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大好きなハーゲンダッツを大嫌いになり大好きになった話

こんばんはナスオです。

今日は家で餃子パーティしました。只々最高です。

ただし参加者は僕一人です。密を避けたわけではありません。

一人でも楽しかったらパーティです。

その後、口寂しさにコンビニにハーゲンダッツを買いに行きました。

そこで今日の記事を思いつきました。ラッキー。

ハーゲンダッツとは

ハーゲンダッツとは言わずもがな皆さん知っていると思います。

普通のアイスの倍の値段もし、サイズも小さいのですが、その高級さと味の深み、バリエーションから世界中で大人気のアイスです。

このアイスが嫌いな人を僕は知りません。新垣結衣を超える好感度があるのではないでしょうか。

そんなハーゲンダッツの捉え方が僕はこの人生で大きく変化したことにさっき気付きました。ホンマラッキーです。

高校卒業まで

僕は高校卒業までは某田舎で家族と一緒に生活していました。

高校生で月4000円のお小遣いだった僕にとって、ハーゲンダッツはたった300円なのに雲の上の存在に感じました。

なのでアイスを買うときはいつもスーパーカップやガリガリ君などボリュームがあり安いものを選ぶというごく普通の高校生活を過ごしていました。

それでもたまにオカンが何かのご褒美で買ってきている時がありました。

テストの点がよかった時、試合で勝った時、自身の結婚記念日の時、大みそかの一家だんらんの時。

家族のちょっとした幸せのそばにいつもハーゲンダッツがありました。

大体冷凍庫にオカンが買ってきているのを僕がいの一番に見つけていました。

ストロベリー味のハーゲンダッツです。

僕はストロベリー味が大好きで、いつも大きな果肉のところを最後まで残して食べるのが好きでした。

そんなわけでこの時まではハーゲンダッツが大好きでした。

大学入学当初

僕はその後大学に入学するために上京し一人暮らしを始めました。

当初は好きな勉強をしたり、いろんな人と知り合い、遊び、夢に向かって突き進むといったようなバラ色のキャンパスライフを描いていました。

しかし現実はそうはうまくいきませんでした。

人見知りということもあり仲いい人も全然できず、勉強の内容も周りの学生や、学習内容のレベルの高さ、嫌いな科目も勉強しなければいけない理不尽さ、新天地に慣れず家族に頼ることもできないもどかしさ、、

あげたらきりがありませんね。

そんな寂しさを紛らわすために初めて出たバイト代でコンビニでハーゲンダッツを買いました。

本当においしかったです。どこか懐かしさと家族の温かさを感じることが出来ました。アイスだから冷たいんですけどね。

その時だけは日常の嫌なことが、これまでの嬉しかった思い出で忘れることが出来ました。

そのつかの間の、時間にして五分もかからない幸せを、たった300円で買えるということに気づいた僕は土曜日のバイトが終わった後に買うことに決めました。

そのご褒美があるから頑張れる。

しかしその感覚は狭まり、一週間から四日に一回、さらに二日に一回、最終的に一日一個買うようになりました。

最初はストロベリー味ばっか食べてましたがチョコ、抹茶、キャラメル、期間限定、クッキーサンドタイプなどほぼ全てに手を出したきがします。

日常のもどかしさと不安がより強まっていったのだと思います。

それをハーゲンダッツで埋めようとしてたのでしょう。

言ってしまえばただのアイスなのに。

そんなある日、いつものようにハーゲンダッツを買おうとすると急に虚無感と孤独感、悲壮感に襲われました。

「何してるのだろう、、」

僕にとって幸せの象徴だったハーゲンダッツは、この時憂いを助長する存在に変わっていたんです。

それ以来ハーゲンダッツが大嫌いになりました。

現在

留年して大学五回生となった今は少し悩むことが減ってきました。

こんな僕でも何でも話せる人たちができ、勉強も面白く感じるようになり、将来の夢をもてるようになりました。(このようになれたのは”メンヘラ大学生の生きるコツ”の記事を参照)

そうやって少しは普通の大学生活に近づけた僕はその時すでにハーゲンダッツの存在を忘れていました。

そんなある日僕は第一志望の企業にに受かりました。

あまりに嬉しかった僕はその日だけは好きなものをいっぱい食べようとスーパーやコンビニに行きました。

そんな時にふとハーゲンダッツが目に留まりました。

「ずっと食べてなかったな、、」

気づいたらハーゲンダッツのストロベリー味を買っていました。

食べる前にこれまでのことを思い出しながら少しだけ緊張して、果肉たっぷりのところを掬って食べました。

涙ぐむほどおいしかったです。

5年前家族で食べた時より少しだけおいしかった気がします。

おいしさや懐かしさ、幸せはもちろんですが

何より自分の力だけで、こんなどうしようもない自分の力だけで、新天地で様々な繋がりを持ち、夢の第一歩をつかむことが出来たことの充実感を感じることが出来ました。

ハーゲンダッツは再び幸せの象徴として生活の傍に戻ってきました。

いやハーゲンダッツは最初から幸せの象徴として存在し、僕が近づくことができたのかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?

なんかお酒も入って長くなっちゃいましたねすいません。

ちなみに今日食べたハーゲンダッツは夏休みになって最高だぜーってことで買いました。思わず明日も明後日も買いたくなりました。

こいつは何も反省していませんね。どうしようもないやつです。

しかし今までの僕とは違います。

今週友達と日帰りでいく温泉で、湯船から上がった後みんなとハーゲンダッツはを食べたいと思います。

ハーゲンダッツ本社からのサポートで呆れるほどアイスを食べたいナスオでした。

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