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子育てで悩んでいるお父さん、お母さんへ          【自分も子供も誰も責めずにみんなが笑顔になれる子育て】


お父さん、お母さんが自分を好きになって人生を楽しんでほしい


仕事、家事、育児…
会社の飲み会やママ友との付き合い、学校の役や地域の役…毎日いろんなしがらみの中で、身を削って子育てを頑張っているお父さん、お母さん。

そんな多忙な毎日の暮らしの中で

"上手く子育てできていないな…"

と、たとえ思っていたとしても自分を責める必要など何もない。
貴重な自分の大切な時間にこれを読んでくれているあなたには、子供を想う愛がちゃんとあるのだから。

だから大丈夫。
親だって人間なんだから苦手なことや欠点だってある。
毎日の慌ただしい生活の中で感情の波だってある。

上手く出来なかったのなら、自分にしか分からない、もしくは自分でも気がついていないような、その時の自分にはどうすることも出来なかった仕方のない理由がそこにはあった。
だからそれはあなたのせいでも誰のせいでもない。

今の自分の持ちものには理由がある。
誰しも生まれもった長所や短所、美点や欠点がある。
得意なところもあれば苦手なところもある。
育った時代の背景や育った環境、そしてそれまでの経験によるその人だけの価値感がある。

人の持ちものにはそれぞれの理由があり、それはすべて人のせいじゃない。

だから毎日自分の為にも家族の為にも頑張っている自分をまずは認めてあげてほしい。
そこから誰も責めることなく、自分の行動だけを少しずつ自分らしく変えていけばいいだけ。

一日の終わりに今日出来なかったことじゃなく、自分の頑張ったところを見つけて自分で自分を褒めてあげてほしい。

夫婦でも足りないところを責め合うのではなく、お互いを認め合い、足りないところは補い合えばいい。
そして許し合えばいい。
人は誰も完璧じゃない。
完璧に出来る親だって誰もいないのだから。

だから子供だって完璧じゃない。
苦手なことや欠点だってある。
それも同じようにその子のせいじゃない。
それは人として自然なこと。

欠点があることは決して悪いことじゃない。

自分にも欠点があるから人の欠点を許すことができる。

失敗経験もするから人の痛みが分かる。

欠点があることにより自分を過大評価して人に対して傲慢になることを防ぐことが出来る。

欠点があるから人に優しくなれる。
欠点があるから人を思いやれる。
人は不完全だからこそ面白いし可愛い。
そんな人間味のある自分を好きになれる。

だから子供の欠点を無理に直そうと思わなくても、お父さん、お母さんと同じように子供の良いところを見て褒めて伸ばしてあげればいい。

その子の美点を伸ばしてあげれば自然と欠点は薄れていくこともある。

その子の美点を利用して欠点を補う事も出来る。

その子の良いところを伸ばせば、たとえ足りないところはそのままだったとしても、そこが可愛く思えたり、許せたりすることもある。

そして子供が自分の良いところを意識すれば自分のことを好きになり、気持ちよく楽しく自分の欠点を乗り越えていける。

美点と欠点は一枚の紙の裏表のように一体。
場面によって変わる同じ一つの特徴。

親が子供の欠点を強く意識して指摘すれば、子供も自分の欠点ばかりに目がいくようになる。
そして自分以外の人達…親や周りの友達など自分の大切な人達の欠点にも目がいき責めるようになる。

だから欠点ではなくその裏にある美点を意識していけばいい。
子供の良いところを親が意識して褒めてあげれば子供も自分の良いところに目がいくようになる。
そして自分以外の人達の良いところにも目がいき感謝の気持ちで溢れてくる。

美点も欠点も人にとって必要不可欠なもの。
同じ一つの特徴なら、欠点よりも美点を意識した方がその子にとってもみんなにとってもいい。
だから親が子供の欠点を直そうと一生懸命にならなくても大丈夫。
辛く厳しい中よりも楽しい方が子供はのびのびと成長していくのだから。

