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いじめ後遺症と私⑤《お仕事編3》仕事を続けられるか…正社員になる事への不安

仕事をするうえで傷ついた過去があると
転職する際に、このような不安に襲われる方も多いのではないでしょうか?

・新しい職場になじめるかな?
・ちゃんと仕事をこなしていけるか不安
・嫌な人が上司だったらどうしよう
・パワハラされたりしないかな
・なかなか仕事を覚えられなくて
 迷惑かけたらどうしよう…

実際に私も、対人関係や、業務内容について働く前から不安を抱く傾向があり…

その傾向が強くなった事件について、前回の記事で触れさせていただきました。

前回の記事では、嫌な思い出のある故郷を離れたくて隣県の専門学校に進学するも…

就職氷河期世代の真っ只中に中退し…

なかなか仕事が見つからず…

やっと見つけた仕事先で私を待ち受けていたのは…

(自販機の)つり銭泥棒の濡れ衣をきせられ、仕事をクビになるという衝撃の結末!!

その後の私がどうなったかと言うと…

仕事をクビになり、家賃を払えない状況に追い込まれた私を待ち受けていたのは、実家への強制送還でした。

私の実家はポツンと一軒家レベルの山中にあり、地元は鉄道すら通っていない田舎です。

地元で働くという選択は、かつてのいじめっ子に遭遇するリスクも高く…

1歩間違えば、同じ職場で働くなんて状況に陥る可能性もあります!! 

それだけは絶対に回避したいっ!!

通勤に車で1時間以上かかってもいいから、地元で働くのだけは避けたい…

とは言え、仕事探しで苦労するのもメンタルダウンに繋がりかねない状況。

結局、私の選んだ選択は派遣会社に登録する事でした。

つり銭泥棒の濡れ衣をきせられ、他者に対する不信感、人と関わる事への抵抗感が強くなっていたので…

紹介された仕事の中で、なるべく人と関わらずに済むような業務を選んで働く事にしたのです。

最初に私が選んだ仕事は、ジュース工事内での検品作業でした。

仕事内容は目視で不良品が無いか検品するというもの。

この仕事は1ヶ月と短期の募集だったという事もあり、特に事件が起こる訳でもなく無事に終え…

「工場なら必要以上に人と関わらずに済みそうだし…もう少し長い期間働けそうな工場の求人を紹介してもらおう!!」

そんな想いが芽生え、次に私が選んだのはホームセンターに納品する商品を仕分けする仕事でした。

最初に配属されたのは、小型の商品を仕分けするレーン。

ベルトコンベアで流れてくる製品を、配送先の発注数を確認しながら振り分けていくのですが…簡単そうで難しい!!

そもそも私の仕分けセンスが無いんじゃないかと疑いたくなるようなポンコツぶりで、パートのオバチャンに呆れられ…

働き始めてから数日で小型製品の仕分けから、大型製品の仕分け部署へ移動させられてしまいました。

大型製品の仕分けも、配送先の発注数を確認しながら必要な数の商品仕分けしていくのですが…

ベルトコンベアで流れてくる小型製品を仕分けるのに対し、大型製品の仕分けは、床に置かれた製品を必要な数に振り分け、各店舗に納品するゴンドラに積むという作業でした。

体力勝負だと感じる部分もありましたが、自分のペースで仕分けできるので、大型に移動させられて良かったというのが正直な感想。

大型製品の仕分けは、気さくなオジサンと、自分と同じように派遣を通して働いている人が多い部署で、人間関係でも恵まれていたと思います。

世の中悪い人ばかりではないと、気づかせてくれた職場でした。

しかし一般的な派遣スタッフ(登録型派遣)は、同じ職場で働くことができるのは3年まで。

契約更新を経て任期満了の時期が近づく頃、ホームセンターへの仕分け工場からは「パートとして雇用契約を結び継続して働かないか?」と打診がありました。

確かに大型製品の仕分け現場で働く人たちは、良い方も多く、仕事に対する不満は無かったのですが…

新たにパートとして雇用契約をした場合、大幅に収入が減るというデメリットがあったのです。

仕分け工場を続けるか、派遣会社から別の仕事を紹介してもらうか…

もしくは派遣会社を通さず、自分で仕事を見つけるか…

私なりに悩んで契約更新や任期満了のある派遣ではなく「私でも継続して勤務できる仕事を探そう!!」と答えを出しました。

派遣会社は契約更新の時期になると、担当から更新継続の有無について連絡があります。

派遣会社との契約更新の時期まで少し期間があったので、派遣会社から紹介された清掃スタッフの仕事をこなしながらタイミングを見計らい…

担当から更新継続の有無について連絡があった際に、更新しない旨を伝える事にしたのです。

職探しが難航するのは承知の上と派遣を辞める決断をしましたが、世間は不況の真っ只中!!

それでも工場ならそれなりに求人がありました。

正社員として採用されるのは厳しい事も自分なりに理解していたつもりですし…

アルバイトでもいい。
任期や契約期間に縛られず続けられる仕事に就きたい!!

そんな想いで私が見つけた仕事は、コンビニのお弁当やおにぎりを作る工場のアルバイトでした。

給料が良いという理由で夜10時~翌朝5時までの夜勤を希望。

私が任されたのはオニギリの製造ライン。

丸いおにぎりに手作業で長方形の海苔を巻き、機械でフィルムに包む業務。

一見簡単そうですが…

私のペースを乱すベルトコンベアーとの格闘再び!!

海苔がキレイに巻けずにやり直したり、パッケージのフィルムのセッティングに手間取ったり…

それに輪をかけて、一番ツライと感じたのは…
海苔を巻く作業が単純すぎて、時間経過が恐ろしく長く感じる事!!

勤務時間中、何時間もひたすらオニギリに海苔を巻き続ける…

確かに仕分けに比べたら作業は単純です。

単純だからこそ飽きるし、時間も長く感じるし、とにかくツライ!!

こんなに単純作業がツライなんて…!!

コンビニのお弁当工場勤めは1ヶ月ももちませんでした。

せっかく任期や契約更新に縛られずに働けるかもと期待したのに…

自力で見つけたアルバイトを続けられなかった事に対する嫌悪感がわきあがり、心のキャパを越えそうになる。

「こんなんじゃ正社員として働くなんて…私にできるわけがない!!」

メンタルダウンに伴い連鎖的に不安や心配で支配されそうになる思考。

フラッシュバックする過去のいじめの記憶。

仕分け工場では良い人に恵まれたけど、また陰口や無視をする人がいたらどうしよう…

せっかく仕事を見つけても続けていけるか不安。

組織になじめないかもしれないし、仕事内容が合わないかもしれない…

自信がない…

生きてるだけでのし掛かる年金、健康保険、税金…

次の仕事…どうしよう…

途方に暮れ、メンタルが落ちるところまで落ちた私は、一発逆転の奇策とも言える発想をし…

この状態からは想像もつかない業種で働く事を決意します。

その仕事とは…?!

次回の記事へ続く。


特に盛り上がりの無い記事ですが、最後まで目を通していただきありがとうございます。

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