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東京都15区(江東区)補選が混沌(カオス)【※追記有り】


東京都15区(江東区)補選が 混沌(カオス)

東京都15区(江東区)補選の概要

東京都江東区で、2024年4月28日(日)第49回衆議院議員補欠選挙の投開票が行われる。
東京都江東区は2024年現在、衆議院議員選挙では東京都15区となっている。

東京都江東区は、1947年に旧深川区と旧城東区が合併し、墨田川の東の地域である事から「江東区」という名前になった区だ。
亀戸、門前仲町等の、江戸時代から栄えていた地域と、豊洲、臨海副都心(お台場)等の比較的新しく出来た都市の両方を内在する区であり、オタクの間では有名な建物である東京ビッグサイトもこの区にあり、オタクの間でもそれなりに注目度のある選挙となっている様だ。

東京都15区(江東区)で補選が行われる理由

東京都15区(江東区)では、下記の通りの経緯が有って第49回衆議院議員補欠選挙が行われることになった。

2021年10月31日に投・開票の行われた第49回衆議院議員総選挙では、前職の秋元司(自民党所属)は、IR汚職事件で逮捕(その後実刑判決を受け控訴中)されたため自民党を離党しており、自民党東京都連では秋元司を公認する事は出来なかった。

自民党東京都連合は元職の今村洋史を公認申請したが、国民民主党や立憲民主党の結党に参加せずに無所属になっていた前々職・柿沢未途が2024年10月上旬に国会で行われた首相指名選挙で岸田文雄に投票し、、さらに立憲との統一会派からも離脱するなど、自民党入りの動きを見せたことから、党として擁立を見送り、いずれも無所属で立候補する今村と柿沢双方を推薦、当選者を追加公認する方針を採った

最終的に東京都15区(江東区)では7人が立候補する乱戦となったが、柿沢未途が当選したため、自民党は柿沢の追加公認を行い自民党に入党させた。

柿沢未途は2023年9月13日に発足した第2次岸田第2次改造内閣で法務副大臣に抜擢されたが、2023年4月に投・開票の行われた第20回統一地方選挙の内、江東区長選挙(2023年4月23日投・開票)公職選挙法違反(買収行為)を行っていた事が発覚し、法務副大臣職を辞任に追い込まれ、さらに同容疑で自宅や事務所の家宅捜索を受けたことにより自民党を離党した。
その後柿沢は秘書4人とともに逮捕・起訴され執行猶予付き有罪判決が確定した。
この起訴に伴い、柿沢未途は2024年2月1日に議員辞職願を提出、本会議で議員辞職が許可された

結果、2024年4月28日(日)に東京都15区(江東区)では補欠選挙が行われる事になった。

東京都15区(江東区)補選の状況

さて、ここまで説明した通りの経緯で行われる事となった東京都15区(江東区)の第49回衆議院議員補欠選挙だが、2024年4月22日(月)時点で、候補者数は9名と、第49回衆議院議員選挙の時よりも更に混戦になりそうな人数になっている。

東京都15区(江東区)「第49回衆議院議員補欠選挙」候補者

なお、これだけ多数の候補者が出ている中で自民党は、自党の議員の不祥事で発生した補欠選挙である等の理由から、東京都15区(江東区)の第49回衆議院議員補欠選挙には、候補者を立てない決定をした。

東京都15区(江東区)補選で選挙妨害が話題に

さて、2024年4月16日(火)に前述の9名が候補者として告示されて始まった東京都15区(江東区)第49回衆議院議員補欠選挙は、告示から1週間となる2024年4月23日(火)時点で、関連する単語として「選挙妨害」がインターネット検索で出て来るほど「選挙妨害」が話題になる選挙になっている。

他党の街宣を妨害する「つばさの党」

「つばさの党」という政党の根本良輔候補と、その支持者達が、江東区内で他党の街宣・選挙演説が行われている場に現れて候補者に野次を飛ばしたり、他党の街宣車を自分達の街宣車で追いかけまわしたりするという事態が発生している。

2024年4月21日(日)には、都民ファーストの会と国民民主党が推薦している乙武洋匡候補の選挙演説の場で、選挙演説を護衛していたおぎの稔(東京都大田区議会議員)と暴力沙汰になるという事件が起きた。

https://twitter.com/ogino_otaku/status/1782012857951138147

本筋からは逸れるが、おぎの稔(東京都大田区議会議員)と言えば、青識亜論さんの盟友として有名だが、どうやら彼は東京都15区(江東区)第49回衆議院議員補欠選挙では、都民ファーストの会を支援するつもりの様で、乙武洋匡陣営と一緒に江東区で活動している所が目撃され、Twitterに写真や動画等が上がっている様だ。
これに対し、暇空茜さんは「都民ファーストの会を支援するおぎの稔は信用できない」という主旨の事を述べ青識亜論さん(とおぎの稔)を支持するオタク暇空茜さんを支持するオタクの間でTwitter上ではオタク同士の小規模な争いも起こっている様だ。