もし今まで子供の欠点ばかりに目が行き指摘してきた自分がいたとしても、自分を責めることは何もない。
そこには目には見えない理由があったのだから。

自分も同じように今まで親や周りの人達から自分の欠点を指摘されたのかもしれない。
だとしたら自分だって自分の欠点ばかりに目が行き辛かったはず。
ではその親を責める?
その親だってそのまた親から同じように欠点を責められたのかもしれない。
だとしたら自分の親だって辛かったはず…
親だって辛いのに今度は子供から責められたらもっと辛い。
そして人を責めれば今度は自分も子供から責められるような同じ状況になってしまうかもしれない。
良いことも悪いことも代々繰り返してしまう。
だから誰かが負の連鎖を断ち切らなければならない。

だからこそ自分も、誰のせいにもせず自分の行動を変えていくことが大切。
自分がされて嫌だったことを仕返さない勇気と優しさを持つこと。
そんな自分を好きになれるから…
良いことも悪いことも全て最後は自分のところに返ってくるもの。

良いものも悪いものも代々繰り返していく。
だからあなたの内にも必ず愛はある。
あなたが持っている我が子を想う愛も、親や周りの人達からちゃんと受け継いだものだから。

人は誰もが完璧ではない。
完璧な親だって誰もいない。
だから心に空いてしまった隙間や欠点は誰にでもある。
同じように誰にだって人を想う愛や美点もある。
その目には見えないところ、心の内にあるものに気づくこと。
そして今すぐじゃなくてもいい。
いつか親も自分も許してあげてほしい。
そして愛する我が子も…
他の誰の為でもない。自分の為に。

そこから誰のせいにすることもなく、楽しみながら自分の行動を変えていけばいい。
問題なのは人じゃない。行動だけ。
ただ自分の行動だけを、少しずつ自分らしく変えていけばいい。

もし今まで親を責めてしまったとしても自分を責める必要など何もない。
それだけの理由があなたにはあったのだから。
そこからまた少しずつやり直していけばいいだけ。


子供や自分の親、周りの人達など、自分の外にあるものは変えられない。
人の心も思考も自由だから。
たとえ自分の子供でも親でも自分とは違う価値観や考えを持った一人の人間。
だから無理に変えようとせず自分を変えていく。
同じように自分の心だって変えるのはそんな簡単なことじゃない。
それだけの理由があるのだから。
でも自分の行動は変えられる。
自分の意志と勇気で変えていける。

変えられないものにいつまでも執着すると、自分も周りも不幸になってしまう。
だから変わらない自分の外にあるものではなく、自分の内に求めていく。
自分の成長を目的にしていくこと。
子育てや人と人との関わりを通して自分を成長させていく。


でも、自分の外にあるものもとても大切なもの。
子供は無条件にかわいい。
子供がいてくれるお陰で自分も頑張れる。
子供がいるから一緒に楽しめる。
子供は親に大切な学びをくれる。
だから子供はたくさんの愛を親に与えてくれている。

子供はお父さん、お母さんが大好きだから、たくさんの愛を持って生まれてきてくれた。
この子が生きていてくれるだけでいい。
もうこれ以上何も求めるものはない。

親がどうしても心配になるところは、強制したり指示命令するのではなく、子供が自分自身のことを好きになれるように親がちょっとずつ、できるところからでいいから自分の行動を変えていけば大丈夫。

"どうしたら子供が自分から楽しくやってみよう、と思えるかな?"

