リレイヤー

「あなたは孤独な短距離走者ではない」鴻上尚史さんの戯曲「リレイヤー」からいただきました…

リレイヤー

「あなたは孤独な短距離走者ではない」鴻上尚史さんの戯曲「リレイヤー」からいただきました。 リレーのように、今日は明日につながっていきます。 フリーランスのキャリアコンサルタント。趣味は占星術と鬼滅の刃と駅伝観戦。弱音を聴きあえる世の中になったらいいなと思い、日々生きています。

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それでも人生にイエスと言う

キャリアコンサルタントの養成講座に通っていた十数年前、最も心を動かされたのは、ドナルド・E・スーパー先生の「ライフキャリアレインボー」だった。 子育てと仕事の両立を諦めて、子育て「しか」していないことへの引け目。自分や、自分の生き方に対し、ネガティブな言葉だらけの自己評価を与えていた。 けれども、ぐーーーーーんと視座を上げたら、全然違う光り輝くものに思えた。この時の感動があったからこそ、私は今も「キャリアコンサルタント」を生業としている。スーパー先生ありがとう。 そしても

    • チョコレートがつなぐ愛

      私はチョコレートが好きだ。幼少期からずっと好きな食べ物は変わらない。ラーメンとチョコレート。 朝ドラ『虎に翼』。ホーナーさんが寅子さんの子どもたちのことを想って渡したチョコレートは、寅子さんから花岡さんの子どもたちへ。そのチョコレーとは、花岡さん一家にとって本当に久しぶりの笑顔をもたらした。 花岡さんは逝ってしまったけれど、チョコレートを食べた花岡さんの子どもたちの存在は、戦後の沢山の子どもたちの想いと重なって司法に携わる人たちだけでなく「良い世の中にしたい」という想いを

      • またまた花岡悟に泣かされる

        花岡さんの再登場に泣き、花岡さんの訃報に泣いた先週。 花岡さんは、最後の最後まで寅子さんを励まし、勇気を与え、死んでしまった。 寅子さんの傍には、いつも優三さんの魂がやさしく寄り添っていて、寅子さんを支えています。 でも、花岡さんと再会できた寅子さんは嬉しそうでした。過去の自分をよく知る、共に励んできた仲間から、「自分は自分」だと認めてもらえた寅子さん。 数年前は、「どうして自分だけ…」という孤独感が自分を追い詰めて、弁護士の道を去ることになったけれど、「自分は一人じゃ

        • 優三くんかぁ、花岡君がいいなあ

          今日の朝ドラ『虎に翼』、死が近づいているのを感じている直言お父さんの言葉。もう笑った笑った。 そりゃあそうでしょうね! 共亜事件解決に尽力した穂高先生を連れてきてくれたのは花岡君だし。正義感があって、やさしくて、エリートで、イケメンで。育ちが良くて、実家も太くて。さらに、可愛い可愛い娘である寅子を「聡明で美しい女性」として認めてくれており、『娘と託すに相応しい、優秀で将来有望な男性』だと思っていただろうから…。 花岡の婚約を知ったあと、はるさんといろいろと文句を言いながら

        それでも人生にイエスと言う

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          怒りが染みついている

          タイトルは、今日の朝ドラ『虎に翼』の桂場さんのひとこと。 なんていう洞察力でしょう。 このあとの、穂高先生とのやりとり…息をのむとはまさにこのこと。 寅子さんは、ただ、慰め、励ましてほしかった。弱音を吐いて、「君なら出来る」と言ってほしかった。(たぶん) それが、あんな結果になってしまった。辛い。 先生と寅子のやりとりを文字にしたのですが、あまりに辛くて消してしまいました。穂高先生が言うこともわかる。 (どうしても言いたいところだけ残します) 「君の犠牲は決して無駄に

          怒りが染みついている

          久保田先輩の涙と、装い・声の発し方

          今日も、朝ドラ『虎に翼』について。 学生としても、弁護士としても、『女性の生き方』としても、寅子の少し前を走り続けた久保田先輩。 「夫の実家のある鳥取に移り住む、弁護士の仕事も辞めると思う」と言う。 「婦人弁護士なんて、物珍しいだけで誰も望んでいなかった」 (ここで寅子は否定。それを強い口調で遮る久保田先輩。どれだけ辛い思いをされたのか…) 「結婚すれば、弁護士の仕事も家のことも、満点を求められる。絶対満点なんて取れないのに」と、珍しく感情的に話す久保田先輩の目には涙が。

          久保田先輩の涙と、装い・声の発し方

          花岡悟に泣かされる

          花岡さん、花岡悟。朝ドラ「虎に翼」を見ている方にしかわからない名前ですが、私はこの人にもう3回も泣かされている。 一度目は、花岡さんが梅子さんを前に「こんなはずじゃなかったのに…本当の自分は…」と胸の内を吐露する場面。梅子さんに、「どれも本当の自分よ。でも、あなたが思う本当の自分がいるなら、大切に」と言われ、一筋の涙が頬を伝う花岡。 ああ、なんて純粋な魂の人だと思ってしまいましたよ、私は。(この涙は台本にはなく、演じる岩田さん自身が涙を抑えられなかったそうです…) 二度

          花岡悟に泣かされる

          母が亡くなりました

          4月3日に、母が亡くなりました。 とても良い最期で、悲しみよりも、「安らかな最期で良かった」という想いの方が強かったです。 母が亡くなって2週間経ちます。仕事を再開して10日ほど。 疲れが出てきたのか、何か無理をしていたのか、体も心も鉛のように重く、何もしたくありません。(手続き等は父が全て行ってくれました) しなければならない仕事があるのですが、気持ちを前に向かせることができません。 やっぱり、母を亡くしたことは、重く、辛く、心にずっとあるのだと思い知ります。 しっ