選挙戦の山場となる2024年4月20日(土)~4月21日(日)には、前述の乙武洋匡候補だけでなく

  • 立憲民主党が公認し、日本共産党と社会民主党が支援する酒井菜摘(さかいなつみ)候補

https://twitter.com/takano_hayato38/status/1781827557928861919
https://twitter.com/takano_hayato38/status/1782025298445521406
https://twitter.com/nahokohishiyama/status/1782374748598817063

選挙“妨害”各陣営の反応・酒井なつみ候補【衆院・東京15区補選】

  • 日本保守党が公認する飯山陽(いいやまあかり)候補

https://twitter.com/Wasabisoysauce_/status/1781924565037510880
https://twitter.com/Wasabisoysauce_/status/1781933641708494890
https://twitter.com/okusurihikaku20/status/1781945323759485157

等の候補者も「つばさの党」の支持者や根本良輔候補から選挙妨害行為を受けている動画や写真がTwitterやYoutubeに上がっていたそうだ。

なお、秋元司候補(元・自民党/現・無所属)は、「つばさの党」からは今の所選挙妨害はされていないが、日本保守党の飯山陽候補から朝に駅前で街宣をしていた際に候補者同士の紳士協定を破って街宣を被せられるという選挙妨害を行われたと述べており、「つばさの党」も問題だが、その他の党が行う選挙妨害も有るという混沌とした状態になっている。

選挙“妨害”各陣営の反応・あきもと司候補【衆院・東京15区補選】

「つばさの党」とは?

一体「つばさの党」とはどういう政党なのだろうか?
当note主は今回の選挙までこの政党名を聞いた事は無かった。

しかし、2024年4月21日(日)に根本良輔候補とおぎの稔との間で起こった暴力沙汰に関して「つばさの党」の根本良輔候補の内縁の妻という人物がTwitter上に声明文を出したそうだ。

https://twitter.com/FunabashiShibu/status/1782087440574087376

根本良輔候補の内縁の妻は、なんと、2023年4月に「政治家女子48党」という党から新宿区議会議員選挙に候補として出ていた事が判明した。

「政治家女子48党」と言えば「NHKから国民を守る党」と政策的に共闘している部分が有ったと記憶しているがと思って調べてみたら、「つばさの党」と「政治家女子48党」と「NHKから国民を守る党」の関係について解説した、下記のnote記事が出てきた。

一言で言うと「もともと、NHKから国民を守る党(N国党)に所属していた人が独立した党で、N国党と仲が良い訳ではないが、仲が悪い訳でもない」という事の様だ。

「この選挙で『つばさの党』を知って活動に参加するアホは一定数いる」ということをN国党で思い知らされていますので、結論から言うと、N国党と同様、「つばさの党」を支持する人たちは増えるという結論になります。

【選挙ウォッチャー】 衆院補選2024・つばさの党にどう対応すべきか。

なるほど、解る様で解らない話だと思ったが、他の候補者は(候補者の支援者まで全員が)「つばさの党」を無視するのが効果的だという事だけは解った

なお、「みんなでつくる党(旧:N国党)」に所属する浜田聡参議院議員は、東京都15区(江東区)第49回衆議院議員補欠選挙で起きた根本良輔候補とおぎの稔の暴力沙汰について、Youtubeの配信で「根本良輔候補にも悪い部分は有るけれど、これは動画を見る限り、おぎの稔にも悪い部分が有るよね」という主旨のコメントを残していたそうだ。

これだけ選挙妨害や暴力沙汰の起こっている選挙というのは少なくとも西暦2000年より後では、ここまで無かっただろうと思う。

【余談】何故、選挙妨害は起きるのか?

少し余談だが、「何故、選挙妨害は起きるのか?」を考えてみたいと思う。
先ず、上記の浜田聡参議院議員のYoutube配信の文字起こしに一部頷ける所が有る。

候補者が演説し、民衆はそれを「聞くだけ」の選挙演説

今の日本の選挙はどんな規模の選挙でも、街宣と言えば「候補者が街宣車の上に立って演説し、民衆はそれを「聞くだけ」の選挙演説」ばかりという点だ。

https://twitter.com/yuyawatase/status/1781628737978855632

候補者が演説し、民衆がそれを「聞くだけ」の選挙が長い事行われてきた間に、政治家(議員)と民衆(国民)の間に大きな溝が出来ているのではないだろうか?

