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"to culture, for future." (カルチャーを…

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"to culture, for future." (カルチャーを楽しむこと。それは、未来へのエール。) 映画、ドラマ・アニメ、音楽、本、デザイン・アート、グルメ、etc...。 日々の暮らしに潤いをプラス。そんな話題を提供していきます。

記事一覧

【アニメレビュー】『THE FIRST SLAM DUNK』に見た、セルフ・オマージュの“臨界点突破”

どうも、こんにちは。kei_tenです。 本日はNetflixでの配信が始まった『THE FIRST SLAM DUNK』を紹介します。 こちらは言わずと知れた漫画『SLAMDUNK』の原作者・井上雄…

【J-POPレビュー】歌詞の“比喩表現”がエモい曲3選

どうも、こんにちは。kei_tenです。 本日は「歌詞の“比喩表現”がエモい曲」を紹介します。 ■俯瞰して見聞きすることで、「エモい」と感じられる歌詞(詩)がある「歌…

【書評】『養老孟司の大言論』才能とは「問を知らないのに、答を知っている」こと

どうも、こんにちは。kei_tenです。 本日は『養老孟司の大言論』シリーズを紹介します。 養老孟司さん&『養老孟司の大言論』とは養老孟司さんは、言わずと知れた大ベス…

【小説レビュー】『成瀬は信じた道をいく』超ローカルな環境で描く「変わり者」へのエール?

どうも、こんにちは。kei_tenです。 本日は宮島未奈さんの小説『成瀬は信じた道をいく』を紹介します。 こちらは2024本屋大賞を受賞した『成瀬は天下を取りにいく』の続…

【注目スポーツ選手】U-17リトルなでしこの眞城 美春(しんじょう みはる)選手がすごい!

どうも、こんにちは。kei_tenです。 本日は、女子サッカー日本代表U-17(リトルなでしこ)のキャプテンを務める、眞城 美春(しんじょう みはる)選手を紹介します。 ■U…

【プレイリスト紹介】『Yellow Note Pop』令和時代のJ-POPと、日本のポピュラーミュージックの変遷について

どうも、こんにちは。kei_tenです。 本日はSpotifyのプレイリスト『Yellow Note Pop』を紹介します。 最近のJ-POPから、グルーヴやコード進行にYMOの影響を感じれる楽曲…

【ライフハック】『休養学』連休明けに備えて、知っておきたい“7つの休養タイプ”

どうも、こんにちは。kei_tenです。 本日はGW最終日ということで、明日から再開する日常サイクルを乗り切るための「休養のライフハック」を紹介します。 ■疲れが取れな…

【映画レビュー】『オトナ帝国』も良いけれど、GWに家族で観たい『映画クレヨンしんちゃん“ファミリー三部作”』

どうも、こんにちは。kei_tenです。 本日は5月5日のこどもの日。ということで、親子で観たい「映画クレヨンしんちゃん」を紹介します。 ※Podcastで音声配信もしています…

【小説レビュー】『成瀬は天下を取りにいく』のノスタルジーを誘う、ローカルネタとギャグセンス

どうも、こんにちは。kei_tenです。 本日は宮島未奈さんの小説『成瀬は天下を取りにいく』を紹介します。 各所ですでに話題になっている本ですが、ぼくなりの視点もお伝…

【世代論】氷河期世代の最後の最後、80〜82年生まれがもたらす”半径5メートル”の社会運動

どうも、こんにちは。kei_tenです。 今回は、氷河期世代の「希望が持てる話」をしたいと思います。 ※ポッドキャストで音声配信もしています! ■虐げられ慣れてるのが…

【アートレビュー】アーティゾン美術館の魅力と、「ブランクーシ展」に見る美術鑑賞の楽しみ方

どうも、こんにちは。 kei_tenです。 今回は『アーティゾン美術館』を紹介します。 先日、ここでやっている「ブランクーシ 本質を象る」という展覧会を観てきたのですが…

【ドラマレビュー】『忍びの家 House of Ninjas』に見る、今後のドラマ・トレンドの可能性

どうも、こんにちは。 kei_tenです。 今日は、Netflixオリジナルドラマの『忍びの家 House of Ninjas』を取り上げます。 こちらは世界16ヵ国で1位を獲得という実績だけで…

【アニメレビュー】『ぼっち・ざ・ろっく!』×『葬送のフリーレン』超新星アニメ監督・斎藤圭一郎が描く“ハイ・コンテクスト”…

こんにちは。kei_tenです。 今回はアニメ監督の斎藤圭一郎さんについて語りたいと思います。 ぼくはアニメも映画も「監督で観る」派です。どんな役者も原作も、監督次第で…

【映画レビュー】『オッペンハイマー』は、ノーラン映画の三大要素を堪能できる集大成。

こんばんは。kei_tenです。 日本での公開延期やアカデミー賞最多7部門受賞など、話題の映画『オッペンハイマー』を観てきたのでレビューします。 ■概要・クリストファー…

