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"to culture, for future." (カルチャーを楽しむこと。それは、未来へのエール。) 映画、ドラマ・アニメ、音楽、本、デザイン・アート、グルメ、etc...。 日々の暮らしに潤いをプラス。そんな話題を提供していきます。

最近の記事

【MOVIE】映画『ルックバック』に見る、音と絵で描く鎮魂歌(レクイエム)としてのアニメ表現

どうも、こんばんは。kei_tenです。 今回は巷で話題の映画『ルックバック』を観てきたので紹介します。 『ルックバック』は、『チェーンソーマン』作者の藤本タツキさんの読み切り短編マンガが原作の映画。 監督の押山清高さんは、劇場版アニメでは作画監督までの作品しかなかったので、鮮烈なデビューになったと言えるでしょう。 オタキングこと岡田斗司夫さんが「革命が起きた」とまで語っていたり、ジャパンタイムズ紙でかなりの高評価というXのポストも見たことから、かなりの期待値を持って観

    • Youtuberの「チャンネル登録者数」で株式投資を解説すると?

      どうも、こんにちは。kei_tenです。 今回はYoutuberの「チャンネル登録者数」で株式投資を解説する試みをしてみたいと思います。 2024年は新NISAが始まり、日経平均が4万円台を奪還したため、多くの人が株に興味を持ち始めた時期。 その一方で、日経平均の変動に一喜一憂する人も多く、まだまだ株式投資にハードルを感じることも少なくないでしょう。 ぼく自身は過去に投資サービスに携わった経験もあるので、もっと身近に感じたり理解を進めてもらえるように、Youtubeのチ

      • 【映画レビュー】『マッドマックス:フュリオサ』何度も何度も髪を切る、フェミニズム映画としてのMADMAX

        どうも、こんにちは。kei_tenです。 今回はMADMAXシリーズ5作目の『マッドマックス:フュリオサ』を観てきたので紹介します。 前作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の前日譚としての本作。 怒りのデスロードで、すっかりファンになったこともあり、立川シネマ・ツーでの爆音上映で観てきました。 マッドマックスと言えば、『北斗の拳』のキャラデザインのもとになったことで知られていますが、直近2作は「戦う女性」を主題にしているところもあり「フェミニズム映画」としても楽しむ

        • 【映画レビュー】『ぼっち・ざ・ろっく!Re:』は、実質“STARRY編”と言える再発見の連続だった

          どうも、こんにちは。kei_tenです。 今回は、劇場総集編『ぼっち・ざ・ろっく!Re:』を観てきたので紹介します。 ■『ぼっち・ざ・ろっく!』とは社会現象にもなったアニメですが、特に演奏シーンのエモさ、漫画では描かれていなかった文脈の再構築などが秀逸な作品。 ぼくも以前レビュー記事を書いたので、ご参考までに。 ■総集編ならではの取捨選択を楽しむ今回観てきた『ぼっち・ざ・ろっく!Re:』は、連載アニメの総集編前編となっており、初ライブまでのストーリーが再編集されていま

        【MOVIE】映画『ルックバック』に見る、音と絵で描く鎮魂歌(レクイエム)としてのアニメ表現

          【メディア論】ラジオの魅力とは「ユーザーに寄り添える」こと

          どうも、こんにちは。kei_tenです。 本日はメディアとしての「ラジオ」について取り上げます。 このnoteではあまりネガティブな話題は取り上げたくなかったですが、ひとつの可能性を感じた出来事として記録しておきたいと考え、書くことにしました。 ■「根拠なき誹謗中傷」問題2024年6月14日の徳力基彦さんのVoicyでこんな話題がありました。 ▼星野源と新垣結衣による「根拠なき誹謗中傷の再発防止」を考える #694 ぼく自身は芸能ゴシップに疎い(関心がない)もので、

          【メディア論】ラジオの魅力とは「ユーザーに寄り添える」こと

          【アニメレビュー】『THE FIRST SLAM DUNK』に見た、セルフ・オマージュの“臨界点突破”