そこを心で感じ、頭で考え、そして身体を使って動く。

それはその子、その子によって違う。
その子自身を知り、その子のありのままを受け止め、そこからその子らしく少しずつ成長していくことを願うこと。
それが子供への無償の愛。

もしその子のことが分からなければ優しく問えばいい。
しっかりと向き合い対話をする。
その子の人生はその子が主役。
親がどうしたいか、ではなくその子がどうしたいのか、どう思っているのか…
その子を主語にすること。
その子のことを信じて否定せず、その子のありのままを受け入れる安心した空気があれば、きっと心を開いてくれる。

失敗してもいい。
上手くできない時だってもちろんある。
親だって人間なんだから。
失敗した自分も好きになってほしい。
失敗したという事はチャレンジしたということ。
子供の為にも自分の為にも頑張っているということだから。
そこからまた諦めず自分らしく少しずつでいい。無理せず楽しくチャレンジしていく。

時には休みながらゆっくりでいい。
大事なことは、まずはお父さん、お母さんが自分のことを大切にしてほしい。
そして自分の良いところ、得意なところを見て自分のことを好きになってほしい。
自分を大切にできれば、子供も大切にすることができるから。

完璧な人は誰もいないのだから子育てだって誰も完璧には出来ない。
上手くいかない時だってある。
親も子供もそれぞれ違うのだから、すれ違う時もぶつかる時もある。
疲れが溜まり身体も感情もコントロール出来なくなってしまう恐れもある。

誰にでも苦手なところはあるのだから自分の苦手なところは誰かに補なってもらえばいい。
自分一人で頑張ろうなんて抱え込まずに頼った方がみんなにとっていい。
いつか自分のできる時に自分のできることを今度は誰かに補ってあげればいいのだから。
時には安心して頼れるところにお願いして、自分の身体も心も大切にしてほしい。

子供にとってお父さん、お母さんは大切な大切な存在。
そんな大好きなお父さん、お母さんに自分のありのままを知ってほしい、受け止めてほしい、愛してほしいと子供は常に思っている。
だから大好きなお父さん、お母さんが、自分の前で笑っていてくれるだけで嬉しくなる。
目が合った時に微笑んでくれるだけで幸せな気持ちになれる。
ギュッと抱きしめてくれたらとっても安心する。

子供はいつも大人を見ている。
そして大好きなお父さん、お母さんのしていることをする。
お父さん、お母さんが自分や人の良いところをいつも見ていれば、子供も自分や人の良いところを見るようになる。

大好きなお父さん、お母さんがお互いの足りないところを補い合うありのままの姿を見せれば、子供は思いやりを学ぶ。

大人が楽しくしていれば、自分も楽しくなりそんな大人になりたいと子供は思う。
子供がすることは大人のしていることの鏡写し。

だからこそお父さん、お母さんは、これからもっと自分を好きになれるような事をたくさんしていってほしい。
そうしたら子供もきっと、今までよりもっと自分のことを好きになって、伸び伸びとその子らしく成長していくから。

そして大切なことは、子供が失敗した時や上手く出来なかった時も気持ちを受け止めて、チャレンジしたことやそれまでの過程を認めてあげること。

失敗した自分も好き。

失敗した時も自己肯定感は高めることができる。

出来た時にしか褒められないと、出来る自分にしか価値のない人間だと思ってしまう可能性がある。
親の気持ちに答えようとするプレッシャーで潰れてしまう子もいる。
上手く出来なかった時、そして何もしていない時にもその子の存在自体を認めてあげてほしい。

そしていつか自分に自信がついてきたら親や周りの人達からのジャッジではなく、自分自身が自分を評価できるようになる。
出来た自分を好きになれる。
自分の外にあるものではなく、スモールステップで自分の内へと求められるようになっていく。


凸凹のあるありのままの自分を受け止め好きになる。
そこからさらに自分を好きになれるような行動を積み重ねていき、自分の美点を活かした自分だけの役割で人の役に立つ。
それが自分の自信に繋がり人を想う愛に変わっていく。
親も子も…

親も子供もお互い学び合う同志。
どちらが上でも下でもない。
ただ人生を長く生きている親が、自分を知り、子供を知り、出来るかたちで補ってあげればいい。
そして愛を持っている子供にさらにたくさんの愛を与えてあげてほしい。
必ずあなたにもあるのだから。
その愛や思いやりも次の代へと必ず受け継いでいくから…


