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#8 トレーナー帯同報告 いちご一会とちぎ国 2022 第77回国民体育大会 東京都ホッケー成年女子チーム

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トレーナー帯同報告
今回よりアンドエイチトレーナー事業に関する情報を発信していきたいと思います。

どのような経緯で帯同することに?

今回の「東京都ホッケー成年女子チーム」チーム構成が現在シーズンを通してサポートスタッフとして帯同させて頂いている社会人チームの監督さん・スタッフ・選手だったことことがあり、帯同させて頂くことになりました。(チーム自体は社会人選手・大学生を含めたオール東京での参加)

東京都ホッケー成年女子チームのトレーナー帯同をさせて頂くことになり、早い段階から選考会を含めてチーム活動が始まり夏の暑い時期や福井遠征など強化をしながら、関東予選を見事に勝ち抜き1981年滋賀国体以来41年ぶりの出場を果たしました。
昨年も帯同させて頂いたのですが、関東予選で惜しくも敗退となり出場することが出来ませんでしたが、新型コロナウイルス感染拡大により大会自体が中止となってしまっておりました。

関東予選突破!


トレーナーとして帯同するためには?

今回私は成年女子チームの帯同をさせて頂きましたが、国体参加カテゴリーは【成年男子】【成年女子】【少年男子】【少年女子】の4チームとなり、関東予選を戦い1チームのみ本線に出場することが出来ます。(2022年は栃木県が開催地でしたので栃木県を除いた関東チーム内から)

昨年より、東京ホッケー協会のトレーナー環境を拝見させて頂き、何かお手伝い出来ないかと考え、選手へのコンディショニング提供(ケア・w-UP・トレーニング等)トレーナーの現場経験も重ねてもらうためにも、少年女子チームにJSPO-AT所有女性トレーナーを紹介させて頂き帯同して頂きました。

知人トレーナーに声をかけさせて頂いたり、トレーナー育成事業をしている企業様に声をかけさせて頂きご紹介して頂いたりと、スケジュールなど条件が合う方をチームに紹介させて頂きました。その競技を知らない・プレーしたことなくても、帯同までに学ぶこともできますし、その特徴は帯同時に確認・勉強することができます。今回のようにつながりがあれば帯同する可能性が出てきます。多くのチームはトレーナーを必要としながら色々な問題で配置することが出来ない状況もあります。その問題を「完璧」ではなくてもお互いに譲歩して解消することが出来ればトレーナーの現場は沢山あります。常にアンテナを張って情報を収集する・また自分の思いを発信していることが重要と思います。

東京都は多くの大学で体育会ホッケー部が男女ともに所属する地域ですが、まだまだメジャー競技に比べれば認知度が低い競技であることは間違いなく、選手競技レベルアップも必要ではありますが、スタッフ陣の充実と連携が必要と感じていましたし、昨年少年女子チームに帯同してくれたトレーナーさんの活躍もあり、トレーナーの重要性を協会の方やチームスタッフに再確認して頂き、今年は反省も踏まえて、4カテゴリーすべてにトレーナーを配置するというミッションを掲げ(個人的に)トレーナーを紹介させて頂きチーム立ち上げからサポートさせて頂きました。


トレーナーはケアだけやっていればいい?

今回私が心がけたこととして、「スタッフと選手の橋渡し」を意識して対応しました。
選手のコンディショニングや怪・ケア報告をするのは当たり前ではありますが、そのほかに選手の状況やチーム状況をスタッフ陣と共有し、選手にもスタッフ陣の考えを浸透させてよりいい方向にチームが向いていけるように心がけました。

何故かというと、考えや目標・理念が浸透している「いつも同じチーム」でやっている選手のみではなく、今回は学生選手等も加入している「オール東京」「選抜チーム」であるために普段よりも多くのコミュニケーションが必要と感じていたからです。ケアの技術はもちろんですが、トレーナーはやはり「人間性」が必要といつも感じます。また女性チームに帯同する男性スタッフの「立ち振る舞い・関わり方」にも注意しながら参加しました。

ただ、やはりチーム活動以外でのケガやリハビリ・コンディショニングのコントロールが非常に難しくもっとオンライン・オフラインともに活用して対応する必要を感じました。

試合中

結果は・・・

チームは社会人チームを中心に日本代表選手から大学生を含むフレッシュで元気なチームに構成され、試合は10月4日 来年の国体開催地を予定し強化を図っている鹿児島県と対戦し、接戦の末1-2と惜敗致しました。残念が結果ではありましたが選手たちにとっては非常に貴重な経験となったと思います。トレーナーとしても、もっと何かサポートできなかったかと反省しております。
 ただ、41年ぶりの出場快挙!練習活動も東京オリンピック会場となったホッケースタジアムなどを中心に行うなど東京都がホッケーを強化するという気持ちが伝わりうれしく感じました。

結果4位でした
TEAMTOKYO

国体とJSPO-AT

トレーナーと言っても日本では現在「鍼灸マッサージ師 柔道整復師 理学療法士 等」などさまざまなバックグランドがある中で、スポーツ庁・日本スポーツ協会が推奨する資格がJSPO公認アスレティックトレーナーがあります。(スポーツ指導者・メディカル コンディショニング資格)
資格取得者でないと帯同できないというわけではありませんが、所持しているトレーナーの帯同が望ましいという形となっております。東京都でもアスレティックトレーナー連絡協議会も積極的に活動しております。JSPO-ATを取得しているトレーナーの皆様も非常に活躍しているので、一つの選択して取得を考えてみてはいかがでっしょうか?

まとめ

今回トレーナー帯同させて頂き、41年ぶりの本大会出場の快挙にお手伝いが出来て非常に嬉しかったです。全てのカテゴリーにおいて、東京都ホッケー協会の「強化」という強い信念が伝わりました。

私自身もプレーヤーとして高校・社会人時代に出場した国体ではありましたが、今回スタッフとして約20年ぶりくらいに国体に参加させて頂いたこと、戻って来れたことは、トレーナー冥利に尽きると思います。

トレーナー帯同にご理解とご協力を頂きまし、東京都ホッケー協会関係者のみなさま・スタッフ・選手の皆様ありがとうございました!


2023年国民体育大会開催地は??

鹿児島県です!(10月1日~10月11日)


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