脱中学生男子！大人に着こなすクールビズのルール。
夏の訪れを感じる季節になりました！今年はマスク着用の影響もあり、いつもよりも暑い夏になりそうな予感。。かと言ってスーツスタイルは手を抜きたくない、と思っている方、いらっしゃいますよね。
すっかりスーツスタイルの夏の定番となったクールビズは、暑い日差しや蒸し蒸しした室内でも快適に過ごすことができます。しかし、機能性は申し分ないのですが、カッコよく着こなすことが難しいと言われています。私のお客さまの間でもこの時期はクールビズ関連のご相談が増えます。やはり、みなさん着こなしに悩まれているようです。
そういう理由もあり、今回はクールビズをカッコ良く着こなすルールについてお話ししたいと思います。
１.クールビズが定着した経緯
クールビズは２００５年に、当時環境大臣であった小池百合子氏が中心となり実施したキャンペーンで、主な目的としては地球温暖化対策を目的とした低酸素社会の実現です。空調の温度を適正に保つことにより地球環境を守りましょう、という運動ですね。このクールビズですが、２０１１年にはスーパークールビズに進化しています。
皆さんかりゆしスタイルで涼しげ〜。でも普通のオフィスでかりゆし着ていたらちょっとびっくりしちゃうかも。私の話になりますが、都議会に勤務していた時、沖縄の地方議会の視察を受け入れる機会があったのですが、その際に先方から「かりゆしスタイルで伺っても良いですか？」という確認の電話があったことを思い出しました。なお、来年以降は実施期間を定めず、個人の判断でクールビズを実施しても良いそう。ビジネスカジュアル化が浸透しそうな予感がします。もっと詳しく知りたい人は、こちらをどうぞ。
国の機関が主導となって、今も定着しているキャンペーンはとっても珍しいと思います。プレミアムフライデーとか、いろいろ頓挫してますから。。。
２.クールビズをカッコよく着こなせない理由
では、なぜクールビズをカッコよく着こなすことができないのでしょうか？それは至って簡単で、シャツの袖に秘密があります。
そもそも、ドレスシャツ（ワイシャツ）は長袖が一般的です。世界レベルで見ると半袖シャツを好んできているのは日本人くらいなのです。この半袖というのがまた曲者で、二の腕を鍛えていない人は「中学生感」、肉付きが良い二の腕の人は「おじさん感」、鍛えている人ですら「部活帰り感」が出てしまうんです。しかも、なぜか「白」を選ぶ人が多いので、夏の職場は中学生とおじさんと部活少年しかいなくなってしまうんです。
３.クールビズを少しでもカッコよくするためには？
前の話題で述べましたが、半袖シャツを着ずに長袖シャツを折って着こなすのがおすすめです。折る位置も肘下でストップ、袖の折り方も雑におらずに丁寧に折っていくことで、半袖シャツを着た時より印象がだいぶ良い方向に変わると思います。
また、色についてもひとつ大事なポイントがあります。白や薄いブルーのシャツは世界共通のクラシックなシャツの色です。このため、大事な打合せや会議などではこれらの色を着ることをお勧めします。
あとは、シャツのサイズも重要！購入時はしっかり採寸してもらいましょう。自分にぴったりのシャツが欲しければ、テーラーで作ってもらうのもオススメですよ！自分に似合うものとTPOを抑えれば、頭ひとつ飛び抜けることができるクールビズファッション。今年の夏は「見せ方」も意識して、楽しんでみてはいかがでしょうか。
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