私の子供は私に似て頑固
 だけどその分優しいところもある

私の子は我が子ながら頑固なところがある。
以前、一人で歩けるのに、頑なにニ階のベッドから一階の居間までおんぶしないと降りて来られない時期があった。
頑張って促したり、階段まで誘ったり、少しずつ距離を伸ばしていったり、いろいろ試したがあまり上手くいかない。

ある日…

"お母さん手が痛いから歩いて下までいけるかな〜?行ってくれたらお母さん助かるな"

痛そうな顔で言うと子供はハッとした顔をして

"うん!"

と元気よく自分で歩いて行く。

一階まで来て

"ありがとう!○○は優しいね〜。お母さん嬉しいよ。"

とハグしたら満足そうな顔をして、それからは毎朝演技しなくても一人で歩いていけるようになった。

お母さんの役に立つ事が出来て嬉しい。
お母さんも喜んでくれて、さらに自分一人で出来た事が自分の自信に繋がったのだろう。


我が子は頑固な反面、人の役に立ちたいという優しい面も持ち合わせている。
頑固ということは意志をしっかり持っているということ。

意志が強い。
だから先に人から命令される事が大嫌い。
だからこそ自ら自分の意志で人の役に立ちたいと強く思っている。

美点と欠点は同じ一枚の紙の裏表のように一体。
同じところにある。
同じひとつの特徴なら美点を意識して伸ばしていく方が気持ち良く成長していける。

行動には必ず理由がある。
それを無視して一方的に大人の都合だけを押し付けて強制すれば、自分の気持ちも分かってもらえず、自分からやりたかったのに悔しくて癇癪が起こる。

子供だってどれが良い行動かなんて充分分かっている。
けれど自分の気持ちと上手く折り合いをつけられないだけ。
気持ちの折り合いのつけ方、やり方が分からないだけ…

分からなくて困っている子供を無理に変えようとしても子供はもっと困る。
周りを困らせているように見える子は本人が一番困っている。
だから泣く、怒る、癇癪が起こる…

そうして上手く言葉にできない自分の気持ちを分かって、分かって!とアピールしている。
それでも大人が理解を示さなければ自分の気持ちを押さえ込み、心に傷が残ってしまう。

大人だから自分の気持ちを押しつけて幼い子供に我慢させるのではなく、人生の先輩である大人がいかに自分の感情を抑え、子供の立場に立って考えてあげられるか。
そして自分がもし同じことをされたらどう思うか。
そこを感じ、考えて、そして具体的な行動に移していくことが大切なのだと思う。

その子の目には見えない理由を知ること。
その子のせいではない理由に気づくこと。
子供の本質を知ることで、ありのままの子供を受け止めることができ、許すこともできる。
見えないところを見る力。
見えないところを見ようとする思いやりの心を持つことが子育てにおいて、そして全ての人と人との関わりにおいて最も大切なこと。

もちろん大人だって人間なんだから感情的になってしまうことだってある。
大人にも目には見えない理由があるのだから。
生まれもった個性もある。
その日、その時の状況や体調だってある。
忙しい日々の中で感情の波もあれば、自分でも気がついていないような目には見えない背景だってある。

それは仕方がないこと。
だったらまだ幼い子供なら尚更のこと。
大人よりも経験が浅い分感情のコントロールは難しいはず。
自分の見えない理由を知り自分を許すことができれば子供も許すことができる。

感情は仕方がない。
だから心は無理に変えなくてもいい。
心は変えなくても次の対策を考えればいい。

深呼吸をしてみる。

少し子供と離れてお互いの感情を落ち着かせる。

自分の時間をつくり自分を大切にする。

そして目には見えない子供と自分の心の隙間、そして愛に気づくこと。

誰にでも目には見えない人を想う愛やその人のせいではない理由がある。
それを知れば自然に感情を抑えることができるから。
失敗しながらも自分に合った改善策を見つけていけばいい。
心は後からついてくる。