この大きな溝を壊して、候補者に対して何か言いたい人達の存在が今の日本の選挙で行われる選挙妨害の根底には有るのではないかと、当note主は考えている。

民衆が「聞くだけ」の選挙の形を変えた方が良い

候補者が街宣車の上から演説し、民衆がそれを「聞くだけ」の、日本の選挙の形を変えて、候補者と民衆が選挙期間中に意見を交わせる場を増やしていくべきではないだろうか?

東京都15区(江東区)補選結果予想

それでは、ここから少し東京都15区(江東区)の第49回衆議院議員補欠選挙の結果を予想してみようと思う。

報道各社から出ている情勢情報

現在、報道各社から出ている情勢情報は2024年4月23日(火)現在画像の通りだ。

東京都15区(江東区)の第49回衆議院議員補欠選挙情勢

立憲民主党が公認し、日本共産党と社会民主党が支持している酒井菜摘(さかいなつみ)候補がリードしていて、その後を日本維新の会が公認している金澤結衣(かなざわゆい)候補と、最近、百田尚樹によって発足された日本保守党が公認している飯山陽(いいやまあかり)候補が追い、更にその後ろに都民ファーストと国民民主党が推薦している乙武洋匡が居るという並びだ。

順当に行けば酒井菜摘か金澤結衣が当選する

このまま順当に行けば、酒井菜摘か金澤結衣のどちらかが当選する、実質「立憲民主党 VS 日本維新の会」の戦いになるだろう。
投・開票日(2024年4月28日)当日に関東地方の天気が雨などで投票率が下がる事があれば、飯山陽にも勝ちの目が出て来る可能性は有る。

オタク票の一部が乙武に流れる

実質「立憲民主党 VS 日本維新の会」の戦いが行われる裏で、今回の選挙では、青識亜論さんの盟友おぎの稔(荻野稔)が、都民ファーストに支持されている乙武候補の演説の周辺警備に当たっている。
そして、荻野稔議員がつばさの党の候補者と揉めた様々な動画がTwitter上に上がったが、それらの動画を見て「荻野稔議員が都民ファースト(小池百合子東京都知事)陣営についた」ことが、同時に広まっている。
この拡散力から見ると、おそらく、荻野稔議員が都民ファースト(小池百合子東京都知事)陣営についたことを知った江東区民のオタク層の内一部の票が、乙武に流れると予想される。
しかし、オタク票の全部が乙武に流れる訳ではなく、多くても半分というところだろう。
その理由は、暇空茜さんがColaboとの問題でColaboを擁護する小池百合子都知事及び都民ファーストを敵視していて、暇空茜さんを支持しているオタク層も同様に都民ファーストを敵視しているという点にある。
暇空茜さんを支持し、都民ファーストを敵視しているオタク層は、青識亜論さんや荻野稔議員にも否定的なスタンスであるため、江東区民の中で、今回の選挙の裏側で実質的に「青識亜論を支持するオタク VS 暇空茜を支持するオタク の戦い」が水面下では起こる事になる。
情勢として言うなら、今のオタク界隈には暇空茜さんを支持している人が7割、青識亜論さんを支持している人が3割ぐらいの比率なので、荻野稔バフや青識亜論バフが有っても、乙武候補の当選に至る事は無いだろう。
では、江東区民で暇空茜さんを支持している層の投票先は何処になるかだが、消去法で日本維新の会が公認している金澤結衣(かなざわゆい)候補になる可能性が高いと考えられる。
つまり、水面下で行われる「青識亜論を支持するオタク VS 暇空茜を支持するオタク の戦い」によって、「立憲民主党 VS 日本維新の会」の戦いで日本維新の会側に味方する人が増えて、日本維新の会が勝つという可能性が有る。

日本に民主主義が戻る事は無い

荻野稔(おぎの稔)は、「つばさの党」との間で暴力沙汰になった事について「選挙の姿か?これが。」「民主主義の根幹である選挙を歪めてよい筈がありません。」等とツイートしている。

「選挙の姿をそうさせた責は貴方(おぎの稔)にもある」

しかし「選挙の姿をそう(暴力沙汰や選挙妨害の起き得るものに)させた責は貴方(おぎの稔)にもある」と指摘しておきたい。

https://twitter.com/ogino_otaku/status/1782012857951138147


おぎの稔(大田区議会議員)は青識亜論の盟友と言える存在であり、フェミニスト・アンチフェミニスト騒動等の幾つかで、青識亜論と一緒になってTwitter(現:X)上でフェミニストを嘲笑したり煽る投稿をしていた事が有る。
対立陣営を嘲笑したり煽ったりしてきた今までの行動は果たして、民主主義と言えるのだろうか?
私は、「対立陣営を嘲笑したり煽る行為は決して民主主義に含まれない」と考える。
そのため、これまでフェミニスト陣営に対しTwitter上で嘲笑や煽り行為を行ってきたおぎの稔の行動民主主義を崩し東京都15区(江東区)第49回衆議院議員補欠選挙暴力と妨害に溢れた選挙になった僅かな一因であると考えている。

