。
正直面倒くさいなと思いました。
こんなことやって何か意味あるんやか?等、少々否定的な目で見ているところもありました。


院長先生にあれだけ


「一人にしてくれ。ソッとしといてもらうませんか」


と、いい続けていた私です。


デイサービスの初日は警戒信号丸出しで、嫌々ながら受講していた自分がいました。


しかし、嫌々ながらも回数を重ねて行くごとに回りの受講生共、少しずつですが打ち解けて行くようになってきました。


唯一私の良かった所は、一度も休まずに参加したことです。


気分が乗らなければサボる事は簡単に出来ました。


しかし心の奥底には自分を治したい、参加していたら何か解るかも、きっかけが掴めるかもと言う気持ちも沸々と動いていました。


それから約一年間、この土曜デイサービスに通い続けました。

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