私と子供はお互い威張りんぼで怒りっぽい。
だから感情的になってしまった時は二人で深呼吸するようにしている。
そしてお互い "ごめんね" の握手をして仲直り。
その後は気持ちを切り替え、負の感情を引きづらないように心掛けている。
お互いそれ以上責め合わず普段通りにして、ただ見えない理由を知り、次に同じような状況になった時どうすればいいかだけを考えていけばいい。

怒りっぽいということは自分の感情に素直であり責任感があるということ。
だからこそ子供のことに真剣になってしまうし、お互い頑固な感情もぶつかりやすい。
子供も人の役に立ちたい思いがあるから正義感も強い。
そんな良いところもある似たもの同士の自分達を責めることはない。
欠点の裏にある美点を知れば、自分も子供も少しは許せるし、そんなところが可愛いく思えたり、面白かったりもする。

それから子供は怒りの感情が来た時には、自分で感情を抑えるために深呼吸をしたり、一人になって自分なりに気持ちを落ち着かせている。

時には大人が子供に謝る時があってもいい。
親も完璧じゃないから失敗だってする。
それが人としての自然な姿だから当たり前のこと。

大人がありのままの姿を見せれば、子供は安心して自分のありのままを受け入れることが出来る。
そして親と同じように自分の過ちを認め相手に謝ることも覚える。
失敗しながらもまたチャレンジする等身大の自分や、誰のせいにもせず楽しく自分らしく成長していく親の姿を見せることができたら、子供もまた自分らしく楽しく伸び伸びと成長していける。

子供だから甘えたい時期だってもちろんある。
でも誤った行動の時に甘えさせてしまったら、その行動をまたすれば甘えさせてもらえると誤学習してしまう。
その子の目には見えない理由を知り、成功体験出来るように優しく誘導してあげて出来たらその時に思い切り褒めて甘えさせてあげればいい。
たとえ最後まで出来なかったとしても、やろうとしているだけで頑張っているのだからしっかり認めてあげる。
そしたら子供はまた明日も頑張ろうって思える。

勉強や身の回りのことなどは、子供の自己肯定感を高めていく為のただの手段にすぎない。
目的と手段を履き違えてはいけない。
無理にやらせて怒るくらいなら出来なくたっていい。
たとえ親が怒って出来たとしても、それはその子にとって失敗体験として終わってしまう。

自分が見本になり、あとは長い目で見て見守っていてあげればいい。
もしくはその子の良いところや好きなもので優しく促してあげればいい。
全て完璧には出来なくても、出来たところだけを見て認めてあげればいい。
探せば必ず見つかる。
親が自分の良いところを見つける癖をつければ、子供の良いところにすぐ目が行くようになる。
そうすればお互いまた次にチャレンジする力に繋げていくことができる。

そして次のやる気に繋がる一番の方法は、大好きなお父さん、お母さんの「ありがとう」の言葉と優しい笑顔。

「すごく助かったよ!」
「お母さん(お父さん)、嬉しいな♡」

人の役に立ちたい、という気持ちは大人でも子供でも人として誰にでもあり自然なこと。
そんな自分を好きになれるから。
人も自分も笑顔になれるから。

だから自分の為だけではできないことも人の為ならできることもある。
だからこそ相手の立場に立って考え、行動に移していくことは、自分の良いところを伸ばし、欠点を乗り越えていく一番の方法なのだと思う。

子供にとって自分のした事を褒められることはもちろん嬉しいけれど、それはあくまで人の評価。人の役に立つことができれば、自然にそんな自分を誇りに思い、自分のことが好きになり、自分の大事な自信に繋がっていく。

