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なんでも転職に繋げてしまいがちなジョブホッパーの思考を模倣しないよう

 いきなり。正直この思考は良くないのだが、ジョブホッパーというか私の姿勢について述べさせていただきたいとは思う。
 そもそも自分は「そろそろ転職ドキかなぁ」と主観的に前向きに検討する場面が恐らく人よりは多く、そろそろこの思考は終了だと思っている。仮に似たようなことを思うことがあれば、ある種、危険であると自負しているので、ご参考までにしていただきたい。

1.思考その1。ミスをしたとき

 私が新卒の時に大きなミスをした時に非常に怒られた。勿論ミスをしたからではあるが、それよりもその時の上司の言葉が今も心に残る。それは「おまえのミスがあかんのと違うんや。おまえのミスした原因がここ(胸らを叩かれる)にあって、それが解決せん限りまた同じことが起こるから、しっかりせぇと言ってる」というような言葉をいただきました。
 私はこのことから仕事にミスした時は以下を考えるようになる。

「人間は100回に1回はミスをする。であれば、慣れか、仕組みの問題」
「何か自分に迷い事があり、仕事にひどく集中できない状態になっている」

 大きく分けて2パターンであり、前者であれば、仕組みを考えて改善する。経理であればシステム化というやつだ。後者の場合は、それを解決するしかない。例えば貴方でも良いが自分の同僚などにミスが続いている場合「なんか悩んでないか?」と気にかけてあげることは大切であるように思う。勿論、ただ慣れからくるうっかりミスも世の中にはあるので、この場合は前者にシフトすれば良いが、人間的にキツいのは解決しない後者の問題だ。

 ただし、結果として転職をしなければならないほど悩んでいるならまだしも、あまり仕事のミスをしたから転職と短絡的には考えない方がいい。ある程度図太く、「仕方ないじゃな~い」と考えるぐらいで生真面目な方はちょうどいいかも知れない。でないと即ジョブホップ生きになる。neutralにいこう。

2.思考その2。人間関係がなんかギスギスしたとき

 「私は敵を作らない主義です」という人にあったこともあり、確かにうまく立ち回られておられました。ただ、万人がそうできる訳でもなく、働いていれば敵もできる。また味方もいつ何時牙を向くか。という感じではあります。リアル「半〇直樹」みたいな世の中ですから。
 人間関係にキズが入るとなぜか企業では非常に仕事がしにくくなる。そうすると改善などの付加価値も発揮できにくくなるので、自分の価値が薄れてくるように思える。
 そこで転職を意識してしまってはいけない。
 多少の人間関係のキズがあり、例えそれが深くても、そんなことはこれから先どこでも起こる。そしてそれはほとんど貴方の人生を左右するものではない。立場が上になると、ポジションパワーで「明日から〇ムチャッカ半島に赴任ね」みたいなことはあるかもしれないが、その時は考えたらよい。凡そ毎日起こるやり取りはそこまで深く考える必要がない。なので安直に転職や自身の価値の低下を考える必要もない。

3.思考その3。ヒマ、或いは多忙すぎ。

 「忙しすぎる、暇すぎる」。だから転職してちょうどいいところに。なんて考えていると即、ジョブホッパーになる。ヒマなら仕事をもらう。忙しいなら仕事を振る、減らす。まず考えるべきはそこなのかな、と。
 私が経理だからか、基本的に繁忙期と閑散期がある。どこかの歌詞にあったが毎日が日曜日であればそれは退屈と変わらない。ということで、仕事は波や山があって当然。
 「忙しすぎて、転職(脱出)しかない」「ヒマすぎて、転職(旅)しかない」と安直な思考に繋げないようにしたい。忙しさのレベルや転職の有無とはベクトルが違うところにあると考えよう。

上記、なんとなく纏めてはみたものの、どれも度が過ぎて心身に支障をきたした場合は転職を視野に入れよう。それ以外に時は「こんなこともあるか」ぐらいに思えば安易な離職には繋がらないように思う。と私は私自身に言い聞かせる。

良い、現職での業務を。
 

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