          母が亡くなりました

          看取り介護中につき、いろいろなことが起きます

          母の11月24日の緩和ケア病棟入院から3ヵ月が過ぎました。 その間、父の大腸がんが見つかり、父の手術前に母は10日間の一時退院。 (この一時退院前に私が風邪をひく) 母、再入院後に容態悪化。 そして父の一週間の入院・手術。その間、さらに母の容態悪化。 (私のメンタル、かなり不味いことに) 父退院日に私の娘が発熱(インフルB)し、母のことは姉一家と叔母に数日間お任せすることに…。 母は、父と叔母に会えて元気を取り戻したものの、父の体調は日に日に悪化⇒本日受診したところ腸閉塞で緊

          看取り介護中につき、いろいろなことが起きます

          死が一歩一歩近づいているけれど

          いよいよ明日、父の大腸がんの手術。 という時を前にして、末期がんの母の体調がいよいよ悪くなってきました。 1月26日からの10日間の一時退院。1月中は比較的元気で、いつも以上に沢山食べて、車いすに乗って居間でテレビを観たりしていた母。 2月に入ると体調が良くない時間が増え、2月5日に再入院。緩和ケア病棟に空きがなく一般病棟で過ごした3泊4日。一日に一度の楽しみだった車いす移乗もできず、様々な面で辛い時間だったようです。 2月8日に緩和ケア病棟へ戻ることができましたが、体調は

          死が一歩一歩近づいているけれど

          風邪デトックス

          久しぶりに風邪をひいた。今日で5日目ですが、いまだ治らず。 明日は母の一時退院で、早朝から実家へ向かい手伝う予定でしたが、全て姉と義兄にお願いすることに。 母の入院から2ヶ月、こんなに母に会わなかったことはない。 入院当初は「いつ急変するか分からない」という恐怖と不安から、毎日病院へ通った。母に会いに来た従妹から「おじさん(父)よりも、〇〇(私)がヤバそうだけど?」と姉に電話があり、初めは何を言っているんだと思ったけれど、その日にみんなで写した写真には異様に目がぎょろりとし

          風邪デトックス

          緩和ケア病棟入院からの3週間

          骨転移した癌の痛みがあまりにひどく、夜ほとんど眠れなくなってしまった母は、11月24日に入院しました。 それから3週間。お腹から痛み止めを常に入れた状態で、あまり痛みを感じることなく病院のベッドで過ごしています。 この3週間、良いこともあれば悪いこともありました。 ■良かったこと ・母の、「こんなに穏やかな時間がまた持てるとは思わなかった」という言葉。痛みが軽減できて本当に良かった ・母が、「毎日来てくれてありがとう。安心できる」と言ってくれること ・小4の娘が、「おばあち

          緩和ケア病棟入院からの3週間

          この上なく幸せなのに悲しいし、こわい

          母の命があと何ヶ月、何週間だろうかと思うと、呼吸が止まったようになる。 母の命がそう長くないことは、家族の中で一番冷徹な自分が、とっくに自覚していることだった。 それなのに、大学病院での治療が終了し、自宅で緩和ケアを行うことになった母が、日に日に弱るのを見聞きして、すっかり心がしぼんでいる。 この上なく幸せなのは、私には夫と息子と、娘がいて、とても幸せであるということ。 遠くない未来に起こるかもしれない怖ろしいあれこれを想像すると(この秋の異常に高い気温とか、突風とかに恐

          この上なく幸せなのに悲しいし、こわい

          母の癌 その後

          抗がん剤治療ができなくなって、1ヵ月が経つ。 2022年6月に手術を受けて、抗がん剤治療で通っていた大学病院から緩和ケアの病院と訪問看護を紹介されたのが二週間前。 大学病院で最後のお話しをきいたとき、あまりにあっけなく、何とも言えない気持ちになった。母のように「もうできる治療がない」人は、日々何千人?何万人?も出現しているのだろうなぁと感じた。 抗がん剤治療を止めて、食欲が少し戻ったり髪の毛が生えてきたけれど、骨に転移した癌が悪さをしているようで、とうとう腕が痛くて力が入

          母の癌 その後

          養老トレイルランニングレースに申し込む

          うまくいかなさを、病気の母のせいにしているみたいでいやだとひとつ前の記事で書きました。(徒然なるままに、書きます) いろいろな理由があって、仕事に力を注げなかったりしていて、自分にも外の世界にも、ちょっと嫌だなと思っている今日この頃。 死ぬときに人はどんな後悔をするか?という問いに対し、 「やりたかったことをやらなかったこと」と答える人は多いそうです。 母は病気で、今は元気に活動ができません。 私は全く元気ではないのですが、ハッキリとした病気があるわけではありませんし、

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          中秋の名月。母の病気と私の精神状態

          7月?8月?頃から、なんだか混沌とした迷路みたいなところに自分がいて(内的に、という意味です)いろいろなことがスムーズにいかなくてモヤモヤしています。徒然なるままに、書いてみます。 昨日は中秋の名月で、夕方に娘を連れて急遽母に会いに行きました。 母の癌は骨に転移し、肝臓の癌も随分進行しているようで、最近は痛みもひどく、抗がん剤の影響で気分が悪く、食事もあまりとれなくなってきました。 元々やせ型だった母の体重は既に36~37㎏まで落ちました。脳には影響が出ていなくて、体調がま

          中秋の名月。母の病気と私の精神状態