楽_raku"ホストの目に映った政治"

湾岸戦争とバブルの間に生まれました。 人種ごちゃ混ぜで、服装の縛りのない国で育ち、校則…

楽_raku"ホストの目に映った政治"

湾岸戦争とバブルの間に生まれました。 人種ごちゃ混ぜで、服装の縛りのない国で育ち、校則と画一文化の日本に帰国。 早稲田→歌舞伎町ホスト・工事現場の労働者→電力会社の社内スタートアップ幹部→公共政策のコンサル会社 →LGBTQも楽しめるサウナつきのシェアハウス画策中。

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住人と非住人の境目を曖昧にしたい。 KATTE GUCHI Ojiをもっと来やすい場所にしたい! そう思って、「リビング住人」の制度を設けました。概要は以下。 ①住人を名乗れます KATTE GUCHI Ojiの住人を名乗れます。また、他者に対してあなたを「住人です」と勝手に紹介します。 ②オンライン・リアル両方のリビングに出入りし放題 リビングはオンライン・リアルの両方があり、オープンチャットがオンラインのリビングになります。 リビング住人になると、まるで住人のようにリビングに出入りしたりくつろいだり、発言したりできます。 事前に言わなくても、勝手に来ていいです(ただし1階のオートロックを突破できれば) 「宿泊」はダメですが、「飲んで語ってたら朝になっちゃった」はOKです。 ③メンバー限定記事 シェアハウスの内外で感じた、「ひととひとのあいだ」について考えたエッセイが定期的に届きます。 ④緊急時 同棲解消・ストーカーや災害時など緊急時の逃げ場として、使ってもらってもOKです。 あなたもリビング住人になりましょう!

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最近の記事

僕の人生を変えてくれた人と初めて会った。

4年前、僕は一切の不安とか恐怖といった感情から自由になった。 自分自身に疑いの感情を抱きながらも、他人を気にせず、自分の道を選ぶ勇気を得た。 彼の言葉が、僕にひとりの独立した人間として生きる力を与えてくれた。 そんな人が先日、ある場所の傘立てにいた。 ===================== 先日、とある人物の、活動25周年のパーティーへ行ってきた。千代田区のとあるホテルの、花の名前のついた大広間。7000円という安くない会費。この投資を上回るコミュニケーションを、この

    • 僕の実家の物置には、ガスマスクがあった。〜戦争が父と僕に突きつけた現実〜

      「雨が好きだ。心が落ち着くから。」 6月生まれ。好きな天気は雨。好きな花は紫陽花。 そんな父は、日差しのような人だった。 ギラギラした夏の太陽ではなく、ポカポカした春の日差し。穏やかで、安定していて、暖かい。 そして雨と紫陽花が好きなのに、彼は人生の2/3を中東で過ごすことになった。 「県内高校対抗駅伝大会で区間賞を獲得、体育会系野球部から総合商社」と聞くと、いかにもゴリゴリな古いタイプの男臭い人物像が想起される。 しかし実際の父は、穏やかで物腰柔らかく、腰が低く丁

      • 「ウソつくなよ、NHK。」って思った。小学3年の頃に。ブッシュはイラクに攻め込んだ。

        小学2年の6月、僕は4年ぶりに日本の土を踏んだ。6月の日本は肌寒くて、セーターを着て登校したら驚かれた。 周囲からすると、だいぶ変わった転校生だったようだ。 セーター着てくるし、自己紹介では「好きな食べ物はマンゴーです!」と言うし、何よりランドセルを持っておらずリュックだった。 が、周囲と自分の間の大きなギャップにすぐには気づかなかった。 学校で何があったかはさておき。僕はなぜセーターを着ていたのか。 それは、僕が数日前までUAEに住んでいたからだ。 UAEの日本人学校

        • 江戸時代、200年も戦争がなかったのは、腰に刀があったからだと思う

          「平和はいいが、何か物足りないんだろうなあ。(中略)そう、生きている実感だよ!」 「進撃の巨人」のマーレ治安当局、グロスの言葉だ。 治安がいいに越したことはない。治安の悪さは弱肉強食の残酷な社会を生み出す。 一方で、平和は退屈を呼び、退屈は余ったエネルギーをマグマのように蓄積させる。 <平和が生む、ワルへのエネルギー> ①安土桃山時代〜江戸初期にかけ、「傾奇者」という人種が流行した。 年代で言うと1596年〜1643年にかけて。 ②戦後日本で、ヤクザの抗争が横行した

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          性加害されかけた時のこと

          正確に言うなら、「されかけた」ではなく「された」ではあるんだけど 「性加害された」というと重すぎるので。 かなり軽い段階で逃げてきたから、別にトラウマになったりはしていない。 自分はこの話はほとんど誰にもしてこなかった。 なぜなら、「僕がバイセクシュアルの男性から迫られた」というこの事実だけで、差別やバイアスを生みそうだから。 「あなたがLGBTs向けのプロジェクトを進めているのは、この経験があったからですか?」 答えはNoだ。一切何の関係もない。 LGBTsに性加害

