星に願いを、月に祈りを。

7月7日。

今日は、七夕。

ちいさい頃は、なんでも願えば叶うと思っていた。

七夕の日は、母がそうめんを茹でてくれたっけ。

ああ見えて、実はイベント好きなのではないかな、と思う。

子どもたちに、文化を教える意味でやっていたのかもしれないけれど。

大人になった今、夢は簡単に叶うものではないと実感した。

図書館の司書さんになりたかったけど、疲労になる重たいものを持てないから、諦めた。

楽しんで仕事ができる、と思った会社も、事業廃止になり事実上のクビになった。

生活の繋ぎとしておとなしく入社した会社も、嫌がらせにあったり、病気なことを煙たがられたりした。

願ったからって、叶うわけではない。

だけど、どうだろうか。

もうだめだ、と思った時に、彼に運良く出会うことができた。

彼に出会って、また好きだったライターの仕事をすることができた。

まだ希望は、あるのではないか。

神様、おこがましいかもしれないが、どうか、もう一つだけ。

罰ならもう、この身に受けているのだから。

彼の隣で朝を迎える日が、できるだけ長く続きますように。

※アイキャッチ画像に素敵なイラストをお借りいたしました。ありがとうございます。

※滑り込みで企画に参加させていただきました。ありきたりな願いばかり思いついて、偽善者なんじゃないかって踏み出せずにいましたが、悪あがきをしました。wisteriaさん、素敵な企画をありがとうございます。