【アニメレビュー】『THE FIRST SLAM DUNK』に見た、セルフ・オマージュの“臨界点突破”

【アニメレビュー】『THE FIRST SLAM DUNK』に見た、セルフ・オマージュの“臨界点突破”

どうも、こんにちは。kei_tenです。

本日はNetflixでの配信が始まった『THE FIRST SLAM DUNK』を紹介します。

こちらは言わずと知れた漫画『SLAMDUNK』の原作者・井上雄彦氏が自ら監督を務めた話題作。

劇場公開はタイミングが合わず観に行けなかったので、配信が始まった当日に飛びついて視聴しました。

本作は、すでに多くの方がレビューしていますが、ぼくなりの視点でも

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【J-POPレビュー】歌詞の“比喩表現”がエモい曲3選

【J-POPレビュー】歌詞の“比喩表現”がエモい曲3選

どうも、こんにちは。kei_tenです。

本日は「歌詞の“比喩表現”がエモい曲」を紹介します。

■俯瞰して見聞きすることで、「エモい」と感じられる歌詞(詩)がある「歌詞が良い!」と思う曲は人それぞれ、想い想い持っていると思います。

特に、自分と重ねて「泣ける」とか「気持ちを代弁してくれてる」というような曲(歌詞)が多いのではないでしょうか?

その一方で、自分自身も歳をとり、改めて聴き返し・

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【書評】『養老孟司の大言論』才能とは「問を知らないのに、答を知っている」こと

【書評】『養老孟司の大言論』才能とは「問を知らないのに、答を知っている」こと

どうも、こんにちは。kei_tenです。

本日は『養老孟司の大言論』シリーズを紹介します。

養老孟司さん&『養老孟司の大言論』とは養老孟司さんは、言わずと知れた大ベストセラー『バカの壁』の著者で、解剖学者という肩書きを超えて活躍されている、現代の“賢人”の一人です。

『養老孟司の大言論』シリーズは、2002年〜2010年まで季刊誌『考える人』に連載された「万物流転」を単行本化したもの。
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【小説レビュー】『成瀬は信じた道をいく』超ローカルな環境で描く「変わり者」へのエール?

【小説レビュー】『成瀬は信じた道をいく』超ローカルな環境で描く「変わり者」へのエール?

どうも、こんにちは。kei_tenです。

本日は宮島未奈さんの小説『成瀬は信じた道をいく』を紹介します。

こちらは2024本屋大賞を受賞した『成瀬は天下を取りにいく』の続編。引き続き、連作短編集となっています。

▼前回のレビューはこちら

■あらすじ唯一無二の主人公、再び!
「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな

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【注目スポーツ選手】U-17リトルなでしこの眞城 美春(しんじょう みはる)選手がすごい!

【注目スポーツ選手】U-17リトルなでしこの眞城 美春(しんじょう みはる)選手がすごい!

どうも、こんにちは。kei_tenです。

本日は、女子サッカー日本代表U-17(リトルなでしこ)のキャプテンを務める、眞城 美春(しんじょう みはる)選手を紹介します。

■U-17女子サッカーW杯の出場が決定!現在U-17アジア杯が開催されており、先日の韓国戦に勝利し、W杯の出場を決めたばかり。(おめでとうございます!)

そのハイライトを観ていて、久しぶりに惚れ惚れするプレーを見たな、と感動

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【プレイリスト紹介】『Yellow Note Pop』令和時代のJ-POPと、日本のポピュラーミュージックの変遷について

【プレイリスト紹介】『Yellow Note Pop』令和時代のJ-POPと、日本のポピュラーミュージックの変遷について

どうも、こんにちは。kei_tenです。

本日はSpotifyのプレイリスト『Yellow Note Pop』を紹介します。

最近のJ-POPから、グルーヴやコード進行にYMOの影響を感じれる楽曲を中心にプレイリストを作りました。
(個人的な嗜好もあって、ヒットナンバーだけでなく、今のレアグルーヴとも言える楽曲も組み込んでいます。)

実際、僕自身もここ最近のヒット曲を聴いていて「すごくYMO

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【ライフハック】『休養学』連休明けに備えて、知っておきたい“7つの休養タイプ”

【ライフハック】『休養学』連休明けに備えて、知っておきたい“7つの休養タイプ”

どうも、こんにちは。kei_tenです。

本日はGW最終日ということで、明日から再開する日常サイクルを乗り切るための「休養のライフハック」を紹介します。

■疲れが取れない原因は「”自分の電池”の充電が足りてない」こと8割の人が「休んでいるのに、疲れが取れない」と感じてる:

GW中にX(旧Twitter)で、ログミーで『休養学』の著者である片野秀樹さんのインタビューが流れてきました。

「休ん

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【映画レビュー】『オトナ帝国』も良いけれど、GWに家族で観たい『映画クレヨンしんちゃん“ファミリー三部作”』

【映画レビュー】『オトナ帝国』も良いけれど、GWに家族で観たい『映画クレヨンしんちゃん“ファミリー三部作”』

どうも、こんにちは。kei_tenです。

本日は5月5日のこどもの日。ということで、親子で観たい「映画クレヨンしんちゃん」を紹介します。

※Podcastで音声配信もしています!