でももちろん人からの評価だって大切なもの。
特にまだ幼い真っ新な子供なら尚更なこと。
親に自分を信じてもらえたら子供も自分を信じることができる。
そして自分を信じてくれた親も信じることができる。

ありのままの自分を受け入れてくれたら、子供の心は安心感で満たされて、親子間の一番大切な信頼関係を築くことができる。

これから生きていく上で一番大切なのは自分を信じる力。自分を愛する力。
それが子供にとって一生の支えになり最も大切な宝物となる。
そして少しずつ自分の外にある評価から自分の内なる評価、自分の成長と自信へと求められるようになっていける。


私ももちろんこんな上手くいく時ばかりではない。
失敗、失敗、失敗の繰り返し…
以前は上手くいかない自分を責めて酷く落ち込んでいたけれど、今はすぐ切り替えられるようになった。
自分を責める必要がないことを知ったから。
やり方は間違っていたけれど子供の為に一生懸命だった。
そして失敗には目には見えないその時の自分には仕方のなかった理由があったのだから。
この失敗から学び直し、次にどうすればいいかだけを考え行動していけばいい。
自分の進化に繋がる学びを与えてくれた子供に感謝をしながら。


人は不完全な生き物。
そして生き物には時間が限られている。
だから責めてる暇があるのなら次にどうすればいいかだけを考えればいい。
子供は親の言ったことではなく、している事やされた事をするようになる。
親が自分を責めれば、それを見ている子供も自分を責めるようになる。
親が人を責めれば子供も人を責める。
お友達が困っていたら気持ちを受け止めて助けてあげられる優しい子になってほしい。

だからこそ子供ではなく親が変わる。
不完全な人間なんだから失敗しながらも自分の美点で補っていけばいい。

また諦めずトライする。
そしてお互いストレスのないその子に合った良い方法が見つかるとお互いが気持ちがいい。
物事がスムーズに進んで親も子供も笑顔になる。

親でも不得意なところはある。
自分が苦手なところは代わりに出来る人がいれば補ってもらえばいい。
罪悪感など感じることは何もない。
人は誰もが完璧ではない。
完璧ではないから補い合える。
人の役に立つことができれば頼った相手も嬉しいし、そんな自分を好きになれるのだから。

そしていつか自分が出来るところを今度は誰かに補ってあげればそれでいい。
みんなそれぞれ違うから、みんなそれぞれ違う役割がある。
みんなの違いはみんなを幸せにする。


大人も子供も誰も悪くはない。
だから誰のせいにすることもなく今、自分に何ができるのかを考える。
そして自分の行動だけを一人一人が楽しく、気持ちよく、自分らしく変えていけばいい。
子育てを通して不完全な凸凹のある自分も子供も好きになれたらそれでいい。

そしていつの日か、できたらでいい…
自分に大切な学びと愛を与えてくれた、自分達と同じように凸凹のある親も好きになってほしい。
そんな自分をもっともっと好きになれるから。

それがみんなが笑顔に、そしてみんなが幸せになれる子育て。






【追記】 
答えは自分の内にある


人は皆それぞれ違う。
ここに記したことはあくまで私や我が子に合ったやり方であり、自分に合ったやり方、子供に合うやり方はそれぞれ違う。

やり方も考え方も人それぞれが違う。
違うことは決して悪いことではない。
違うからこそ多種多様な思考が生まれ、そこから新しいより豊かな案が生まれる。
その今までにはない新たな構想が人々の心にも身体にも豊かな暮らしを与えてくれる。

この記事を学びに変えるもよし。
違うと思えば切り捨てるもよし。
部分部分で受け入れるもよし。
そしてまた新たな別の案に変えていくもよし。

答えは一つじゃない。
自分だけの答えは自分の中にある。
だから自分で自由に決めれる。
こうしなければならない、ことなど何もない。

自分の人生は自分のもの。
自分のフィルターを通して決断し、行動に移していく。
それが自分自身を…あなた自身、子供自身を大切にするということだから…






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