民主主義の大前提は「心から、敵を信用すること」

私の中学時代の公民の教師は
民主主義の大前提は「(その国の国民全員が)心から、敵を信用すること」である
と述べていた。
民主主義政治の始まりは、政治に関わる人全員が「互いに、心から敵を信用し合うこと」から始まったという事らしい。

ここで言う敵と言うのは「思想的に対立する相手」「信条的に対立する相手」「政治的に対立する相手」、解り易く言えば
アメリカにとっての敵はロシア・中国であり
ロシア・中国にとっての敵はアメリカであり
右翼にとっての敵は左翼であり
左翼にとっての敵は右翼であり
アンチフェミニストにとっての敵はフェミニストであり
フェミニストにとっての敵はアンチフェミニストである
ということだ。

心から敵を信用しているのならば、嘲笑や煽りという行為は決して行ってはいけない。
それ(嘲笑や煽り)は、一般的には「信用していない相手」に対して行う行為だ。

アメリカはロシアや中国を信用していないし、ロシアや中国はアメリカを信用していない。
右翼は左翼を信用していないし、左翼は右翼を信用していない。
アンチフェミニストはフェミニストを信用していないし、フェミニストはアンチフェミニストを信用していない。
互いに信用が無いから嘲笑や煽りという行為がどちらの陣営からも敵に対して行われている。

嘲笑や煽りの一切を、“敵からどれだけやられたとしても、自分達は絶対にしない人が現れる事こそ民主主義の第一歩”ではないだろうか。

「敵を信用する」=「敵は絶対に不正をする事は無い」と見る

そして、「敵を信用する」というのは「敵は絶対に不正をする事は無い」と、「何が有っても敵が行う事の一切に悪意は存在しないと見る(フェミニスト・アンチフェミニスト陣営の言い方で言うなら敵が行う事の全てを「最善の相」で見る)事」だ。

それが出来る人が居ない国で行われる民主主義は「民主主義ごっこ」であるというのが、私の中学時代の公民の教師が述べた事であった。

青識亜論ですら、敵に不信感を持っている

フェミニスト、アンチフェミニスト界隈に限定してですら、それが出来ている人は一人も存在しない
青識亜論ですら、「対話・議論が大事」と言いながら、自分が不利になる条件下での対話・議論に誘われた時は応じない事が有る。
敵を信用できるなら、どんな条件が付けられていようと、対話・議論に誘われたら応じるべきであるが、応じない事が有るということは「青識亜論ですら敵に対する不信感を持っている」という事だ。

青識亜論ですら敵に不信感を持っている時点で、日本は対話・議論ができる国ではなく、日本の民主主義は崩壊して「民主主義ごっこ」になっているということだ。

Twitterが流行る様な国民性を持った日本にいや、日本以外の幾つかの国にも民主主義が戻ってくる事は、二度と無いだろう。

【追記】2024年4月24日 18時40分追記

つばさの党の根本良輔候補(つばさの党公認)や支援者が
酒井菜摘候補(立憲民主党公認、日本共産党支援、社会民主党支援)
飯山陽候補(日本保守党公認)
乙武洋匡候補(都民ファーストの会推薦、国民民主党推薦)
に対して選挙妨害を行い。

日本保守党の飯山陽候補(日本保守党)や支援者が
乙武洋匡候補(都民ファーストの会推薦、国民民主党推薦)
に対して選挙妨害を行っている。

https://twitter.com/ojimakohei/status/1782917873012453589

との話が、昨日(2024年4月23日)までに出ていたが、新たに、

乙武洋匡候補(都民ファーストの会推薦、国民民主党推薦)や支援者が
日本保守党の飯山陽候補(日本保守党)
に対して選挙妨害を行っているとの証言

https://twitter.com/mitz19750/status/1782986193933844675

参政党の吉川里奈候補(参政党公認)が
飯山陽候補(日本保守党公認)
に対して、選挙妨害と疑わしい事を行っているとの話が出てきた。

https://twitter.com/arimoto_kaori/status/1782972837445460242
https://twitter.com/phomcht/status/1782975124733567360

更に、NHKから国民を守る党の立花孝志党首は、東京都15区(江東区)第49回衆議院議員補欠選挙で起こっている選挙妨害に関して、「乙武洋匡候補(都民ファーストの会推薦、国民民主党推薦)の陣営は公職選挙法に違反している部分が有るので、そちらも問題にするべきでは?」との事を動画で述べており、

東京都15区(江東区)第49回衆議院議員補欠選挙は、日を増すに連れ、混沌具合が増すという状況になっていると言える。

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