🇫🇷🇪🇸🇵🇹絶品のポートワインを求めて【日仏夫婦の弾丸旅シリーズ-3カ国横断ロードジャーニー-/🇫🇷2:スペイン-ポルトガル編⑧】

【概要】
このシリーズはフランスに住む旅好き夫婦の旅をレポートする不定期連載です。

【登場人物】
◉ FLO：夫・フランス人、水瓶座のAB型、動物占いは狼。
奇想天外な事をよくするので妻からは宇宙人と思われている。気まぐれな性格で彼の言う予定はほぼ未定（笑）口が上手で交渉上手。正義感が強く、謎の自信がある人。彼の発言は大体面白いがひどすぎる為大体コンプライアンス的にNG（笑）ロマンチックな事は苦手。フェアが何より大事。

◉ YUI ：妻・日本人、蟹座のA型。動物占いはライオン。
いやだー！怖いー！と言いながら1番先に危ないところに突っ込んでいくタイプの人間。感動屋の泣き虫。特別扱いが大好きで褒められるために頑張るタイプ。（笑）夫からは忠誠心が強いと思われている。とことんうるさいかとことん静かか、妻に間は存在しない。小さいものが好き。

【このシリーズのこれまでの一覧】
◉チャプター1：フランス編
▶︎第1弾　僕らの夏休みのはじまり
▶︎第2弾　フランスの郷土料理カスレの街へ
▶︎第3弾　大好きな叔父さんと叔母さんが住む街へ
▶︎第4弾　一面に広がるぶどう畑の先には
▶︎第5弾　ボルドーで有名なワインの産地サン＝テミリオン
▶︎第6弾　ボルドーの街へ
▶︎第7弾　【番外編】本場のカヌレを求めて-ボルドー有名店2店どっちが美味しい？？
▶︎第8弾　 美味しい牡蠣を求めてアルカッションへ
▶︎第9弾　ヨーロッパ最大の砂丘・ピラ砂丘へ
▶︎第10弾 ヌーディストビーチで全裸で泳いでみた

◉チャプター2：スペイン-ポルトガル編
▶︎第1弾　スペイン・サンセバスチャンへ
▶︎第2弾　スペイン・夜食を求めてバリャドリードへ
▶︎第3弾　念願のポルトガル突入！
▶︎第4弾　ポルトガル夫妻から受けた素敵なおもてなし
▶︎第5弾　ポルトへと向かう道
▶︎第6弾　【番外編】本場のエッグタルトを求めてー有名店2店どっちが美味しい？
▶︎第7弾　少しワイルド？魔女の宅急便の舞台となったポルトの街へ

【その他のシリーズ】
▶︎🇮🇹ミラノ弾丸旅　全5話＋購入品紹介

▶︎13：00 Nova de Gaia地区へ

この地区の雰囲気を感じられる1分の動画作っていますのでよろしければこちらから。

スタジオジブリ作品「魔女の宅急便」のモデルとなった街と言われるここポルト。この景色を見るとそれも納得。オレンジの瓦屋根にカラフルなビタミンカラーの住宅たちはアニメから飛び出してきたそのままの雰囲気である。

Nova de Gaia地区は歴史的地区に指定されている場所で、ポートワインでのワイナリーが軒先を連ねている。ポートワイン美味しくって好きなんだよね。という夫に連れられ来たが、ご存知の通り妻は下戸なのであんまりお酒を美味しいと思ったことがない。
そんな私をワイン好きにしたのはこのポートワインの出会いがあったからだ。

日本酒もワインも絶対辛口が美味しいと信じてやなかった私。ポートワインとは超甘口ワインだと知ってから、甘口かぁ。まぁせっかく来たし味見だけでもしてみるかという感じだった。しかし、実際に初めて飲んでみると目を開眼させるほど衝撃的な美味しさだったからで、それから夫婦は大のポートワインファンだ。
（つい最近第２の故郷フランスのメジャーワイン、ボルドーを何度も飲み比べてもこうはならなかったのに、全くもって皮肉な話である。）

たくさんのワイナリーが正面軒並み連ねる中で夫が選んだのはまさかの丘の上にそびえ立つ「Taylor’s（テイラー）」のワイナリーだった。

妻「もぉ。さっきゴンドラでしゅるるーって気持ちよく下ったとこなのにー！」
夫「酔っ払ってちゃ上がれないから、今頑張って行かなきゃ！！」

　夫がまだ日本に住んでいる時代に働いていた五つ星ホテルで、ソムリエがこだわってレストランに唯一卸していたのがポートワインが「Taylor’s」のワインだったそう。味見したときに強烈に感動した記憶があると話すので行ってみることにした。

丘を登るとドーンととっても立派な外観が待ち構えてびっくり。

ポートワインは別名ポルトガルの宝石と呼ばれる世界３大酒精強化ワインの1つ。そう、ブランデーを添加しているワインである。ワインを発酵させ糖分がアルコール変わる前にブランデーを加えることで発酵を止め深い甘みを残すことができるらしい。

そのためアルコール度数も20度と高いが、一度封を切っても通常のワインのように劣化が起こりにくく保存性に優れていて長く楽しめるワインなのだそう。

妻「ブランデーみたいなワインだけどワインで、ブランデーが加えられて作られていて‥」
夫「何それ早口言葉なん？」

ツアーの終わりにビンテージポート（赤）とホワイトポート（白）をそれぞれテイスティングさせてもらえるということで1杯つづワイングラスに注いで頂いた。ひとくち口に含んで思わず夫婦共々声が出る

妻「うんま」
夫「なんだこれ」

言葉では表せない衝撃の美味しさ。とっても甘いのですがブランデーのようなスパイシーさもあるとっても深い味。今まで飲んだワインとは全く別物。一気にポートワインのファンになってしまいました。

夫「ちょ、妻飲みすぎやで倒れても知らんで。」
妻「分かるねんけど止められへん。。。」

もちろんお土産としてボトルを何本か購入しご機嫌でワイナリーを後にしました。
この後ポートワインにハマった夫婦はフランスに帰った後もポートワインを見つける度にいろんなブランドを飲んでみました。サンデマン/グラハム/カレム/クロフト/ROZES‥その他にもたくさん。
　ポートワインはどれもハズレはなく全部美味しいですが今でもTaylor’sのビンテージポートに敵うものには出会っていません。なのでポルトのワイナリーに行かれる際には間違いなく私たち夫婦は「Taylor’s」がおすすめ！
また、ポートワイン好きな方からのお勧めもよかったらお待ちしています！！！

次回へと続く

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