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すきです。謝謝。再見。2024.04.13

私は〇〇です
すきです
まもりたい
よろしくおねがいします


先日台湾から友人が日本へ旅行に来ていて、一緒に桜を楽しんだ。
ちょうど見頃の時期だったので、運良かったね。


鎌倉へ行きました。

で、書き出しの言葉はその友達が旅の最中に時折発していた言葉。

「hahaha that is really ヘンタイ〜!!」

って笑いあった。
彼の不慣れな日本語のイントネーションと相まって最高に面白かった。

彼と過ごす時間もとても楽しかった。
わざわざ台湾からお土産を買ってきてくれて、
はじめに開けた箱のおやつ、ヌガーが美味しくて
伸びる手が止まらず、そろそろ巨大なニキビが誕生しそうです。


ところで私は昨年冬、なにか新しいことを始めたいと思って中国語の勉強を始めました。せっかく勉強するなら試験受けるか〜と思い、HSK3級を受けることにしました。その日を基準に3週間後の。初級とはいえ、ハードルはかなり高い。

自分を追い込むスタイルが好きなので、3週間は無謀だと思いつつも自分を追い込んでいくことに一種の快感を覚えながら勉強しました。お金を無駄にしたくないので、もちろん受かるつもりで取り組みました。

YouTubeを見ながら、文法書を読みながら、単語帳を見ながら、聞きながら、頭に中国語を叩き込みました。中国語には「簡体字」と呼ばれるものと「繁体字」と呼ばれるものがあり、私は台湾が好きなので繁体字も同時に覚えるようにしました。

例えば、
日本でも使われる漢字「発」
簡体字(北京などで使用される)だと「发」
繁体字(台湾などで使用される)だと「發」

簡体字と繁体字を一緒に覚えるのは
漢字の歴史というか移り変わりを覗いているようで、楽しかった。
漢字って美しい。アートですよね。

そしてなんと、天才なので合格しました!!!
(浮かれるな、決して天才ではない。)

それが年末のできごとで、
そのあとは英語の優先順位のほうが高くなってしまったため、3週間の中国語猛勉強は幕を閉じたのでありました。


それから数ヶ月が経ち、
上述のとおり台湾から友人がやってきました。

桜を楽しんだり、景色を楽しんだり、街を楽しんだり。
夜はお酒を飲んだり。

普段居酒屋に行けば当たり前のように飲む「プレモル」
彼は「これおいしい」と気に入ってました。
私もプレモル大好きです。

お酒が入ると人は調子に乗っちゃって、
「人」と誤魔化しましたが調子に乗っちゃったのは私で、
気づけば年末に少し齧っただけの中国語を自分の頭にある語彙を使って喋っていました。

「この場合は『明白』より『知道』がいいよ」
「『紅茶』って言わなくても『茶』だけで通じるよ」

こういうことは生身の会話でないと得られない知識だ。

びっくりしたのはHSK3級の知識でも思ったより会話ができるということ。
とっても楽しくて、また勉強を始めようかな〜と思いました。

人工知能の台頭で、言語を学ばなくたって意思の疎通ができるようになりつつあるこの時代。
だけど、居酒屋で彼と交わしたこの会話、翻訳機を使っての会話ならきっと楽しくないし笑っていない。

言葉はあくまで道具。単なる道具。
それを使ってなにをするか。
言語は目的ではなく手段。

とはよく言われるしそうだと思う。

だけど、言葉って、生きていて
温度がある。

と、思いきや触れなくて
でも、そこにははっきりと「いのち」がある。

そんなものだなあと、思う。


你很〇〇(イライラするみたいな意味、漢字不明)
但是,你很可愛。我愛你。
我想跟你在一起。
你喜歡我嗎?我不喜歡你。
謝謝。再見。

訳:
あなたイライラする。でも可愛い。愛してる。
一緒にいたい。
私のこと好き?私はあなたのこと好きじゃない。
ありがとう、さようなら。


再見!


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