          どうも、こんにちは。kei_tenです。 本日はNetflixでの配信が始まった『THE FIRST SLAM DUNK』を紹介します。 こちらは言わずと知れた漫画『SLAMDUNK』の原作者・井上雄彦氏が自ら監督を務めた話題作。 劇場公開はタイミングが合わず観に行けなかったので、配信が始まった当日に飛びついて視聴しました。 本作は、すでに多くの方がレビューしていますが、ぼくなりの視点でもお伝えできればと思います。 ■セルフ・オマージュの“臨界点突破”ぼくが抱いた感

          【アニメレビュー】『THE FIRST SLAM DUNK』に見た、セルフ・オマージュの“臨界点突破”

          【J-POPレビュー】歌詞の“比喩表現”がエモい曲3選

          どうも、こんにちは。kei_tenです。 本日は「歌詞の“比喩表現”がエモい曲」を紹介します。 ■俯瞰して見聞きすることで、「エモい」と感じられる歌詞(詩)がある「歌詞が良い!」と思う曲は人それぞれ、想い想い持っていると思います。 特に、自分と重ねて「泣ける」とか「気持ちを代弁してくれてる」というような曲(歌詞)が多いのではないでしょうか? その一方で、自分自身も歳をとり、改めて聴き返し・読み返した見たところ、新しい魅力に気づいた曲もありました。 ちょっと俯瞰して聞

          【J-POPレビュー】歌詞の“比喩表現”がエモい曲3選

          【書評】『養老孟司の大言論』才能とは「問を知らないのに、答を知っている」こと

          どうも、こんにちは。kei_tenです。 本日は『養老孟司の大言論』シリーズを紹介します。 養老孟司さん&『養老孟司の大言論』とは養老孟司さんは、言わずと知れた大ベストセラー『バカの壁』の著者で、解剖学者という肩書きを超えて活躍されている、現代の“賢人”の一人です。 『養老孟司の大言論』シリーズは、2002年〜2010年まで季刊誌『考える人』に連載された「万物流転」を単行本化したもの。 2011年に『Ⅰ 希望とは自分が変わること』『Ⅱ 嫌いなことから、人は学ぶ』『Ⅲ 大

          【書評】『養老孟司の大言論』才能とは「問を知らないのに、答を知っている」こと

          【小説レビュー】『成瀬は信じた道をいく』超ローカルな環境で描く「変わり者」へのエール?

          どうも、こんにちは。kei_tenです。 本日は宮島未奈さんの小説『成瀬は信じた道をいく』を紹介します。 こちらは2024本屋大賞を受賞した『成瀬は天下を取りにいく』の続編。引き続き、連作短編集となっています。 ▼前回のレビューはこちら ■あらすじ唯一無二の主人公、再び! 「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む! ■『成瀬は信じた道をいく』で再発見できる

          【小説レビュー】『成瀬は信じた道をいく』超ローカルな環境で描く「変わり者」へのエール?

          【注目スポーツ選手】U-17リトルなでしこの眞城 美春(しんじょう みはる)選手がすごい!

          どうも、こんにちは。kei_tenです。 本日は、女子サッカー日本代表U-17(リトルなでしこ)のキャプテンを務める、眞城 美春(しんじょう みはる)選手を紹介します。 ■U-17女子サッカーW杯の出場が決定!現在U-17アジア杯が開催されており、先日の韓国戦に勝利し、W杯の出場を決めたばかり。(おめでとうございます!) そのハイライトを観ていて、久しぶりに惚れ惚れするプレーを見たな、と感動を覚えたのが彼女でした。 2007年生まれなので、現在はちょうど17歳。155

          【注目スポーツ選手】U-17リトルなでしこの眞城 美春(しんじょう みはる)選手がすごい!

