「そう見えない」

よく言われる、ことば。


わたしは、精神疾患を持っている。
そして、軽度ではあるが障害を持っている。

(将来的に、障害者ではなくなる可能性もある…かもしれないけれど、現時点では見込みはない。)


けれど、周りからはわたしが精神疾患を持っているということや、障害者であるということは分からないらしい。

ヘルプマークを付ける程でもない。
周りからのサポートはあったとしても、ある程度普通の人と同じ生活は可能。

何より、本当に…見た目が疾患持ちに見えないのだ。
醜い体つきであっても、多少身なりには気を遣うし急に暴れたりもしない。


それでも、わたしは、障害者であって。
人権なんてないんだなということを、とても痛感している。
(特に、プライベートや恋愛面において。)

お世話になっている医療従事者や福祉関係(就労移行支援、現在は移行定着支援)の方々であってもこんな風に言われるのだ。


「そう(障害があるように)見えない」
「一体、どこに障害があるの?」
「言われても、本当に障害あるの?って思うほど普通…。」

もっと病的な外見だったら、そう見えているのだろうか。
より心配してくれていたのだろうか。

傍からの視点で、わたしが元気に見えていても…わたしは疲れているんだよ。
トラウマを植え付けられて、苦しいんだよ。

結局、分からないんだろうね…。
一部は分かろうともしないんだし、仕事だけ順調ならそれで良いとしか言わないのだから。

そんなことを思い、どうすることが正解なのかに悩んでいる。
新たな葛藤が生まれてしまった気がする。


どれだけ健康そうに見えていても。
仕事が順調に写っていたとしても。
わたしは、辛くて苦しいんだ。
こころが粉々のままなんだよ、あの時から。


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