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マイベスト常備菜!! サラダ感覚で食べる青大豆と野菜の浅漬け。

ワックチンを打った。
1回目だけど、副反応けっこうキツいって聞くし、ある程度は飯の用意をしておくかと、前日にいくつか仕込んだ。

きんぴらごぼう、キャロットラペ、夏野菜の焼き浸し、刻みネギ、茹で鶏、
それと青大豆と野菜の浅漬けだ。

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・作り置きって色々あるよね。

打って数時間後に腕が少し重たくなり、なんとなくダルくなった。
米を炊いて、肉を焼いて、味噌汁をこさえて、あとはある物で食事にする。

次の日もそんな感じだ。
メイン料理は作り置きするのも、その場で作るのもあんま変わらない簡単な物にしておいて、ザッと炒めた。
2回目の時はメインも作っておくかなぁ~

作り置きには色んな種類がある。
俺が好きなのは数日続けて食べれる副菜をまとめて作る方法だ。
常備菜的なイメージ。

塩や酢など保存の効く味付けで野菜等を調理し、タッパーで保存。
3日~1週間くらいで食べきるんだけど、数日は副菜一品に悩まないで済むし、野菜の保存も長くなる。

最近は、山形のだし、キャロットラペ、カブの柚子漬け、キュウリとミョウガの漬物、キノコのマリネ、、、みたいな漬物系を少し薄味にして作る事が多い。
薄味だからそこまで長持ちはしないけど、野菜を沢山食べれる頼れる名副菜。

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そんな中でも青大豆と野菜の浅漬けはかなりのお気に入りだ。
サラダ感覚で食べれるのに長持ちするのが良い。
豆を一緒に食えるのもいいし、彩りも良い、簡単なのも良いし、色んな物に合わせやすいし、年中作れるのも良い。

半年ほど前、豆料理にハマっていて色々な豆を試した。
そんな中でも青大豆黒千石大豆がお気に入りだ。
(黒千石大豆に関してはまたいつか)

・青大豆のなにがいいのか

青大豆ってのは名前の通り青い大豆なんだ。
一般的な大豆は黄色ってか肌色だ。
んで、大豆の若いのが枝豆だ。
若くても熟しても青いのが青大豆だ
だから乾物で出回ってるのを戻して茹でると枝豆っぽい見た目になる。

けど、味は違う。
枝豆と大豆の間みたいな味で甘味や旨味が濃厚。
仄かな青臭さも良い。
ちょっと固めに茹でるとクセになる美味しさ。

そうそう、ひたし豆って名前で売られてるのはコレが多い気がする。
あとうぐいすきな粉、コレも青大豆。
時々、季節外れのずんだなんかでも使われる。

意外と身近な豆なんです。

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・材料

青大豆(乾燥):好きなだけ
好きな野菜:どっさり
好きな薬味:どっさり
昆布:少し
塩:多め
醤油、砂糖、梅酢:好みで調整

基本はこんな感じなんだが
ザックリしすぎたんで、一例を書きます。

青大豆:200g
キャベツ:1/4玉
キュウリ:1本
人参:1/4本
カブ:1玉
生姜:10g
ミョウガ:1本

昆布:10cm角
塩:大さじ1~2
醤油:小さじ1
砂糖:小さじ1
梅酢:大さじ1

みたいな感じ。
季節に合わせて、白菜、ナスビ、大根、シソ、白瓜、アスパラ、などをいれる。
漬物の定番系は大抵合う。

塩気は野菜の種類や質によって変わるので目安。
醤油はあれば薄口がいいな~、色も味も綺麗に仕上がるのよ。
梅酢を少しいれると程よい酸味と塩気で良い具合に仕上がるが、なければ普通の酢でもOK
柑橘の果汁でも美味い。

・作り方

と言うほどでも無いが……

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①青大豆を固めに茹でる

茹で方は色々あるけど、俺は
一晩浸水→中火で茹でて沸騰→3分くらいアクをひく
→弱火でコトコト→好みの固さの一歩前で火を消し冷ます。

でやってます。豆は慣れると簡単。
特に大豆系は崩れにくいんでオススメ。

冷めるまでの工程で豆がずっと水分に浸ってるのが大事。
茹で汁は今回は使わないけど、他の料理に使ってね。
甘くて旨くてめっちゃ良い出汁。
詳しくは後ほど。

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②好きな野菜と合わせて味付けし漬ける

野菜は適当なサイズに切って、塩半量と砂糖をまぶして軽く揉んでざっくり水分を絞って、塩と醤油と梅酢で味を整えたら数時間~一晩漬け込む。
以上。慣れると超簡単。

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あ、ナスやミョウガみたいなアクが強い野菜は別で1回塩揉みしてアクを抜いてから合わせてね。
あとナスやミョウガを入れる場合は梅酢や酢を強めにいれると色が綺麗に出る。

サイズ感や薄さは、一口サイズにちぎったキャベツの染みる速度に合わせると楽。
人参は極薄、大根や蕪は薄切り、キュウリはちょっと厚め、昆布は細切りでも角切りでも。みたいなね。

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作ってる最中の写真がほとんど無くて困る。
それくらい簡単って事です。きっと。

そうそう、ひたし豆って名前で売られてる茹で済みの青大豆を使うと更に楽ですよ。
まずはそれで試して、慣れたら乾物で自分好みの固さにしてみると良いかも。


・色んなバリエーション

我が家は好みが色々あるんで、シソやミョウガ、生姜はよけれるように使ってますが、好きならどっさり入れると良い。
オススメはスライスの新生姜、あの爽やかな辛味めっちゃ合う。
こっからの季節なら秋ミョウガが推し。

