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【考察】人のうわさ話って信じますか?

1. 漫画の説明


昨日の夜、おすすめの漫画を紹介しているYouTubeの動画を見た。

その動画の中で、おすすめランキング一位の漫画は、『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』というものだった。

僕は気になって読み始めた。

23時から読み始めたのだが、ストーリーを把握できる速度で流し読みした結果、全154話を1時に読み終えた。

前半は特に超サスペンスで、グロいし目を背けたくなるほど胸糞悪い印象を受けた。イジメの程度が現実味ないほど過激なのだ。

まず、この漫画のあらすじを紹介をしておく。

記憶喪失になった主人公の斎藤悠介。彼女との幸せな日々を過ごしていたが、平穏な日常は突如変貌していく。
かつて壮絶ないじめを受けて背中に大きな火傷の痕があるバイトの友達から、いじめの真相を聞くと犯人は中学時代の自分であったという。
それから自分の過去を知る者や復讐者が押し寄せ、記憶も徐々に戻っていくが…。

まぁ、要するに、人間離れした度合いの犯罪者であった主人公記憶を失くし、被害者などから過去の犯罪の数々を聞くが、実感のない過去の罪に折り合いをつけられないまま、ただ許されることを望んで生きていく。という物語だ。

非常にサスペンスだ。
僕はサスペンスはあまり好きではないため疲れたが、読んでよかったなと思う作品だった。

僕は「殺人犯が記憶を失くして善人になったら罪はあるのか」ということをとても疑問に感じた。
しかし、それは別の記事にするとして、今回は、人の先入観について語ってみようと思う。

2. 噂によって人の印象が変わる。

この漫画では、
主人公(記憶がなくなる前)によって一方的な被害を受けた人
主人公(記憶がなくなった後)によって助けられた人がいる。

被害を受けた人は言うまでもなく主人公に対して終始一貫した憎しみをもっている。
一方、助けられた人は初めは感謝するのだが、主人公は元々悪魔だったという噂を聞くと、一転して見る目を変えてしまう。
助けられた過去がなかったかのように。

さて、噂で人を判断する。
果たしてこれにメリットがあるのだろうか。

僕自身、中学3年の時にマイナスのレッテルが貼られていたことがあった。

僕は、一人の同級生A子が話しかけてくれたのを無意識に無視していたらしく、「気に入らない人を無視する人」と小さな噂が立ち、A子と仲の良い数人の同級生から距離をとられていたという時代があった。

僕もなぜか距離を取られているのは薄々感じていたのだが、疑問視せずに一年間過ごした。
しかし卒業間際のある日、A子と初めて話す機会があり、喋る中で言われた。
「私のこと無視してたよね」
僕はびっくりして、謝って、弁明した。

結果、誤解は解け、A子ともその取り巻きとも和解できたため良かったのだが、その噂を無条件に信じる人がいたことは残念だなと感じた。
発端は僕なため、なにも言えないのだが、噂というものの尾ひれの着き具合は怖いものだなとも考えさせられた。

僕はそこから人の噂というものがいかに曖昧かということを学べた。
合わせて、基本的に誰かの噂を聞いたとき「本当にそうなのか?」と疑問から入ることが習慣になった。

一方、高校に上がるとクラスに占める噂の存在感は力を増していた。噂というものを操って情報操作する輩がいたのだ。

僕自身は噂の被害を受けなかったが、人の嘘の噂を信じてしまったこともあった。自分の教訓から注意をしていても、噂というものの洗脳力に負けてしまうのだなと思い知った。

しかし、ある本では、これは一種の人間の防衛反応だとされていた。

人間が狩りをしていた時代「あそこは狼がでるぞ」(危険)などの噂(情報)は共有され、その連携があって初めて、人間は戦略を打ち出してきた。

よって、人間は噂を鵜呑みにしやすい性質があると考えられるのだ。自分の存在が脅かされるような噂はなおさらである。

つまり、「嘘をつく人」「悪い人」という危険性を感じる噂は余計信じやすいということだ。

「社長が不倫したらしいよ」より「社長がリストラ考えてるらしいよ」という噂の方が本能的により信じやすいのである。

こうゆう性質は小学校で教えとくべきだと思うのだが、叶わぬ願いである。

また、噂には「あの人はこうゆう人だよ」という形態が存在する。
僕自身「あの人は〜な人だよ」という噂を聞いたとき、その情報のすべてをシャットダウンすることはできない。

「あの人犯罪者らしいよ」
という噂を聞いたら、「犯罪者として見られるような何かをこの人はしたんだ」というマイナスのレッテルを加味してしまう。
それは真偽を一切無視したものだろう。

では、噂を鵜呑みにしないためには、
どうするべきなのか。

仲の良い人ならば「こうゆう噂流れてるけど、どした?」と訊くことが良いと思う。
そうすれば大体誤解は晴れると思われる。

しかし、実際問題、噂というのは自分とは遠い縁(話したことのない人など)の人に関する噂の方が多い。
その場合、本人に「本当ですか?」とは訊けないことが多いと思う。

例えば、あまり仲の良くない先輩が陰で言われている悪口が本当のことなのか、真偽を知ることはちょっと難しかったりする。

その場合、どうするべきなのか。
僕は、どう考えても、本人と話すしかないと思う。結局自分の目で感じたことが全てなのだ。

人の悪口や噂を聞いたとき、人間は噂を信じやすい性質があるのだと意識して、「ほんとかな」と疑問視し、自分自身が本人と話して、見て聞いて判断していくことが大切なのだろうと僕は感じた。
しかし、まぁそのためには自身の見る目を育てるということが大切になるのだろう。

人を見る目が鋭い人は世の中に一定数いると思う。僕自身そうゆう人をとても憧れる。

しかし、まずは、人にいい意味で信じてもらえるような人間になることも大切な気がするのだ。

課題は山積みだ。

最後抽象的な文になってしまいました。
ご容赦ください。
また、結構長くなりましたが読んでくれてありがとうございます👏
タイタニック見て寝ます。


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