■連載アニメに“作家性”を取り入れた原恵一監督の映画史的・金字塔“クレしん映画”と言えば、2001年に公開された『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』でしょう。

「泣ける映画」「大人も楽しめる映画」という代名詞

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【小説レビュー】『成瀬は天下を取りにいく』のノスタルジーを誘う、ローカルネタとギャグセンス

【小説レビュー】『成瀬は天下を取りにいく』のノスタルジーを誘う、ローカルネタとギャグセンス

どうも、こんにちは。kei_tenです。

本日は宮島未奈さんの小説『成瀬は天下を取りにいく』を紹介します。

各所ですでに話題になっている本ですが、ぼくなりの視点もお伝えできればと思います。

※Podcastで音声配信もしています。

あらすじ:

「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るとい

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【世代論】氷河期世代の最後の最後、80〜82年生まれがもたらす”半径5メートル”の社会運動

【世代論】氷河期世代の最後の最後、80〜82年生まれがもたらす”半径5メートル”の社会運動

どうも、こんにちは。kei_tenです。

今回は、氷河期世代の「希望が持てる話」をしたいと思います。

※ポッドキャストで音声配信もしています!

■虐げられ慣れてるのが切ない氷河期世代の人たち氷河期世代とは「失われた10年」に社会に出た人たち(大学生だと1995年〜2005年卒)のことを指し、就職だけでなく社会に出た後も恵まれない環境下にあり、「ロスジェネ世代」とも呼ばれています。

佐々木俊

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【アートレビュー】アーティゾン美術館の魅力と、「ブランクーシ展」に見る美術鑑賞の楽しみ方

【アートレビュー】アーティゾン美術館の魅力と、「ブランクーシ展」に見る美術鑑賞の楽しみ方

どうも、こんにちは。
kei_tenです。

今回は『アーティゾン美術館』を紹介します。

先日、ここでやっている「ブランクーシ 本質を象る」という展覧会を観てきたのですが、「展示が面白い美術館」として安定感があるなぁと感激した次第です。

今回は、アーティゾン美術館の魅力・美術鑑賞の楽しみ方、この2点についてお伝えしようと思います。

※Spotifyのポッドキャストでも配信しています。

アー

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【ドラマレビュー】『忍びの家 House of Ninjas』に見る、今後のドラマ・トレンドの可能性

【ドラマレビュー】『忍びの家 House of Ninjas』に見る、今後のドラマ・トレンドの可能性

どうも、こんにちは。
kei_tenです。

今日は、Netflixオリジナルドラマの『忍びの家 House of Ninjas』を取り上げます。

こちらは世界16ヵ国で1位を獲得という実績だけでなく、制作背景からも「日本ドラマのイメージを変えた作品」と言える、注目すべき作品です。

※Spotifyのポッドキャストでも音声配信もしています。ぜひ合わせてお楽しみ下さい。

■ハイライトあらすじ:

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【アニメレビュー】『ぼっち・ざ・ろっく!』×『葬送のフリーレン』超新星アニメ監督・斎藤圭一郎が描く“ハイ・コンテクスト”な世界

【アニメレビュー】『ぼっち・ざ・ろっく!』×『葬送のフリーレン』超新星アニメ監督・斎藤圭一郎が描く“ハイ・コンテクスト”な世界

こんにちは。kei_tenです。
今回はアニメ監督の斎藤圭一郎さんについて語りたいと思います。

ぼくはアニメも映画も「監督で観る」派です。どんな役者も原作も、監督次第で如何様にもその質が変わるからです。
サッカーは監督によってチームが変わり、クラシック音楽も指揮者の解釈で演奏が大きく変わる。それと同じように認識しています。

※SpotifyのPodcastで音声配信しています。

■斎藤圭一郎

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【映画レビュー】『オッペンハイマー』は、ノーラン映画の三大要素を堪能できる集大成。

【映画レビュー】『オッペンハイマー』は、ノーラン映画の三大要素を堪能できる集大成。

こんばんは。kei_tenです。

日本での公開延期やアカデミー賞最多7部門受賞など、話題の映画『オッペンハイマー』を観てきたのでレビューします。

■概要・クリストファー・ノーラン監督の12作目長編作品。
・「原爆の父」とされる天才物理学者オッペンハイマーの栄光と没落を描いた伝記映画。
・原作はピュリッツァー賞受賞作『オッペンハイマー』(ハヤカワ文庫刊)
・アカデミー賞最多7部門受賞
・日本では

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