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野菜はキャベツか白菜がメイン。
次点でキュウリ、大根、カブ、白瓜など
更に次点で人参、ナス、アスパラ、ラディッシュ、みたいなイメージ。

と言ってもキャベツも白菜も冬~春の野菜だから、旬じゃない時は他の野菜の比率を多くすると良いかも。

梅酢の代わりに穀物酢や米酢でも良いし、柑橘の果汁でも良い。
かぼす、スダチ、柚子なんかの爽やかさを混ぜるのは好みがあるけど好きな人にとっては最高。
皮を少し入れても良いよね。

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・味とか食べ方アレコレ

ま、これもたいして言及する事は無いのだろうけどね。

きっと想像通りの味です。
野菜の浅漬けとひたし豆だからね。

俺は漬物の人参が大好きなんだけど、幼い頃は苦手だったのでそこら辺は好みを考慮してね。

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時々、食卓の統一感を出したくなると和食にサラダって合わねえな~と思うんすよ。
けど生野菜はたっぷり食べたい。
そういう時にこの浅漬けは最高。

サラダみたいな味の濃度なんでバクバク食えるしね。
焼き魚や煮魚、味噌漬け肉や照り焼き、そんな和のメイン料理にしっかり寄り添ってくれるの最高。

他にも、冷たい麺類や冷奴、飯にどっさりも良い。
ちょっとゴマ油を垂らして中華っぽくするのも良い。
唐辛子を合わせるのも良い。
梅干しをちぎって合わせるのも良いのよ~

ベースが淡い味だから変化は自在。

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・青大豆の出汁話

豆の茹で汁は出汁だ、スープだ。

以外と知られてないけど出汁ってのは色んな食材から取れる。
有名なのは鰹節や昆布、鶏ガラ、干し椎茸などだけど
かんぴょう、煎り米、アスパラの皮、などなど出汁らしくないものからも取れる。
お茶だって茹で汁だって戻し汁だって出汁だ。

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精進料理では精進出汁という動物性食品をいれない出汁を使う。
それは、昆布、干し椎茸、かんぴょう、大豆などが中心だ。
これが美味いんよ。
精進料理のお店で食べた土瓶蒸しが美味すぎて、植物性の出汁ヤベえな!!と気付いてからはそのポテンシャルにドキドキさせられっぱなしだ。

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豆を乾物の状態から茹でる機会があったら茹で汁を飲んでみて欲しい。
優しい甘さとじんわりした旨味が広がるはずだから。


ただ、そのまま出汁に使うには甘さが主体すぎるので注意。
淡い旨味と甘味なので、普通の料理と合わせると負けてしまう。
ただ胃腸を労りたい時などは最適。
豆出汁の粥とかスープは優しい。離乳食にも良さそう。

普通の料理に使うなら、味のでる根菜や油揚げを合わせたり、白味噌と合わせたり、カレーやトマト煮に混ぜたり、鶏や鰹節を少し合わせたりすると良い。


オススメはポタージュ系。
あれに豆の出汁をいれると最高。
優しい甘さ旨味がクオリティーをグンとあげてくれる。
クリーミーなのと合うのよ。

なるたけ捨てないで昆布出汁感覚で使ってみよう。

・青大豆の好きな使い方2品

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・鮭ご飯

我が家の青大豆を使う2大巨頭は浅漬けとコレ、鮭ご飯だ。
塩鮭をほぐして、固めに炊いた米と合わせるのだが、そこにゴマと青大豆を混ぜるのが定番だ。

鮭の塩気と旨味、米の甘さ、ゴマの香りなどの組み合わせの中に、青大豆の歯応えと彩りがはいると更に美味くなる。


言わずもがな、大葉をあわせるのも最高。
玄米を混ぜておくと香ばしさや滋味深さが増すのでよくやる。
大好きな味。

この鮭豆ごはんはおにぎりにして冷凍庫に常備している。
熱々も冷めたのも美味いぜ。
海苔を巻いたのも最高。

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・鶏と豆の梅和え

これは浅漬けの変わり種。
浅漬けするほど野菜は無いけど、常備菜の茹で鶏はあるって時にやった。

コロコロサイズで合わせて、梅酢じゃなくて梅肉で和える事で酸味や塩気がダイレクトになる。

浅漬けで使う野菜なら大抵は合う。
良い小鉢。
冷奴にのせて食うのが好き。

仕上げにゴマ油をたらすと食べやすくなるよ。


・おわりに

2回目の接種はまだ先だが、早く打ちてえ。
そんでしっかり経過したら少しは行動を変えれるだろうか。
どうだろうか。

最近は運動不足解消のためにランニングをよくする。
お供はラジオだ。
というか、ラジオを聴くためにランニングをしているのかもしれない。


松重豊、星野源、福山雅治、桑田佳祐、草野マサムネ、リリーフランキー、村上春樹、、、など好きな方々のトークや音楽を聴きながら走ったり歩いたりする。

けっこう幸せな時間だと思う。
近所の小川沿いを走りつつ、知らない音楽に出会えたり、クスッと笑える話を聞いたり。

あぁ、こんな感性素敵だなぁと思ったり、この考え方は真似しないとなぁと思ったりもする。
このキツい時期はラジオのおかげで心の平穏を保っている。きっと。

マサムネさんの挨拶の優しさとか、源さんの思慮深さとか、松重さんの穏やかな語り口とか、凄い落ち着く。
オススメです。

もしかすると孤独は一人ではないって...いえる!


おしまい。

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