          【プレイリスト紹介】『Yellow Note Pop』令和時代のJ-POPと、日本のポピュラーミュージックの変遷について

          どうも、こんにちは。kei_tenです。 本日はSpotifyのプレイリスト『Yellow Note Pop』を紹介します。 最近のJ-POPから、グルーヴやコード進行にYMOの影響を感じれる楽曲を中心にプレイリストを作りました。 (個人的な嗜好もあって、ヒットナンバーだけでなく、今のレアグルーヴとも言える楽曲も組み込んでいます。) 実際、僕自身もここ最近のヒット曲を聴いていて「すごくYMOの影響が強いなぁ」と感じていたので、プレイリストを作るだけでなく、ここでその背景

          【プレイリスト紹介】『Yellow Note Pop』令和時代のJ-POPと、日本のポピュラーミュージックの変遷について

          【ライフハック】『休養学』連休明けに備えて、知っておきたい“7つの休養タイプ”

          どうも、こんにちは。kei_tenです。 本日はGW最終日ということで、明日から再開する日常サイクルを乗り切るための「休養のライフハック」を紹介します。 ■疲れが取れない原因は「”自分の電池”の充電が足りてない」こと8割の人が「休んでいるのに、疲れが取れない」と感じてる: GW中にX(旧Twitter)で、ログミーで『休養学』の著者である片野秀樹さんのインタビューが流れてきました。 「休んでいるのに、疲れが取れない。」と感じている人は多いはず。 その一方で「あの人はい

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          【映画レビュー】『オトナ帝国』も良いけれど、GWに家族で観たい『映画クレヨンしんちゃん“ファミリー三部作”』

          どうも、こんにちは。kei_tenです。 本日は5月5日のこどもの日。ということで、親子で観たい「映画クレヨンしんちゃん」を紹介します。 ※Podcastで音声配信もしています! ■連載アニメに“作家性”を取り入れた原恵一監督の映画史的・金字塔“クレしん映画”と言えば、2001年に公開された『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』でしょう。 「泣ける映画」「大人も楽しめる映画」という代名詞を確立させた作品であり、連載アニメ映画に「作家性」を取り入れた、まさに金字塔と言

          【映画レビュー】『オトナ帝国』も良いけれど、GWに家族で観たい『映画クレヨンしんちゃん“ファミリー三部作”』

          【小説レビュー】『成瀬は天下を取りにいく』のノスタルジーを誘う、ローカルネタとギャグセンス

          どうも、こんにちは。kei_tenです。 本日は宮島未奈さんの小説『成瀬は天下を取りにいく』を紹介します。 各所ですでに話題になっている本ですが、ぼくなりの視点もお伝えできればと思います。 ※Podcastで音声配信もしています。 あらすじ: 「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。 ■本屋大賞2024年受賞!『成瀬は天下を取りにいく』は4月10

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          【世代論】氷河期世代の最後の最後、80〜82年生まれがもたらす”半径5メートル”の社会運動

          どうも、こんにちは。kei_tenです。 今回は、氷河期世代の「希望が持てる話」をしたいと思います。 ※ポッドキャストで音声配信もしています! ■虐げられ慣れてるのが切ない氷河期世代の人たち氷河期世代とは「失われた10年」に社会に出た人たち(大学生だと1995年〜2005年卒)のことを指し、就職だけでなく社会に出た後も恵まれない環境下にあり、「ロスジェネ世代」とも呼ばれています。 佐々木俊尚さんのVoicyで、4/26に配信された回で氷河期世代に言及しいたものがあり、

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          【アートレビュー】アーティゾン美術館の魅力と、「ブランクーシ展」に見る美術鑑賞の楽しみ方

          どうも、こんにちは。 kei_tenです。 今回は『アーティゾン美術館』を紹介します。 先日、ここでやっている「ブランクーシ 本質を象る」という展覧会を観てきたのですが、「展示が面白い美術館」として安定感があるなぁと感激した次第です。 今回は、アーティゾン美術館の魅力・美術鑑賞の楽しみ方、この2点についてお伝えしようと思います。 ※Spotifyのポッドキャストでも配信しています。 アーティゾン美術館の魅力アーティゾン美術館(ARTIZON MUSEUM)とは?:

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