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          ドカタ時代、植え込みで一緒に作業をしたあの時のおじさんへ。世の中は確実に一歩進んだよ。

          「こんな日雇いの仕事なんていつまでもやってちゃダメだよ。いろんな現場行って出会いを増やしながら、どっかいい工務店があったらそこで頑張って拾ってもらって正社員を目指すんだ。」 日雇いの派遣労働者として毎日違う土木作業現場を回っていた頃、一緒に作業をしていたその日の雇い主のおじさんにそう言われた。午後2時くらいになると少し汗ばむくらいの、よく晴れた5月。東京湾のに注ぐ川の河口まで、そう遠くない平らな、千葉と東京が近いエリア。まっすぐな道が東西に走る、眺めのいい市街地だった。 そ

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          「半日常」という概念

          商売・経済・政治 あらゆるレイヤーで、「半日常」を制するかどうかがカギとなるのではないか。 最近そう思う。 非日常でも日常でもない、ハレでもケでもない。 <日常> ・毎日、家で食べる通常の食事 ・家の風呂 ・仕事や学業 <非日常> ・祭り ・誕生日 ・旅行 ・アフタヌーンティー/ホテルディナー ・旅行先での温泉 我々は、その非日常と日常をだいたい1〜2:9〜8程度の割合で繰り返しながら人生の時間を過ごしている。 と、ここまでは一般に知れ渡った日常・非日常論である。

          高3の夏のカミングアウト。「私ね、彼氏以外にセフレが2人いるんだけど、女の子も好きになっちゃった!」

          「誰が誰を好きであろうとどうでもいい」と高校生の頃は思っていた。 当時は僕にとってどうでもよすぎて、性的マイノリティは深刻な差別問題に晒されていると認識をしていなかったのか。「悪口を言ったりいじめる人ってバカで低レベルで関わらない方がいい」と同じように「差別する人も低レベルな人で関わっていてもしょうがない」対象に過ぎなかった。 「バカとは関わるだけムダ」というホリエモンの主張はそれに通ずるものがある。 しかし、現実はそうではないことに僕は大学の後半以降、少しずつ気づかされ

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          僕をパトカーで連行した警察官たちは一斉に謝罪した。

          1.経緯 深夜2時頃。僕は友人宅から自転車を漕いで30分ほどの道を走っていた。 友人たち8人と東京西部の山の方までドライブをし、川辺でBBQとシーシャ、その後に滝行体験をし、友人宅で夕食。充実した1日に嬉しい疲れを覚えていた。 あとは帰って風呂入って寝るだけ。今日は気持ちよく眠れそうだ。ちなみに乗っている自転車は、昨日友人が貸してくれたものだ。 「すみません、この自転車はあなたのものでしょうか?」 交番の前で、旭日章キラリと輝く制服を着た男性が僕に話しかけてきた。 童顔ゆえか

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          ヒトはなぜか禁欲が好きだし、だから同じ禁欲をしない人を殺したくなる。そう、彼の自殺もね。

          「こんにちは!八百屋です!トマトよかったら買って頂けませんか?」 東京北区の路上。7月。13:30。天頂から注ぐ日光がジリジリ。 白い軍手に、重そうなワゴン。中には多分、冷やされたトマト。 通行人から断られ続けたでろう汗だくの彼の笑顔は引きつっており、うつ病の人の何歩か手前の人相だ。 これは多分、「修行」とか「洗礼」と呼ばれるような何かだろう。 「会社名を伺ってもよろしいでしょうか」 というセリフが喉元まで出かかり、結局、やめる。 まだ右も左もわからん20歳そこそこの若者にこ

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          幼なじみとその恋人は別れなければならなかった。両思いだったのに。それは、優秀すぎたからだ。

          僕には、自分と同じ日にこの世に生まれた、同じ地元の親友がいる。 僕以上に僕を知っているし、間違いなく自分の心の支えの1人だ。受験、就活、恋愛といろいろ相談しあい、一緒に乗り越えてきた。 頭文字を取ってKと呼んでみる。なんだか夏目漱石みたいだけど笑 Kの人生は、不遇の連続だった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「なんて優秀なんだ、うちの部署にぜひ欲しい」 とある大手自動車会社の法務部。新卒1年目が研修期間直後、一発目にそこへ配属されるのは実に10年ぶりの

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          今日は何のひ?昨日は何のひ?暴力にちなんだ日。では、明日は何のひ?

          7月28日。午前7時頃。ベッドのなか。僕は浅い眠りから目覚めようとしていた。 夢の中で、母親が何か言っている。何か理不尽な要求をしてきたので、僕は拒んだ。 だんだんと母親の声が荒くなる。ついに僕が干したはずの洗濯物を外してきて、床に叩きつけた。 そして、母親が右手を振りかざしてきた。(母親は左利きなはずなので、奇妙だ…) その瞬間、僕が発した言葉は、夢の中にしてはよく覚えている。 「待て!(待って?)、暴力を振るうことはお母さん自身にとってもマイナスだ。殴るなら僕も殴

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