Chapter9:人生とお金
社会はお金を循環させて成長している
資本主義社会の中では、お金を循環させていけばいくほどに「生きる可能性」や「生きる選択肢」を広げていくことができます。
それは、ぼくたちの生きている社会が「お金を循環させることで成長していく」そんな構造になっているからです。
だからこそ、『あなたの生きること』には必ずお金が必要になり、そして、そのお金をうまく扱っている人がどんどんと生きる世界を広げていくことができています。
そしてその逆に、お金に困っていたり、お金の問題を解決できなかったり、お金を使わないでいると、
生きる世界はなかなか広がっていかないようにもなっています。
だからこそ、人生において「お金の勉強」をすることは、とても重要なことになり、
人生を大きく左右することになります。
『お金に愛されない人』の人生は「お金を手放し続ける人生」となり、
その結果として、お金という道具に人生を支配されてしまいます。
結局、お金を稼ぐために「命の時間を使い」、お金に支配された人生を生きることしか選択肢がなくなってしまいます。
純粋にお金を求めればいいってことですね。
お金と人生はつながっていて、人生と心はつながっています。
あなたの心がたくさんの喜びを感じる、そんな体験が多ければ、あなたの人生は幸福に満ちたものになりますよね?
そしてお金は、そんな「心の喜びを感じる体験」と交換することができる物質になります。
ぼくたちはお金によって、人生を満たす体験を多く経験することができます。
ただそれは、『お金で満たすことができる欲求』に関しては、お金を使うことで満たしてあげればいいというだけの話であります。
その逆に、もしあなたが満たしたい思い(心の欲求)があるのにもかかわらず、それを『お金が無いから』と言う理由で、満たすことができない場合、
それは、あなたの人生を通しての【執着】を生み出してしまいます。
その執着は『お金のブロック』となり、あなたの「心のブロック」となり、『人生のブロック』を生むことにもつながっていきます。
お金を原因にしない
『執着』は、あなたの人生やあなたの心に『苦しみを生む原因』となります。
そして執着は、「心がとらわれてしまうもの」だからこそ、あなたの内側奥深くの潜在意識へとすり込まれていき、
あなたの気づかないうちに思考のブロックであったり、価値観のブロックであったり、心のブロックを生み出してしまいます。
例えばあなたが『お金による不自由』を感じたことで、我慢をした体験、苦労をした体験、あきらめなければなからなかった体験をしたとすると、
あなたの内側には、お金による執着(感情)が、必ず生み出されてしまうことになります。
つまり、『お金』とその『不自由の体験』とを、勝手に「紐つけてしまうこと」をしてしまいます。
その執着こそが、健全でない思考を生み出し、健全でない歪んだ思いを生み出し、健全でない心の状態を作り出していきます。
つまり、何かお金が絡むことになると、すぐに人格が変わったかのように変貌したり、
お金のことになると、『反応』にお金のブロックによる感情を無意
識的にも強く紐つけてしまっていたり、
お金のブロックによるあなたの先入観を強く紐つけていたり、
執着によるあなたの思い込みを強く紐つけてしまいます。
基本的に人は、「過去に体験した」お金が原因となった執着を『満たすこと』のために、お金を使いやすくなってしまいます。
それは、心がそこに【執着】しているからです。
だからこそ、【投資をすること】に多くの人はなかなかお金を優先させて使うことができませんよね??
それは、過去にお金が原因でできなかった心の執着を満たすために、まずあなたの心は、お金を使いたいからになります。
でも、執着は、永遠に満たされることのないものです。
この心の執着があるからこそ、浪費や消費のためには自ら喜んでお金を使いますが、
『投資』となると、見えにくかった『お金のブロック』がもろに表に現れてきます。
一番恐ろしいことは、こういったお金のブロックを持ったまま「生きていること」に、本人が麻痺してしまっている状態になってしまうことです。
例えば、お金を理由にしてやりたいことを諦めたり、できないと決めつけてしまっていたり、
我慢することが当たり前だと思い込んでいたり、、、
そうやって、自分の可能性を閉ざすことを日常的に繰り返してしまっているうちに、
そんな異常事態に対しても、何の疑問も抱かなくなってしまうことです。
なぜ、このことが『最も恐ろしいこと』になるのかというと、
このあなたのお金の価値観を、あなたは無意識のうちにでも、あなたの大切な子供にも引き継がせてしまうことになるからです。
子供にも引き継がれる「お金の価値観」
どこかで断ち切らなければならないこの連鎖を、
あなたが今まで『お金』について誰からも教えてもらえなかったから、という理由だけで、
あなたの大事な子供にもこの『負の連鎖』をつなげていくことになってしまいます。
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